2024年4月19日(金)夜10時からスタートした、TBS系金曜ドラマ「9ボーダー」。
その第3話が、5月3日に放送されました。
第2話では、七苗とコウタロウがコウタロウの身元を調べ始めます。
ですが、わかったことはコウタロウに関する不穏な情報ばかり。
コウタロウ自身も、もう自分のことは調べずこのままでいいと思い始めます。
一方、陽太は偶然、コウタロウの持ち物からコウタロウの預金額を知ってしまいます。
その金額は…一億円以上!
コウタロウの謎がますます深まります!
この記事では、「9ボーダー」第3話のあらすじと感想を、ネタバレありで解説していきます!
この記事は、ネタバレの要素を含みます。まだ内容を知りたくないという方は、ご注意ください。
4月26日放送の第2話のあらすじはここから確認できます↓
「9ボーダー」第3話あらすじ
コウタロウ(松下洸平)との恋に浮かれる自分にブレーキをかけたい七苗(川口春奈)は、大庭家に集まる面々にそのことを相談する。まだ29歳、踏みとどまる必要はないと背中を押す六月(木南晴夏)。しかし複雑な思いを抱える陽太(木戸大聖)は、七苗が席を外した隙に六月や八海(畑芽育)たちだけに、コウタロウの私物に紛れていた1億円以上の預金残高が書かれた明細書のことを打ち明ける。
そんな中、いまだ離婚を先延ばしにする六月の前に、邦夫(山中聡)の浮気相手・萌香(さとうほなみ)が現れる。
出典:「9ボーダー」公式サイト
一方、七苗は有名パティシエとの新プロジェクトに携わることになったが・・・。
さらに、警察からコウタロウに「家族が見つかったかもしれない」との一報が入る。
コウタロウとの恋にブレーキをかけようとする七苗。
一方、偶然コウタロウの預金残高が一億円以上だと知ってしまった陽太は、コウタロウに惹かれていく七苗を心配します。
七苗を心配する陽太の気持ちもわかります!
コウタロウっていったい何者⁉
そして六月の前には、とうとう夫の浮気相手・萌香(さとうほなみ)が登場!
修羅場の予感です…!
「9ボーダー」第3話ネタバレあらすじ・感想
六月VS萌香
七苗(川口 春奈)はコウタロウ(松下 洸平)との恋に悩んでいました。
なんだかんだで最近入り浸っている実家。
七苗は、六月(木南 晴夏)、八海(畑 芽育)、陽太(木戸 大聖)たちに自分の恋のモヤモヤを打ち明けます。
ただ単に浮かれる恋に未来はない。
と自分に言い聞かせる七苗。
「もう29なんだから恋には慎重にならないと。」という七苗に、
まだ29、ブレーキ踏む歳じゃないよ。
と六月は言います。
コウタロウに会うと恋愛でうまくいかないダメループに気づけば陥ってしまっている、という七苗。
- 会えて嬉しくてついベラベラしゃべる。
- すぐ会いたいって言ってしまう。
- 別れる時もあっ、次いつ会える?って振り返って気にしてしまう。
仕事の電話で七苗が席を外した瞬間、七苗の恋のハマりっぷりにコメントする六月たち。
そんな中七苗を心配する陽太が話を切り出します。
この前偶然、コウタロウの荷物から預金残高が1億円以上あることを知ったとを陽太が話すと、驚く六月と八海。
下手に七苗を刺激すると逆効果になるかもしれないと、七苗には話さずしばらく様子をみることにするのでした。
七苗、コウタロウとの恋にかなりハマっちゃってますね…!
その日七苗の職場では、有名パティシエの村沢亮に仕事の依頼をしていた件で、試作するための材料を急遽その日中に福岡へ届けなければなりませんでした。
七苗はその日新入社員研修があり福岡には行けません。
代わりに新人の西尾が一人で福岡の村沢のところへ行くことに。
西尾はやや不適切な言動をすることがあるため、少し不安を感じる上司の新浜と七苗なのでした。
そんな七苗のスマホに八海からメッセージが。
コウタロウが七苗の実家の銭湯「おおば湯」にやってきたのでした。
六月と八海と陽太の三人で話をしているところに七苗が帰ってきて、コウタロウの預金のことがバレてしまいます。
四人でコウタロウのことを話していると、銭湯から出たコウタロウが七苗の実家の方に訪ねてきます。
ごめん、ちょっと話が。
と七苗に言うコウタロウ。
ですが、そんなコウタロウの横には、もう一人来客が。
もう一人の来客とは、六月の夫の浮気相手、萌香(さとう ほなみ)だったのでした!
とうとう修羅場が始まりました…!
