2024年4月19日(金)夜10時からスタートした、TBS系金曜ドラマ「9ボーダー」。
その第5話が、5月17日に放送されました。
第4話では、おおば湯が赤字続きで存続の危機と判明!
おおば湯を本格的に立て直すため、三姉妹が立ち上がります。
父・五郎からも「もうすぐカエル」とハガキが届いたけど、もうすぐっていつ…?
この記事では、「9ボーダー」第5話のあらすじと感想を、ネタバレありで解説していきます!
この記事は、ネタバレの要素を含みます。まだ内容を知りたくないという方はご注意ください。
5月10日放送の9ボーダー第4話のあらすじはここからチェック↓
「9ボーダー」第5話あらすじ
おおば湯を本格的に立て直すべく、いろいろな銭湯に通って研究を始めた七苗(川口春奈)。コウタロウ(松下洸平)とも思いが通じ合い、満ち足りた日々を過ごしていた。
その頃、離婚が成立した六月(木南晴夏)が家を引き払って実家に戻ってくる。さらに、あつ子(YOU)とコウタロウが住んでいるマンションが水漏れの被害に遭い、修理の間七苗とコウタロウが同居することに・・・!
そんな中、あつ子から招待券をプレゼントされた八海(畑芽育)は、陽太(木戸大聖)への気持ちを伝えようと、アミューズメントパークへ出かけることにするが…。
出典:「9ボーダー」公式サイト
やっと思いが通じ合った七苗とコウタロウ。
そんな二人がしばらくの間同居?
今回はふたりの仲睦まじいシーンがたくさん見られそうな予感です!
一方、八海は無事、陽太に自分の気持ちを伝えられるのでしょうか…?
「9ボーダー」第5話ネタバレあらすじ・感想
大庭家に居候するコウタロウ
おおば湯に一人の青年がやってきます。
おおば湯の常連客と鍵を探している七苗。
そんな七苗(川口 春奈)をしばらく見つめた後、青年はおおば湯を後にするのでした。
この青年はいったい何者なのでしょうか?
おおば湯を立て直す参考にするため、七苗は色々な銭湯を回っていました。
それにコウタロウ(松下 洸平)も付き合います。
二人で楽しく銭湯を回る二人。
風呂上がりに休憩しながら、七苗が書いたやりたいことあげてみたリストをのぞき込むコウタロウ。
やりたいことを次々に話す七苗とそれを楽しそうに聞くコウタロウなのでした。
そこにあつ子(YOU)から緊急事態だと電話が。
あつ子の店兼自宅が雨漏りし、修理の間しばらく住めなくなったと話すあつ子。
あつ子は元旦那の家に避難することになったものの、そこに付いていく訳にもいかず、コウタロウは三姉妹の家にしばらくの間居候することに。
ずっと片づけずに放置していた自分の部屋をあわてて片付け出す七苗なのでした。
離婚した六月(木南 晴夏)も、七苗に続き自分の荷物を実家へ運び入れていました。
それを手伝う陽太(木戸 大聖)。
そんな陽太に八海(畑 芽育)はそっけない態度を取ります。
おおば湯を売るという話で七苗と八海がケンカになった時、陽太が七苗の肩を持ったことにいまだ拗ねている八海なのでした。
八海に今度家出したくなったら自分の家に来るように言う陽太。
夜出歩くと心配すると言う陽太に「子ども扱いしないでよ。」と八海がさらに拗ねます。
そんな八海に、八海の両頬をつぶしながら「子供だろ」と笑って言う陽太なのでした。
この2人のお兄ちゃんと妹感がいつもとってもいい雰囲気!
