2024年4月19日(金)夜10時からスタートした、TBS系金曜ドラマ「9ボーダー」。
その第2話が、4月26日に放送されました。
第1話では、父親が突然家を出て行ってしまい、実家の銭湯に集まる3姉妹。
長女の六月は別居中の夫に離婚しようと言われ、次女の七苗は職場で重要な仕事を次々と任されるもモヤモヤさせられることばかり、三女の八海はなかなか進路を決められずにいました。
そんな日々モヤモヤを抱える三姉妹に、それぞれ気になる男性たちが。
六月の経営する会計事務所にやってきた新米会計士・松嶋朔。
七苗が帰宅途中に路上で歌を歌っていた、記憶を失った謎の青年・コウタロウ。
八海が高校生の時から密かに思いを寄せる、三姉妹の実家の近所に住む酒屋の息子・陽太。
これから三姉妹がそれぞれ抱える悩み、そして恋愛はどう進んでいくのでしょうか?
謎だらけのコウタロウの正体も気になります!
この記事では、「9ボーダー」第2話のあらすじと感想を、ネタバレありで解説していきます!
この記事は、ネタバレの要素を含みます。まだ内容を知りたくないという方はご注意ください。
4月19日放送の第1話のあらすじはこちらからサクッと確認できます↓
「9ボーダー」第2話あらすじ
「俺のこと、好きになっていいよ」と言われて以来、コウタロウ(松下洸平)のことが気になる七苗(川口春奈)。そんな中、記憶を失っているコウタロウに突如過去の記憶の断片が舞い降りてくる。その内容に動揺するコウタロウのために、身元を明らかにするべく七苗が動き出す。
一方、夫・邦夫(山中聡)から離婚を切り出されるも受け入れられない六月(木南晴夏)。そこに、痺れを切らした邦夫が職場を訪ねてくる。そんな六月を心配する松嶋(井之脇海)は・・・。
そして、立花(兵頭功海)からプロポーズの返事を急かされ悩む八海(畑芽育)は、訪れた占いの館で“あるアドバイス”を受ける。そんな中、立花が結婚の挨拶に大庭家を訪れ、そこに陽太(木戸大聖)が立ち会うことに・・・。
出典:「9ボーダー」公式サイト
突然失っていた記憶の一部を取り戻すコウタロウ。
動揺するコウタロウを心配し、七苗はコウタロウの身元を調べ始めます。
コウタロウの甦った記憶とはどんなものだったのでしょう?
夫に離婚を迫られるも、踏み切れないでいる六月を心配する松嶋。
交際0日婚を申し込まれ決心できないまま、相手の立花が結婚の挨拶に訪れ、それに立ち会うことになった陽太。
登場人物それぞれに大きな心情の変化が起こりそうな予感です!
「9ボーダー」第2話ネタバレあらすじ・感想
一緒にさがそう。
俺のこと好きになっていいよ。
コウタロウに言われた言葉を思い出し思わずにやける七苗(川口 春奈)。
そんな七苗でしたが、アルバイトの梅津(伊藤 俊介)に頼まれ、銭湯の掃除をすることに。
さらに六月(木南 晴夏)と八海(畑 芽育)と陽太(木戸 大聖)も掃除に駆り出されます。
前の日の夜、3人で派手に喧嘩し気まずい3姉妹でしたが、七苗が投げ捨てた指輪を六月が拾い七苗に返したことで、あっさりいつもの3人に戻るのでした。
掃除をしながら、家を出ていった父・五郎の話をする三姉妹。
最近は銭湯に来る客が減ってきていたと話す陽太。
経営が厳しくなったことが家を出た原因かと三姉妹は考えますが、五郎は銭湯経営を楽しんでいたと陽太は言います。
後継者問題も梅津がいるので問題なし。
借金もしている様子はなく、女性問題も可能性なし、ということで、五郎が家を出た理由はやっぱりわからないのでした。
派手に喧嘩し言いたいことを言い合ったことで、それぞれの気持ちを少しだけ理解し合った三姉妹。
互いに互いをフォローしあいます。
六月は、七苗の同期で既婚者子持ちの八木 千尋(奥村 佳恵)が頑張れるのは、働くシングルの七苗の存在があるから、と七苗を労います。
八海も
「お姉には仕事があるからいいじゃん。」
と七苗をフォローします。
わかってる。
今あるものに感謝だって。
でもどうしてもないものに目がいっちゃうの。
焦ってモヤモヤして。
だから彼氏いるフリなんてしちゃったんだと思う。
「分かるよ~!」
と言って、9ボーダーについて熱く語り出す六月。
マシンガントークの六月が面白い…!