六月の前に離婚届を突き出し、「別れてください。」と言う萌香。
離婚届を破り捨てる六月に萌香は新しい離婚届を出し、「判を押してくれるまで帰りません。」と言うのでした。
七苗、八海、陽太、コウタロウの目の前で、繰り広げられる修羅場は激しくなる一方。
そんな時、突然コウタロウが間に入ります。
「離婚はすごく大変だと、働いている店のお客さんが言ってました。
すごくお金がかかるって。
社会的制裁や経済的制裁なども受けて色々大変だって。」
コウタロウの話に、萌香もようやく引き下がり、「今日のところは帰ります。」と言って大人しく帰っていったのでした。
萌香に続き、大庭家を出るコウタロウ。
「話って…」と切り出す七苗に、コウタロウは、
家族が見つかったかもしれない。
と話すのでした。
警察から連絡があり、
北海道に両親と小さい子供がいるって。
シングルファーザーとか何とか。
だから会いに行ってみようと思ってる。
というコウタロウに、動揺を隠しつつ、「気になるから、連絡くれるかな?」と連絡先を渡す七苗。
「すぐにでも、また。」と言って、笑顔で去っていくコウタロウの後ろ姿を見つめ続ける七苗なのでした。
連絡をくれないコウタロウ
萌香が帰った後、六月は突然部屋の整理を始めます。
見かねて七苗と八海が声をかけると、「夫とは別れない。」と何度も繰り返す六月。
もう39。
次の出会いなんてないよ。
それに別れたくない。
紙切れ一枚、それが邦夫さんとの最後の繋がりなの。
失いたくない。
やり直せるって信じてる。
そう話す六月の表情は切実さと悲しみをたたえていて、七苗と八海はそれ以上六月に言葉をかけることができませんでした。
六月の切ない心情がひしひしと伝わってくるシーンでした…
次の日、七苗の職場には緊迫した空気が流れていました。
福岡の村沢パティシエの所へ食材を届けた新人社員の西尾でしたが、こだわって試作を重ねる村沢に
「客は若い子だから味なんてわからないと思いますよ。」
と言った上、村沢の名前を間違って呼んでしまったのでした。
その後すぐに村沢から
監修できない。
という返事をもらい帰ってきた西尾。
西尾からの報告を受け、七苗は西尾を連れてすぐに村沢へお詫びのため福岡へ向かいます。
ですが、村沢には会えず門前払いされてしまいます。
村沢の店に対して「会ってもくれないなんてひどくないですか?」と憤慨する西尾に、七苗もさすがに黙っていられません。
そもそも西尾さんが村沢さんに敬意を払ってなかったことが今回の原因。
関わる人が信頼し合い、その思いをお客様に提供するのが私たちの仕事。
そうでないとお店を出す意味も資格もない。
という七苗に、不満そうな態度で
「辞めろってことですか?」
という西尾。
「申し訳ありませんでした。」
と謝罪の言葉を口にするものの、反省している様子は全くありませんでした。
七苗の想いは西尾にはまったく届きません…
離婚が頭から離れず、職場でイライラが止まらない六月。
そんな六月にハーブティーを淹れてくれたり、マジックでお菓子を出してくれたりと、場を和ませてくれる松嶋(井之脇 海)。
そんな松嶋に少しだけ笑顔を取り戻した六月は、松嶋をバッティングセンターに誘います。
球が当たらなくて全然スッキリしない、と拗ねる六月に、小さい頃野球チームにいたと言う松嶋が指導してくれます。
松嶋の指導のおかげで球がバットに当たり大喜びする六月。
お礼に今度肉をおごる、と松嶋に約束するのでした。
あつ子(YOU)から連絡があり、バルを訪れる七苗。
あつ子のところにもコウタロウから連絡はないらしく、コウタロウに思いを馳せ寂しさを感じつつも、
私たちも前に進まないとね。
と話すあつ子に少しだけ元気をもらう七苗なのでした。
一回全部捨てて、また始める
六月の夫・邦夫(山中 聡)の職場を訪れる三姉妹。
行ってちゃんと伝える。
何で別れたくないのか。
やっぱりあなたが大事だって伝える。
強い決意を持って店の前に立つ六月。
邦夫の今の職場は、ファミリー向けの写真スタジオでした。
幸せそうに写真を撮りに来ている家族たちを複雑な気持ちで見つめる六月。
そして写真を撮る邦夫を見つけ、意を決して声をかけようとした瞬間。
邦夫と一緒に働く萌香の姿が。
二人で笑い合いながら撮った写真を確認する二人。
そんな二人を見て八海が
「旦那ってあんな感じだったっけ?」
とつぶやきます。
笑いながら客の子供と話す邦夫を見つめる六月。
前はあんな人じゃなかった。
普通の生活には興味ないって。
子供はうるさいから嫌だって。
あんな風に笑うんだ。
ホントの彼を知らなかったのは私の方だ。
邦夫に声をかけないままその場を後にした六月なのでした。
家に帰って来て人生ゲームをする三姉妹。
人生ゲームをしながら、今の現状を語る七苗と六月。
七苗は、コウタロウが音信普通なことを二人に話します。
六月は、「邦夫と家族になれなかった。この年で独り身か…。」とこぼします。
暗い表情になる姉2人を見つめる八海。
そして突然二人の間に移動してきて、「いるでしょ、ここに。」と言い出します。
お姉には私たちがいるでしょ?
