2024年4月14日(日)よる9時よりスタートした、TBS系日曜劇場『アンチヒーロー』を、最終回まで全話解説していきます!
主演の長谷川博己さんが殺人犯をも無罪にしてしまうアンチな弁護士を演じる、完全オリジナルストーリーです!
第6話、冤罪の判断を下した3件の事件の裁判官は、養護施設で優しそうな笑顔を見せていた瀬古判事でした。
12年前の事件を早急に解決に導いたのは伊達原検事正でした。
この2人が黒幕なのか、、?
まだわかっていないことは、緋山は12年前の事件とどんな関りがあって、江越と言う人物は誰なのか?
桃瀬礼子という人物も12年前の事件と関わりがあるのか?
そして、志水と緋山が犯人でないとしたら、真犯人は誰なのか、、?
ここからは、5月26日(日)放送の第7話のあらとすじを、ネタバレありで詳しく解説していきます!
ネタバレが含まれますので、まだ内容を知りたくないという方はご注意下さい。
『アンチヒーロー』第7話あらすじ
明墨(長谷川博己)の真の目的についに辿り着いた赤峰(北村匠海)と紫ノ宮(堀田真由)。
次なるターゲットの闇を暴くことで炙り出される、12年前の驚愕の真実とは!?
アンチヒーロー公式サイト
いよいよ12年前の真実が明かされますね!
とにかく、目が離せません!
『アンチヒーロー』第7話ネタバレと感想
瀬古判事と伊達原検事正がバーのカウンターにいます。
瀬古は、明墨の狙いが自分にあることはわかっているが、「そもそも、つかまれるしっぽがあるとお思い?」と伊達原に尋ねます。
「ハハハ、そうでした、公正で厳格な瀬古判事にはいらぬ心配でした」と伊達原。
瀬古が、富田議員のことでのお礼を言うと、伊達原は、厄介払いできたほうが良かったのではないか、尽力するところを間違えると痛い目をみる、「みんなにいい顔するのも大変ですよねえ」と言いました。
瀬古がみんなにいい顔をしているってことでしょうか?
明墨の作戦
明墨の事務所で青山が説明します。
現法務副大臣・加崎達也(相島一之)は、最高裁判事の座を見据えている瀬古にとって、太いパイプを持っておきたい相手。
富田と加崎は同じ派閥のライバル関係だったが、富田が失脚した今、加崎の次期法務大臣は確実とされている。
赤峰と紫ノ宮も、これまで調べてわかったことを説明します。
その加崎にとって何度もスキャンダルをつかまれている邪魔な存在の沢原に、上田を使って情報漏洩の罪を着せた。
司法のお偉方に顔がきく加崎は、沢原の有罪が確実になるよう裁判官・瀬古に手を回した。
沢原を無罪にするには、瀬古と政治家との繋がりを暴くしかない。
しかもこれは、赤峰が気にかけている松永の再審を勝ち取ることにもつながる。
明墨は「瀬古には、それ相応の報いを受けさせる。弾劾裁判だ!」と言いました。
弾劾裁判とは、普段人を裁く側にいる裁判官が裁かれる側になるもの。
事例は過去に数人でかなりハードルが高いことを心配する赤峰ですが、明墨は言います。
「当然ながら証拠が全てだ。金と欲で成り立つ世界はもろい、小さな風穴一つであっけなく崩れ去る」
日本経済法務会・初夏の集いに富田が乱入
ソプラノ歌手の歌声が響くなか、瀬古が加崎に耳打ちします。
「目障りな弁護士がいます。今、沢原の弁護を担当していて、、」
「明墨ですか、上田から聞いています」と加崎。
司会者が集いのゲストである加崎の紹介を始めた頃、会場内にいる白木が隠しカメラを回します。
外で待機している赤峰と紫ノ宮が、わなわなと身体を震わせながら到着した富田を確認し、会場内にいる明墨に報告。
明墨が瀬古の背後から声をかけると、瀬古は不愉快そうにします。
加崎のスピーチが終わり会場内が大きな拍手に包まれた時、「瀬古!瀬古はどこだ、瀬古!」と富田が乱入してきました。
富田が明墨といる瀬古を見つけ「やはり、そうか、さんざん世話してやった恩をあだで返すとはな、、」と言います。
瀬古が「何のことか、、」と言うと富田は「しらばっくれるな!」と。
瀬古が富田を促し会場から出ていき、2人で別室へ行きました。
富田は、瀬古が悪徳弁護士・明墨と結託して、邪魔になった自分を政界から追いやろうとした、正一郎もろとも罠にはめたのでは、、と言います。
明墨さん、それでわざわざ瀬古さんの側にいたの?