出勤や出先までの道のりをわちゃわちゃ話しながら歩く三人は、路上で歌うコウタロウ(松下 洸平)にばったり出会います。
六月と八海をコウタロウに紹介する七苗。
互いに挨拶を交わしていると、突然コウタロウの腕時計のアラームが鳴り出します。
時間は8時30分。
いつもこの時間。何でだろう。
思いつめたような表情で呟くコウタロウ。
そんなコウタロウに、
一緒にさがそう。コウタロウさんの過去一緒にさがす。あなたが誰なのか見つけよう。
と七苗は力強く言うのでした。
コウタロウに惹かれ始めている七苗を止める六月。
近づいてはいけないダメ男の特徴を挙げ、「自分の情報を明かさない」コウタロウはやめた方がいいと猛反対します。
メッセージで激しくやり取りする二人に八海は
「好きってね、止められないんだよ。」
とコメントするのでした。
そんな六月の職場、会計事務所に六月の夫・邦夫(山中 聡)がやってきます。
慌てて居留守を使う六月。
事務員の盛岡が邦夫の対応をしている間に、仕分け表のチェックを六月に頼んでくるマイペースな松嶋。
そんな松嶋になんだかんだ言いながらも六月はちゃんと指導してあげるのでした。
六月が今夫と別居中なこと、別居は夫の浮気が原因であること、その夫に離婚を迫られていることなど、六月のプライベート情報を次々に聞かされて目を白黒させる松嶋。
さらに至近距離で仕事の指導をされ、六月にドキドキしてしまう松嶋なのでした。
年上上司にドキドキしてしまう松嶋くんが可愛い!
一方、立花から交際0日婚の返事を求められ、答えを見つけられずにいた八海は、占い師に占ってもらうことに。
貯金と結婚はできるうちにしておけ
というアドバイスをもらうのでした。
新しい店舗オープン時の目玉を作るため、外部にスイーツメニューの監修を頼むことになり、今話題のパティシエ・村沢亮に仕事の依頼をするため、七苗は福岡出張に行くことに。
新人の西尾(箭内 夢菜)にも同行を促しますが、その日は有給を取っていて病院に行くからと断られてしまいます。
病院なら仕方ないと出張は七苗一人で行くことに。
ですが西尾がその日、有給を取って美容皮膚科へ美容点滴をしに行くと同僚と話しているのを偶然聞いてしまいます。
ショックを受けつつも「有給はみんなの権利。」と自分に言い聞かせる七苗。
ですがモヤモヤは止まりません。
一人福岡へ出張、何とか村沢への依頼を終え一息ついたところへ、コウタロウから電話がかかってきます。
コウタロウは、
「タンシチューを作ったから食べに来てよ」
と七苗に言うのでした。
七苗はコウタロウに、今福岡に出張で来ていて、羽田に着くのが9時を過ぎてしまうため明日行くね、と伝えます。
疲れた顔で羽田空港を一人歩く七苗。
そんな七苗の前にコウタロウが現れます。
驚く七苗に笑顔で手を振り駆け寄るコウタロウ。
そしてタンシチューの入ったバッグを七苗に手渡すのでした。
捜索をする前に、先にお礼のタンシチューを受け取った七苗は、
「じゃあ明日一緒にさがそっか。」
とコウタロウに言います。
七苗のモヤモヤピークの時に必ず現れるコウタロウ!
