NHK朝ドラ『らんまん』でも共演した神木隆之介さんと浜辺美波さんが主演の『ゴジラ-1.0』が11月3日に公開されました。
『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『永遠の0』で知られる日本映画希代のヒットメーカー山崎貴さんが監督を務めます。
山崎貴監督率いるVFX担当のチーム白組が今回も参加!
一部本編のネタバレに踏み込む記述があるため、鑑賞前の方はお気をつけください
映画『ゴジラ-1.0』あらすじ
焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。ゴジラ七〇周年記念作品となる本作『ゴジラ −1.0』で監督・脚本・VFXを務めるのは、山崎貴。絶望の象徴が、いま令和に甦る。
ゴジラ-1.0 公式サイト
戦後間もない1946年という、日本が絶望の淵から立ち直りきれていない時代にゴジラが襲来するという残酷な舞台設定。
このような状況をどのように打破するのか全く想像がつきません…。
人間が米粒に思えるようなゴジラの迫力がすごい…!
映画『ゴジラ-1.0』のレビュー
ここから、私が実際に本作を鑑賞した上での感想をまとめていきます!
これがほんとに日本映画!?圧巻の映像クオリティ!
ハリウッド超大作に比べると日本は映画にかけられる予算が少ないことはもはや周知の事実です。
外国人が日本映画の製作費を聞いて驚くというのはよくある話…。
しかし、今作『ゴジラ-1.0』はそんなハリウッド映画と比べても引けを取らない凄まじい映像のクオリティがあると自信をもって伝えられます!
海上と銀座にてゴジラに襲撃されるシーンは恐ろしいほどのリアリティでこんなこと現実には絶対に起こって欲しくないと震えあがるほどでした。
人間を踏みつぶし、口から吐き出す熱線によって一瞬で銀座が焼け野原になってしまいます。
全身がスクリーンに収まらないくらいのサイズ感で歩いてきて、足を一歩踏み出すたびに地鳴りのような迫力を感じました。
このスケールを体感するには、IMAXや4DXなど大きい映画館がオススメ!
誰もが知っているあの音楽。ゴジラのテーマが流れる瞬間!
ゴジラといえば、あのおぞましいテーマソング。
ゴジラを見たことがなくても知らない人はいないはず!
ゴジラ映画といえば、あの曲をどこで流すかがひとつの大きな見せ場となりますが、今作はそれが流れるタイミングがこれ以上ないほど完璧でした!
なかなか対策を講じない日本国家に痺れを切らして、民間人が結託し作戦を練って、ゴジラと対決するのですが、満を持して流れるゴジラのメインテーマに思わず鳥肌が立ってしまいました。
意外とメインテーマの有名なフレーズが流れるのはこの1回だけだったのですが、他のシーンで程よく焦らすように、イントロだけ少し流したりと音楽の使い方も緩急をつけていたので、クライマックスであのフレーズが流れた瞬間には誰もが興奮したのではないでしょうか!
誰もが楽しめる王道ストーリー!
2016年に公開された『シン・ゴジラ』はセリフが早口でまくし立てられていたり、字幕の情報量が多かったりと一回の鑑賞ではそのすべてを消費することはかなり難しかったと思いますが、今作に関しては子供から大人まで楽しめる分かりやすい王道のストーリーになっていると思います!
山崎監督は『シン・ゴジラ』は特別すぎて真似したら勝てないと思ったらしいです!
特攻隊員だった敷島浩一 ( 神木隆之介)は機体に故障があったと嘘をついて、太平洋戦争を生き延びてしまい、人々から恥知らずと罵れてしまいます。
そんな中、ゴジラの襲撃によって狼狽え、狂気に陥りかける敷島でしたが、民間人たちの結託により自分にとって終わらない戦争の残り香と決別すべく再び機内に乗り込むという展開です。
ゴジラに向かって特攻を仕掛ける敷島は、咄嗟のところでパラシュートを開き、目的を果たした上で生き延びたのでした。
それはあまりに、命を粗末にしてきた戦時中の日本軍に対するひとつのアンサーとも言える決断です。
ただ、この行動自体が戦争を賛美しているのと変わらないのでは?
という意見もありますね…。
この通り、尊厳を失った男が再び立ち上げるというストーリーは幅広く受け入れらると思いますが、大味な展開に人によっては物足りなさを感じるかもしれません。
ただ、前述の通りそれをもって余りある映像表現があるので、ぜひ映画館で観ていただきたい作品です!
『ゴジラ-1.0』ネタバレあらすじと感想 らんまんコンビの共演と恐怖のVFXゴジラが話題!まとめ
- ヒットメーカー山崎貴監督により圧巻の映像表現が堪能できる作品
- ゴジラの迫力が凄まじく恐怖を感じるほど
- メインテーマが流れる瞬間がこれ以上ないタイミング
- 王道のストーリー展開に多くの人が楽しめる作品
とにかく『ゴジラ-1.0』は映像表現とゴジラの存在感が凄まじい映画です。
自宅のテレビで鑑賞すると面白さが目減りするタイプの作品かもしれないので、リアルタイムで大きい映画館での鑑賞をオススメします!