そして、次期法務大臣・加崎にせっせと顔をうりにきたのだろうと。
それに対し瀬古は「先生を釈放するために、私がどれほど尽力したかお忘れですか?このパーティーには仕方なく個人として参加しただけです」と言いました。
外で聞いている青山さんも苦笑い、、バーで伊達原さんが言っていた意味がわかりましたね。
この部屋にカメラが回っていることも知らずに瀬古は続けて言います。
本当に法務大臣にふさわしいのは富田だと、だから検察内部にまで手を回して起訴を取り下げさせたのだと。
その様子を見ている明墨たちの予想通り、富田の釈放には瀬古が絡んでいた。
明墨は、瀬古にとっては富田とのつながりは今や汚点、にも関わらず切り捨てられないのには訳があると言います。
「瀬古にとって富田は地雷だ」と。
忠実な人間・秘書の小杉
明墨は勾留中の小杉を訪ねていました。
「実は、あなたのことをお助けしたいと思いましてね、だってそうでしょう?あなたは無実なんですから」
最初は反発していた小杉ですが、富田はありとあらゆるコネを駆使し釈放された、不起訴が決まるのも時間の問題、そしてなぜ秘書・小杉をなぜ一緒に釈放させなかったのか、、、それは政治家が良く使う「全て秘書が一人でやりました」のためだと言うと、顔色が変わってきました。
その後、明墨の事務所で小杉から話を聞くことができました。
富田と瀬古の間にワイロの受け渡しがあったのは間違いないが、この件に関しては一切我々秘書には関与させなかった。
なので証拠になるようなものはないと言う。
そこで、赤峰が松永の事件のことを聞きます。
松永の友人の一人は、富田が金を配って証言を変えさせていたと認めているというと、しばらく黙っていたが、「富田の指示で私が彼らに金を渡しました」と言いました。
赤峰がそれを証言して欲しいと言うと難色を示しましたが、明墨の説得で了承しました。
赤峰は松永にその事を報告に行きました。
赤峰さんも松永さんも嬉しそうですが、若手検事・菊池に写真を撮られていますよ、、
伊達原は菊池の撮った写真を見て、小杉を釈放したのは明墨だと知り、瀬古と相談します。
その後小杉から明墨に電話が入り、証言のことはなかったことにしてほしいと言われてしまいました。
加崎陣営の秘書になっていたのです。
明墨は沢原の手を借りたいと言いました。
明墨、富田を訪問
明墨は富田に、「あなたを助けに来たんです。そろそろお分かりでしょう、本当の敵が誰なのか」と、瀬古と小杉が一緒の写真を見せました。
ん?小杉さん?
