毎週金曜日よる9時からフジテレビ系列で放送されているドラマ『イップス』。
『イップス』第4話では、女性パティシエが、彼女が務める店のオーナーを殺してしまいました。
二人は付き合っていましたが、彼女へのオーナーの愛情を女性パティシエが理解していなかったからです。
なんと犯行はその果肉をお菓子に使うココナッツの外皮で、頭を殴打したというものでした。
さて第5話は、5月10日(金)よる9時から放送されます。
今回の事件には一体どんなふうに首を突っ込むのでしょうかね〜?
そこで、この記事では気になる『イップス』第5話のあらすじと感想を、ネタバレありで解説していきます!
この記事にはネタバレの要素を含みます。まだご視聴なさっていない方、ネタバレNGな方はご注意ください。
『イップス』第5話あらすじ
黒羽ミコ(篠原涼子)は、運転手を務める坂浦猛(渡辺大知)とともに小説のネタ集めのために裁判の傍聴に来ていた。大手建設会社による不当な圧力が原因で起きたとされる、建設現場での死亡事故についてその責任を争う裁判で、ミコがコメンテーターとして出演している情報番組でも取り上げていた注目度の高い案件だった。傍聴席についたミコは、坂浦の左に法廷画家と思われる男性・板野恭二(渡部篤郎)が座っていることに気付く。
裁判では、被告で発注元である大手建設会社、茄子原建設の弁護を担当するやり手弁護士・杉本浩紀(田中要次)が、施行計画書の合理性を主張。原告の梅坂工務店が利益を上げるために施行行程を省略した結果起きた事故ではないか、と主張し逆に原告側を追い詰めていた。
閉廷後、ミコたちは別の法廷へと向かった。ミコの弟・慧(染谷将太)が担当している、テレビドラマの制作現場で起きたパワハラ事件の裁判だった。この裁判でも法廷画を描く準備をしている板野の姿を見かけるミコたち。
同じころ、裁判所の屋上から男性が転落死するという事件が起きる。死亡したのは弁護士の杉本だった。通報を受け、現場に駆けつける森野徹(バカリズム)たち。傍聴を終え、慧たちと一緒に帰ろうとしていたミコは、森野の姿を見つけると早速この一件に首を突っ込む。現場の状況から怨恨による殺人の可能性が高いとにらんでいたミコと森野は板野から話を聞くが、板野の余裕な態度に苦戦していく……。
引用:イップス公式サイト
今回の犯人は法廷画家です。
一体どんなトリックなんでしょうか?気になりますね。
『イップス』第5話ネタバレ感想・考察!
いつものようにDMルームにて
1行だけ小説が書けたことを森野徹に報告する黒羽ミコ。
しかしことごとくダメ出しする森野。
色々と森野と接してきたのだから、もう少し何か書けたのではないかと思うのだけど。そこはイップスだから仕方がないのかな。
今回の犯人
場面は変わって、法廷画家の板野恭二のアトリエ。
後に今回の犯人になる人物です。
亡くなった妻を描こうとしています。
しかしなかなか描けそうにない様子。
妻の遺影に向かってこの絵は必ず完成させるからと、話しかける板野でした。
やっぱり年をとっても渡部篤郎さんは色気がありますね。
東京地方裁判所 鳥河支部
ミコは運転手の坂浦猛とともに社会的にも注目されている裁判を傍聴に来ていました。
その裁判で板野も法廷画家として傍聴していました。
次の裁判では傍聴する人も少なく、社会的にも全く注目されていない裁判。
しかし、ミコの弟である黒羽慧が弁護人を引き受けていました。
そこで慧のことを思いっきり褒めまくるミコでした。
その声が大きかったため、裁判官に注意を受けてしまいました。
この裁判にも板野らしき画家が法廷の絵を描いていました。
ところが、法廷が終わり、板野らしき人物が本物の板野に法廷で描いた絵を、ひと気のない階段で渡しました。
裁判所の屋上にて
実は、板野はミコたちが傍聴した最初の裁判が終わったタイミングで、その裁判で被告の弁護をしていた杉本浩紀弁護士を屋上へ誘い出していたのです。
板野が殺人を冒した動機
15年前、板野の妻が交通事故にあいました。
事故を起こした者を裁く裁判で、遺族となった板野は危険運転致死傷罪を訴えました。