むつ姉にはこの家がある。
七苗姉にも私たちがいる。
戻ってくればいいじゃん。
この家でギャーギャーやりながら「まだよ」って思えばいい。
まだ39。まだ29。まだ19。
それを聞いて八海に抱き着く姉2人。
「八海~!生まれて初めていいことを!生まれて初めてカワイイじゃ~ん!」
と言って両側から姉たちにギュウギュウ抱きしめられる八海なのでした。
そして人生ゲームをスタートからやり直す3姉妹。
まだまだこれから。
一回全部捨ててまた始める。
始めは自分の言いたいことだけを言ってけなし合ってた三姉妹が、どんどん互いを理解し仲良くなってきて微笑ましい…!
七苗と六月の決心
七苗は、監修の件で村沢に再度交渉したものの、やはり断られてしまいます。
ですが、西尾が別の料理研究家にオファーし、村沢と同等の知名度、影響力のある人物に監修を引き受けてもらえることになったのでした。
七苗が何度も福岡まで足を運び交渉を行っても監修を引き受けてもらえなかった一方で、西尾は料理研究家にスマホで直接DMを送りOKの返事をもらったのでした。
複雑な思いを抱えたまま通常業務に取り掛かる七苗。
気が付けば、自分のやりたいことは一切できていない現状をふと見つめます。
西尾の若さと比べ、「私たちなんてもう29になっちゃったしさ」と言う同期の言葉に、これまでの色々な思いがあふれ、突然決意を固めた七苗。
もうじゃなくて、まだ。まだ29。
と言い、そのまま上司のデスクへと向かい、退職する旨を伝えたのでした。
決断した七苗にも、辞めるタイミングにもしびれました!
七苗が会社を辞めることを八海から聞き驚く陽太。
そして七苗は銭湯の風呂掃除をしながら、思い切った決断をした自分の現状に向き合っていました。
さあ、これで何もなくなった。
一回全部捨てる。
また始める。
どうしよう。
今の私には何もない。仕事も。好きな人も。
自分で決断したものの、不安に押しつぶされそうになる七苗。
そこへ突然風呂の扉を開ける音が。
「ただいま。」
振り返ると、入ってきたのはおみやげを両手いっぱいに抱えたコウタロウでした。
泣きそうな顔でコウタロウに抱きつく七苗。
「何で連絡…」七苗が連絡をくれなかった理由を聞くと、コウタロウが番号を書いたメモを洗濯し粉々にしてしまい連絡ができなくなっていた、と話します。
家族にも会ったものの、どうやら間違いだったらしく、全然知らない人で、とりあえずおみやげだけ買って帰ってきた、と言うコウタロウ。
それを聞いて、張りつめていた糸が切れたようにその場に座り込む七苗。
コウタロウの話を聞きながらも、涙を我慢できない七苗。
それに気づいたコウタロウが優しく聞きます。
泣いてるの?
泣きながら「おかえり。」と笑う七苗に、コウタロウはキスをするのでした。
それを偶然目撃してしまう陽太と八海。
動揺する陽太に、「陽ちゃん大丈夫?」と声をかける八海。
「俺、いつもしくじるんだよな。」とつぶやく陽太に、八海は思わず後ろから抱き着くのでした。
一方、六月と松嶋は二人で焼き肉屋に来ていました。
おいしそうに焼肉を食べる松嶋。
そんな松嶋を笑顔で見つめた後、六月は意を決してその場で離婚届を書き始めます。
「いいんですか?」と聞く松嶋に、
「うん。」と返事をしながら、涙を流して離婚届を書く六月でした。
六月もとうとう決断しました!
「9ボーダー」第3話ネタバレ感想と考察!恋にブレーキの次女、長女は浮気相手とご対面⁉まとめ
- 実家に六月の夫の浮気相手が離婚を求めてやってきた。
- コウタロウは警察に家族が見つかったと言われ北海道へ。
- 七苗は今の職場をやめることを決めた。
- コウタロウが会いに行った家族は間違いで知らない人だった。
- 六月はとうとう邦夫との離婚を決断した。
とうとう六月は邦夫との離婚を決めました!
そして七苗も今の職場を退職することに!
二人とも心機一転、何か新しいことが始まりそうな予感です!
七苗とコウタロウは少しずつ距離を縮めてきています。
六月と八海の恋も今後進展していきそう…?