コウタロウのために戸籍を作る方法を調べてくれたあつ子。
これからは自分で好きな名前をつけて、夢を見つけて前に進むようにとコウタロウの背中を押します。
コウタロウは自分の夢について考え始めるのでした。
三姉妹の家にさっそく居候にやってきたコウタロウ。
そのコウタロウも含め、七苗は姉妹におおば湯の具体的な立て直し案を話します。
サウナや酵素風呂をつくり、自宅の居間スペースをカフェに改装する。
銭湯を本格的に事業展開する。
未来に向けての目標だと話す七苗。
それを聞いて六月が経営面を請け負うと申し出、さっそく二人で具体的な計画を立て始めます。
ポツンと取り残される八海とコウタロウ。
盛り上がる姉二人を見つめながら、
私はお姉たちと違ってやりたいことないしさ。
あの二人は何だかんだやりたいこと見つけてガッて飛び込んでいくの。
何もない私はただそばで見てるだけ。
八海はコウタロウに話します。
そんな八海に、
俺もだよ。俺も何もないよ。夢。
と、七苗を少しうらやましそうに見つめて言うコウタロウなのでした。
みんなでアミューズメントパークへ
夜眠れず、のどが渇いて居間に行くコウタロウ。
居間には同じく眠れない六月がいました。
話しやすい雰囲気を持ったコウタロウに自分のことを話す六月。
離婚して、39歳、9ボーダー、40代目前。
今までは色んなもの一生懸命集めてきたけど、40代は捨てていきたい。
余計な強がりとか見栄とか、自分をよく見せようとするプライドとか。
そう話す六月に、
きっとまた誰かと出会いますよ。
すっきりした六月さんなら。
もう誰かそばにいるかも。
と言うコウタロウ。
コウタロウの言葉に六月は松嶋(井之脇 海)のことを思い出します。
彼は、いい私じゃなくてダメな私を見せられる。
でもこれ以上は進まない。
部下だし…。
と自分に言い聞かせるようにつぶやく六月なのでした。
寝坊して起きてきた七苗が居間に行くと、そこには朝食を作る八海と会話をしながらコーヒーを淹れているコウタロウがいました。
慌てて仕事にでかける六月には淹れたてのコーヒーが入ったタンブラーを渡すコウタロウ。
すっかり二人と打ち解けた様子のコウタロウを七苗は嬉しそうに見つめるのでした。
朝にコーヒーを淹れてくれるコウタロウが素敵すぎます!
あつ子に頼まれ、バルの手伝いをしに行く八海。
酒を届けに来た陽太に八海は挨拶だけして避けるような態度を取ってしまいます。
そんな陽太と八海の様子を見てピンときたあつ子は、八海にアミューズメントパークのチケットが入った封筒を渡します。
自分には全く可能性がないから、と尻込みする八海に、
好きなら「好き」って言う、嫌なら「嫌」も言う。
後悔しないように。
進め、19歳。
とあつ子が八海の背中を押します。
あつ子から勇気をもらった八海は、思い切って陽太を誘うことに成功します。
ですが、封筒を開けた陽太は「これみんなで行くってこと?」と何枚もあるチケットを見せてくるのでした。
結局アミューズメントパークへは陽太、八海、七苗、コウタロウ、六月、松嶋の6人で行くことに。
この前銭湯で意気投合した陽太は松嶋にも連絡して誘っていたのでした。
遊びを楽しむ6人。
なぜかビリヤードが上手なコウタロウ。
記憶がなくても体は覚えていたようで、「前にやったことがある気がする。」と自分でもよくわかっていない様子で言うのでした。
一方、八海にねだられ、陽太はクレーンゲームでぬいぐるみを狙います。
松嶋は羊のぬいぐるみを見てニュージーランドにいた頃のことを思い出し、コウタロウと陽太に話し始めます。
できればずっとニュージーランドにいたかったが、実家の税理士事務所を継ぐため帰国した。
今の仕事は半人前でまだまだがんばらないといけない。
海外で働くことが夢だったが、今は考えないようにしている。
と話す松嶋。
通りがかった六月もそんな松嶋の話を聞いているのでした。
松嶋をうらやましい、と言う陽太の話に、今度は七苗と八海が耳を傾けます。
サッカー選手になりたいと思っていた。
でも現実は普通の会社に入って、でも合わなくてやめて、今は実家の酒屋を継ごうとしてる。
夢を叶えられるのは才能あるほんの一握りの人で、それ以外は普通に暮らすしかない。
でも毎日働いて、飯食って風呂入って寝る。それだけで十分!