しかし、杉本が弁護したことによって軽い刑となり、たった数年で刑務所から出所しました。
そして、再び事故を起こして死んでしまった。
いったい、どこにこの気持ちのやり場を持っていけばいいのか。
まだ妻の肖像画は描けていない。
そんな板野のことを取り合おうとはしない杉本でした。
そこで板野は自分が飛び降りてやると言わんばかりに端に立ちました。
その板野に杉本は馬鹿なことはやめなさいと近寄りました。
そして、板野は杉本を突き飛ばしました。
杉本弁護士を演じている田中要次さんは朝ドラの「虎に翼」でも、裁判を傍聴する人の役で出演していますね。
殺人現場に集まる捜査陣
森野徹も杉本が落下した現場に来ました。
その森野と、傍聴を終えたミコたちが出会いました。
事故と殺人の両面で捜査する警察。
しかし、調べるうちに建物から離れているため、誰かに突き飛ばされた可能性が出てきました。
行方不明になる森野
ところが彗が弁護を務めた法廷に確かに板野はいた。
このアリバイを崩さなくてはならない。
必死で考えるミコたち。
「板野はなんらかの方法を使ってアリバイの偽装をしたのよ。」というミコ。
杉本が被告の弁護をしていた時の裁判は左手でスケッチブックを抱えるようにして絵を描いていた板野。
そして、彗が弁護していた法廷では膝において絵を描いていて、描き方が違うことをミコは指摘しました。
描き方が違っていて、よく見ると髪の毛の色だって白髪と黒髪で違うのだけど、人ってそこまで注意深くは見ないのよね。ミコの言うとおりだわ。
しかしそれだけでは決定的な決め手にはなりません。
ミコにツッコミを入れる森野。
そんな森野をどっちの味方なんだ?と執拗に責めるミコ。
そして、コンビは解消ですと言い残し、森野はどこかへ行ってしまいました。
板野以外にも杉本のことを恨んでいた人がいた。
妻と娘を殺された榊という男が、その犯人を弁護した杉本に「何が精神鑑定だ!責任能力がないだの、ありえないだろ」と言って殴りかかろうとした、という出来事がありました。
実際にも、裁判官や弁護人などの裁判に関わった人たちは人から恨まれたりしないのだろうかと思ってしまいます。
どうやら、この榊という男が板野になりすまして法廷で弁護をしていた慧のことを描いていたようです。
その後、榊は自殺しました。
「これで妻と娘のところへ行ける」という遺書を残して。
どうやって慧を描いたのが板野ではないと立証したのか
法廷の時とは違うネクタイをした慧と共にミコは板野のところへ行きました。
そしてまだ色をつけていない法廷の絵に板野が色をつけることになりました。
すると、法廷では青いネクタイをしていた彗のネクタイを今している赤い色のネクタイと同じ色に描きました。
そして、裁判官になぜミコが注意を受けたのか聞かれても板野は答えられません。
そこで板野は観念し、自分が杉本を突き飛ばしたことを認めるのでした。
赤いネクタイは裁判が閉廷した後にミコから誕生日プレゼントとして彗に贈ったのよね。いいお姉さんで羨ましいと思ったけど、彗を産んだ時にお母さんが亡くなってたなんて、驚きだったわ。
また少しわかってきた森野について
実は8年前、ミコが書いた小説、「歪んだ十字架」を模倣した事件が発生して、その事件の担当者になった刑事が森野でした。
その件について色々と調べていた彗。
この模倣事件についてもこれから色々とわかってくるのだろうか。
さらにオマケ
『イップス』第5話ネタバレあらすじと考察!愛する妻を失った法廷画家が行った犯行とは?のまとめ
今回は法廷が舞台となる事件の話でした。
- 危険な運転をしたせいで妻を殺した者を、杉本が弁護したせいで軽い刑になってしまったと考えた板野は裁判所の屋上から突き落としてしまいました。
- その犯行時刻に、榊という、やはり杉本のことを憎んでいる男が板野になりすまして法廷の絵を描いていました。
- しかし、まだその絵には色が塗られてはおらず、板野は、本当は慧のネクタイを青にしなくてはならないところを、赤にしてしまった。
- さらに板野はなぜミコが裁判官に注意されたかについても答えられなかった。
- そこで、板野は白状した。という事件でした。