もう探さなくていいよ
次の日七苗とコウタロウはさっそく警察に行ってみますが、それらしい情報はなく、届け出も出されていませんでした。
七苗は、近くの商店街の人にコウタロウのことを聞いて回ります。
なかなか情報が得られない中、揚げ物屋のおじさんが、コウタロウのことをチラッと見かけたと教えてくれます。
商店街を歩くコウタロウとすれ違い、ちょっと見かけない顔だな、道に迷ってるのかな、と思ったとおじさんは話すのでした。
揚げ物屋のおじさんがサービスしてくれたコロッケを二人で食べている所に、偶然陽太が通りかかります。
陽太の店で、陽太の母の
「あなたうちに来たかも。確かワイン買ってくれたはず。」
という情報を聞く七苗とコウタロウ。
それを聞いて、
コウタロウに突然ワインが割れる記憶が甦ります。
静かに目をつぶるコウタロウ。
そこにコウタロウを見たという人がさらに現れます。
その女性は、商店街の先の公園でコウタロウを見たと言い、誰かと電話で言い争っていて怖かった、と話したのでした。
「無責任なのはどっちだよ!」
と言って怒鳴っていたというコウタロウ。
何かトラブルでもあったのかと思ったという女性の話を聞き、コウタロウは突然公園の方へ走り出します。
コウタロウを追いかける七苗と陽太。
公園に来たコウタロウは、どこかツラそうに、
俺はずっとここに住んでて。
そのまま大人になって、今でもここにいる。
もうそういうことにしようかな。
もうそれでいいや。
と言って笑います。
だからもう探さなくていいよ。
俺ずっとここにいるから。
とコウタロウは七苗に言うのでした。
思い出すとツラくなる記憶なのでしょうか…?
八海、とうとう返事をする
コウタロウの作ったタンシチューを食べる三姉妹と陽太。
やっぱりその人怪しいしヤバい、とコウタロウのことを怪しむ六月と八海。
言い合う三姉妹でしたが、
やっぱり違う気がする。
と突然呟く八海。
占い師に「貯金と結婚はできるうちにしておけ」と言われたものの、やはりどこか納得できず、今も立花との結婚に答えを出せないでいました。
好きって何?
と突然聞きだす八海。
その人と一緒にいると笑える、笑顔になれる。
好きってそういうことよ。
と答える六月。
「断れよ。」
と陽太に言われ、とうとううなずく八海。
やっと断る決心をした八海でしたが、スマホにメッセージが届き、立花から「実家に挨拶しに行く」と言われるのでした。
「うちに来るって。一緒に謝ってくれる?」
とお願いしてくる八海に、何かしらの理由をつけて断る六月と七苗。
残った陽太に八海は必死でお願いするのでした。
そうして、八海と陽太が待つ三姉妹の実家に立花がやってきます。
ですがどうにもハッキリ断りの返事を切り出せない八海と陽太。
その上陽太はどういう訳か
「とりあえず飲みますか。」
と立花にお酒を勧めます。
そんな陽太に思いっきり顔をしかめる八海なのでした。
陽太、ハッキリ言ってあげて!
一方、六月は夫からの「もう一度話し合いたい。」という手紙を思いっきり握りつぶしていました。
六月に一から仕事を教わっている松嶋。
前回六月に指摘を受けたところをやり直し、やっと六月からオーケーをもらい喜びます。
机にはカップラーメンやコンビニおにぎり。
それを見た六月は松嶋を
「温かいご飯食べにおいでよ。」
と言って実家に誘います。
なかなか立花にプロポーズの返事を切り出せずにいた八海と陽太でしたが、六月と松嶋と話をしているのを偶然聞くという最悪な形で、断るつもりでいることがやっと立花に伝わったのでした。
当たり前と言うけど、当たり前じゃない
七苗は、ずっと行きたくてもなかなか予約が取れず行けなかったイタリアンのお店の予約がやっと取れてウキウキしていました。
さらに福岡へ出張に行き、スイーツ監修の打診をしていたパティシエの村沢より、前向きに検討したいとの返事が。
嬉しいことが続きます。
ですが、今日は絶対に残業せず予約したお店に行くと決めていた七苗の所に焦った様子の八木がやってきます。
上の子に続き今度は下の子が熱を出し吐いていると幼稚園から連絡があったため、今日部長と行く会食を代わってもらえないか
と言うのでした。
「えっ、今日…」
とさすがに言葉に詰まる七苗。
ですが、八木が他の人に当たってみるも誰も頼める人が見つかりません。
結局、八木の代わりに会食へ行くことを了承する七苗なのでした。
深くため息をつく七苗。
ずっと行きたかったやっと予約の取れたお店にキャンセルの連絡をし、キャンセル料も100%かかってしまうのでした。
泣きたいのをグッとこらえ、何でもない顔をして会食に出る七苗。
そんな七苗に上司の新浜は
八木はよくやってる。
キャリアと家庭両方こなして見事なもんだ
と褒めます。
複雑な思いを胸に抱きつつも同意する七苗。
一方、
新店舗を成功させてくれ
後輩を育てるのが七苗の仕事だ
と、七苗には、労うどころかさらに発破をかけてくるのでした。
会食の場でも、プライベートよりも仕事派だとか、一人で好きなように生きるのも今は自由だとか、好き勝手なことを言われて七苗はさらに傷つきます。
つらい時間でしかない会食をやっと終え、涙をこらえながら帰路につく七苗でした。
もう、ツラすぎます…!