と今の自分の生き方に納得している様子の陽太に、松嶋が「素敵です。」と笑顔で返すのでした。
七苗と二人になり、「みんなすごい。」とつぶやくコウタロウ。
自分が何が好きかを知ってる。
やりたいことがある。
七苗もおおば湯を今新しくしようと頑張っている。
夢を追って先の先を行くすごい人。
と七苗に話すのでした。
自分と向き合い、静かに一人苦悩し続けているコウタロウが切ないです…
二人でバスケをしながら話をする六月と松嶋。
あなたには色んな才能があるんだね。
「もう」とか「まだ」とか線引きしない。
やりたいことはやる。
夢にボーダーはないよ。
と松嶋に話す六月。
そんな六月に
僕が今ここにいるのは、六月さんがいるからです。
ボーダーなしで追っていいなら、僕と付き合ってください。
という松嶋。
そして「次決めたら返事を。」と言ってゴールに向かってボールを投げるのでした。
八海の告白
「取るの結構かかったぞ。」と言いながら八海に羊のぬいぐるみを渡す陽太。
「別にそこまでしてほしい訳じゃ。」と言う八海に、
「ホント素直じゃないね、君は。」と陽太は笑って言います。
行ってしまおうとする陽太に、八海は一大決心をして、プリクラを一緒に撮ろうと誘います。
プリ機の操作をしながら、
ずっとそばにいてくれたよね。
お父さんは店番でお姉たちもいない時、陽ちゃんがそばにいてくれた。
といつになく素直に話をする八海にとまどいながらも嬉しそうにする陽太。
撮影が始まり、ポーズを取る二人。
そして撮影の途中で、
陽ちゃん、好き。
陽ちゃんのことが好き。
とうとう八海は陽太に思いを伝えます。
驚いて何も言えずにいる陽太に、八海は「大丈夫。返事はわかってる。」と言い、そのまま撮影を続けるのでした。
家に帰ってひとり泣く八海。
胸には陽太の取ってくれた羊のぬいぐるみを抱きしめています。
そして傍らにあるテーブルには、今日陽太と撮ったプリントシールが置かれてあるのでした。
一方、六月も自分の部屋で今日あった出来事を思い出していました
「次決めたら返事を。」と言い松嶋が放ったボールは、ゴールからはずれてしまいます。
「あ~!」と叫んでその場にうずくまる松嶋。
何でこういう時俺は外すんだよ!もう何で?あ~っ、もうやりきれない!もう!
と子供のようにくやしがる松嶋に笑いがこぼれる六月。
思わず「ちょっと考えさせて。」と言ってしまいます。
それを聞いた松嶋は「えっ?」と嬉しそうに笑顔を見せるのでした。
「良くないでしょ!部下なのに!」思い出して叫び出す六月。
なぜあんな返事をしてしまったのか、後悔の念に暴れ出す六月なのでした。
喜怒哀楽が激しい六月と松嶋。お似合いです!
そんな六月の出す激しい物音を聞きながら居間でパソコンに向かう七苗。
いつの間にかパソコンの前で寝てしまいます。
そんな七苗に、コウタロウが「おはよう」と言ってコーヒーを淹れてくれるのでした。
そして七苗は、練りに練って作成したおおば湯の事業計画書を持って銀行へ。
おおば湯をスーパー銭湯にリニューアルするための融資相談に向かうのでした。
ですが結果は、銀行から融資はできないと言われてしまいます。
この計画では集客が見込めないという銀行側の判断でした。
お風呂に入りながら六月と八海が七苗の報告を聞きます。
そしてコウタロウもその話を男湯から聞いているのでした。
「七苗、今日おおば湯休みだよね?」洗い物をする七苗に声をかけるコウタロウ。
七苗が振り返ると、そこにはスーツを着たコウタロウが。
驚く七苗にコウタロウは「今日ちょっと行きたいところがあるんだけど一緒に来てくれる?」と言うのでした。
見つかった夢
陽太がスノボに乗っているとあつ子に会います。
少し元気のない陽太に、予言すると突然言い出すあつ子。
まだ若いうちは大事なものは遠くにあると思う。
もうちょっと年齢いくと大事なものは近くにあるって気づく。
そして、もっと歳を重ねると大事なものは自分の中にあるって気づくの。
何の話だかいまいちわかっていない陽太に、
だからその時、君の隣に誰がいるかまだまだわからない。
答えはゆっくり出せばいい。悩め。29歳。
と言って立ち去るあつ子なのでした。
今回のあつ子さん、コウタロウ、八海、陽太と、悩める若者たちの背中をたくさん押してます!