一方、やっと立花のプロポーズを断ることができた八海。
立花に他に誰か好きな人がいるのか聞かれ、陽太が好きなことを知られてしまいます。
でも無理なんです。私じゃ。
と目を伏せる八海に、
思うだけじゃ無理だよ。伝えないと。
と立花は八海に言葉をかけ去っていくのでした。
同じ頃、松嶋は六月に今日のお礼を言って帰るところでした。
ご飯もごちそうになり、お風呂も入らせてもらったと喜ぶ松嶋に
いい上司でしょ?
と言う六月。
そんな六月に松嶋は
はい、かわいいです。
と答えるのでした。
今回の松嶋くんは胸キュン要素高めでした~
七苗は八木からの
「今日はありがとう。大丈夫だった?」
というメッセージに返信できずにいました。
「大丈夫じゃない」と送ろうとして送れず、ため息をつく七苗。
そんな七苗の前にコウタロウが現れます。
「七苗ちゃん、七苗さん、大庭さん…」
いつまでも呼び方が決まらないコウタロウに思わず笑ってしまう七苗。
そんな七苗に「元気ないね。」と言うコウタロウ。
私には仕事しかないのにさ。
後輩を育てるのが今の私の仕事。
それか代打。
それでも精一杯やってるつもりだけど、みんなやって当たり前扱い。
同期はみんな妻になったり、ママになったり、会社起こしたりしてるのに、私なんて自分が行きたいお店に行くことすらできない。
コウタロウに思いの丈を吐き出し、「なんだかな~。」とつぶやく七苗。
俺だってなんだかな~、だよ。
自分が誰なのか、何なのか調べても、ろくな話出てこない。
でも一生懸命そんな俺の事心配してくれて、仲間も助けてさ、えらいよ。
歌うコウタロウ。
当たり前と言うけど当たり前じゃない ~♪
コウタロウの歌に思わず涙が出る七苗。
そこに八木から電話がかかってきます。
今日はほんとにごめん。
ごめんね、いつも迷惑かけて。申し訳ないって思ってる。
謝る八木に、コウタロウの歌に背中を押されるように、七苗は本音をぶつけます。
大丈夫じゃない。
私だっていっぱいいっぱいで。
無理だって時もあって。
なのに何だよって。
でもこんな風に思う自分も嫌だし。
じゃあなんで千尋のこと手伝うのかなって思ったら。
一緒にがんばりたい。
つまり一周まわって大丈夫。
だからもうそんなに謝るな。
胸張ってお母さんして。
涙声になりながら自分の想いを八木にぶつけた七苗。
そんな七苗をじっと見つめながら、コウタロウは七苗の背中をポンポンと優しく叩きます。
そして
「七苗。」
と突然七苗のことを呼び捨てで呼ぶコウタロウ。
不意打ちで呼ばれ驚く七苗に、
「七苗って呼ぶって決めた。」
と言うのでした。
「呼び方やっと定まった。」と手をつないで微笑む合う七苗とコウタロウ。
一方、あつ子のバルに酒を納品した陽太はコウタロウの持ち物を拾います。
それを見て、コウタロウの持ち金が一億もあることに驚く陽太なのでした。
一億⁉コウタロウって何者…?
「9ボーダー」第2話ネタバレ感想・考察!よみがえるコウタロウの記憶…?まとめ
- コウタロウに惹かれ始め、コウタロウの過去を一緒に探し始める七苗。
- 電話で言い争っていたり、買ったワインを割ってしまったりと、コウタロウに関して出てくるのは不穏な情報ばかり。
- もうこのまま自分のことは探さないでいいかな、というコウタロウ。
- 六月の事務所にまでやってきて離婚をせまる夫とそれを拒む六月
- やっと立花からのプロポーズを断った八海
- コウタロウの持ち金は一億…?
記憶の断片が少しだけ取り戻したものの、まだまだ謎がいっぱいのコウタロウ。
しかも何やら不穏な気配もします…。
いったいコウタロウは何者なのでしょう?
謎は深まるばかりですが、恋愛の方はそれぞれ少しずつ進展しつつあり、今後の展開が楽しみです!