イタリアンレストラン「ネロ」に行くコウタロウと七苗。
ここは、七苗のやりたいことリストに書かれていたレストランでした。
七苗が前に日本で一番行きたいとコウタロウに話したレストラン。
そして、仕事をやめる前、やっと予約が取れたにも関わらず同僚に接待の代打を頼まれ泣く泣くキャンセルしたあのお店でした。
「ランチなら予約が取れて。」と言うコウタロウ。
スマートにエスコートしてくれるコウタロウに嬉しい反面、コウタロウが別人のように見えてしまいとまどいを隠せない七苗。
七苗の様子がいつもと違うことに気づき、「どした?お腹すいてない?」と心配するコウタロウに、
「コウタロウさんがいつもと感じが違って、ちょっと不安になった。」と本音をもらす七苗。
七苗の言葉にいまいちピンときていない様子のコウタロウに、七苗は「何でもない」と言い、さっそく料理を口にします。
おいしい!と喜ぶ七苗に、コウタロウは「ただその顔が見たかっただけ。」と嬉しそうに言うのでした。
楽しく料理を味わう二人。
「やりたいことリスト、またひとつかなえられた。」とリストをチェックする七苗を優しく見つめるコウタロウ。
今度は七苗がコウタロウに「この後行きたいところがあって、一緒にきてくれる?」と言います。
七苗お気に入りの景色のいい場所へ来る二人。
「キレイ」と喜ぶコウタロウに「その顔が見たかった」と七苗は笑って言うのでした。
あれから私考えてみたんだけど、私の夢ってなんだろうって。
おおば湯を新しくするのは、夢じゃなくて現実。
何とかしないとなくなっちゃうから。だからとにかく動いてるだけ。
現実ではなく夢の方は、
こんな風にキレイな景色見て、ほんのちょっと気持ちが動くことを探せればいいかなって。
過去は関係ない。今動くこと。
ほんのちょっと楽しいって思える何か。
七苗の言葉に、自分の夢についてずっと考えていたコウタロウは、楽しいって思える何か、気持ちが動く何かを考えます。
毎朝8時半、時計が鳴って今までは気が重かった。
でも今はこの時間にコーヒーを淹れる。
それを飲んでみんなの一日が始まる。
あの時間は楽しい。毎朝楽しい。
と話すコウタロウ。
ささやかだけど、コウタロウはやっと自分の夢らしきものを見つけます。
そんなコウタロウに、七苗は「何だ、もうちゃんと見つけてるんだ。」と笑って言うのでした。
七苗をじっと見つめた公太郎は、「今気づいたよ。七苗が教えてくれた。」と言って七苗にお礼を言います。
そして七苗にキスをするのでした。
あつ子にバルで働かせてもらうようお願いする八海。
陽太に告白したこともあつ子に報告します。
これをきっかけに、前に進めることを何かしたくなって。
とどこか少し迷いがなくなった顔で言うのでした。
「料理好き?」と聞くあつ子に、「かわいくするのが好きです。」という八海。
「じゃ、そこから始めてみよっか。」というあつ子でした。
陽太への思いとともに、ずっと立ち止まったままだった八海。
告白をきっかけにやっと前に進み始めます!
一方、六月は松嶋に告白の返事をしていました。
やっぱり始められない。
一緒にいるといつの間にか笑ってるし、そういう所にも惹かれる。
でも今の状況じゃ…。ごめんなさい。
松嶋の告白を断る六月。
そんな六月に、
じゃあ一緒に海外に行きませんか?
僕が働いていた公園。あの大自然の中で六月さんと一緒にいられれば僕は…
と期待したような笑顔で言う松嶋なのでした。
めげない松嶋くん、どこまでもマイペースです!
朝8時半。
コーヒーを淹れるコウタロウ。
そして八海は、あつ子さんのバルで働くことを姉2人に報告します。
料理の勉強したくてさ。
そうすればいつかおおば湯で働けるでしょ?
むつ姉が経営を見て、七苗姉が店の責任者。
で、私が食べるものを出して、コウタロウがコーヒーを出す。
と言う八海に、「それ賛成。」と笑顔のコウタロウ。
そんな話をしている中、突然、玄関のドアを開く音がします。
「ただいま~!」と今まで姿を消していた父・五郎が突然帰ってきたのでした。
「9ボーダー」第5話ネタバレ感想と考察!七苗とコウタロウが同居⁉まとめ
- 謎の青年がおおば湯を訪れる。
- あつ子の店が雨漏りしてしまい、しばらくの間コウタロウは大庭家に居候することに。
- 八海がとうとう陽太に告白。
- 松嶋も六月に告白。
- 八海はあつ子のバルで働くことになった。
- 父・五郎がとうとう帰ってきた!
今回は八海が陽太に、松嶋が六月にとうとう告白!
どちらも見応えたっぷりな胸キュンシーンでした!
ずっと陽太への思いを抱え、募っていく思いを吐き出せず辛そうだった八海が、ついに思いの丈を陽太に伝えたシーンにはグッときました。
そして告白と同時に自分のやりたいことがクリアになり、前に向かって進み始めた八海に大きなエールを送りたいです!
八海と対照的な、松嶋くんの思い立ったら即伝える!的な告白も見ていてスカッとしました!