そして、富田に説明をします。
彼らは最初からあなたをはめるつもりだった、あなたに見切りをつけ加崎につくことを決めていた、だから正一郎さんの裁判を利用した。
正一郎の裁判の時の動画は、小杉の自作自演だと、結果逮捕はされるが、瀬古が無罪にする算段になっていた、瀬古が富田を一度釈放させたのは油断させたにすぎない、瀬古は今、あなたの再逮捕に動いている。
信用しない富田に、沢原の出番です。
週間大洋の元副編集長・沢原が今度は説明をします。
取材元の情報によると、数日以内にご自宅に家宅捜査が入ると思われますと。
そして明墨が、瀬古は検察のトップとつながっている、いつでもあなたへの逮捕令状を出すことができる、そしてあなたを陥れようとしているのだと言いいます。
富田が「何のためにだ?」と言うと、「決まっているじゃないですか、加崎の地位を確実なものにするためです」と明墨。
「今ならまだ間に合います、やられたらやりかえすんです!そのための材料をあなたは持っているんですから!」
これ全部、本当の話なのだろうか、、
裁判を終えた瀬古のところへ明墨がやってきて、最後に確認したいと言います。
「全てお話いただけませんか?ご自分の罪を」と言う明墨に瀬古は「ばかばかしい、、」と。
明墨は、瀬古がボランティアをしている養護施設の子供たちの前で堂々と胸を晴れるのか、「人は過ちを犯す、だけどその過ちを正すのもまた人と、先ほどの裁判でおっしゃっていたじゃありませんか」と言いました。
瀬古は「私は裁判官です、罪を裁くことはあっても罪を犯すことは、ない」と言いました。
富田の告白と瀬古の汚職
富田は、瀬古に賄賂を渡し、息子の犯罪のもみ消しなどいろいろと便宜をはかってもらっていた。
その代わり、瀬古を最高裁判所の判事に押し上げる約束だった。
その証拠となる書類も本人が出してきました。
青山が、菊池検事が事務所周辺をうろついていると言い、菊池の報告が伊達原を通して瀬古の耳に入っているという。
明墨はそれを承知で小杉を事務所に呼び出し、わざと写真を撮らせていた。
焦った瀬古が加崎に泣きつき小杉を抱き込んだ。
そして富田は孤立し疑心暗鬼になり、弱さを露呈した。
東京高等裁判所長官から瀬古は、弾劾裁判の訴追請求が受理され、近く、委員会が審議に入ると言われました。
瀬古は伊達原へ泣きつきました。
伊達原はたいへんなショックをうけていると言いました。
公正な裁判官であるあなたが地位と金に目がくらみ、自分の出世のために無実の人間を有罪にしていたなんてねえ、、
瀬古は、すべてが伊達原の教えであり指示であったと言いますが、「はて?」と伊達原。
そして、もうなすすべがないと、瀬古を見捨てました。
瀬古は、最後の手段とばかりに、12年前のことを話すと言いましたが、伊達原は「どうぞ、今のあなたの言葉を信じる人がどれくらいいるでしょうか?」と切り捨てました。
やっぱり、黒幕は伊達原、、
瀬古が一人で法廷にいると明墨がやってきます。
瀬古は明墨に、女であるがゆえの立場の不平等さをぶつけ、だから自分が上にあがって成果をあげるしかない、この国を変えるために必要なことをやったまで、と言います。
明墨は、沢原も同じだと、正しいことをしようとしたのに、邪魔に思った男たちによって無実にも関わらず、犯罪者にされ、そしてその彼女をあなたは陥れようとしたと。
そして「あなたの誇りを踏みにじった男たちと今のあなた、どっちがマシなんでしょうね」と言い、裁判の公正を象徴する八咫の鏡をかたちどった裁判官バッジをつける資格はもうないと言い放ちました。
一気に12年前の事件まで進むが、、
富田の全面自供により、世論も動き、瀬古の弾劾裁判は異例の速さで進められました。
沢原は無実になり、そして、松永も無罪!
松永さんの再審では、赤峰弁護士の成長ぶりを明墨さんも見守っていましたね!
判決後、赤峰が自分の力不足で時間がかかってしまったことを謝ると、松永は、「ずっと人生終わったって思っていた、誰のことも信用できないって諦めていたが、誰かを信じていいんだなって思えた」と泣きながらお礼を言いました。
ニュースで12年前の事件の冤罪の可能性が報じられました。
明墨が沢原に頼み、マスコミを使って志水を再審に持ち込もうとしたのです。
しかし、面会にきた明墨に頑なに志水は、再審はしない、もう来ないで欲しいと言います。
紗耶の写真を出しても見ようとせずに、自分は大きな罪を犯したと言います。
明墨は、「あなたは明日死刑になるかもしれないが、紗耶ちゃんはこれからずっと殺人犯の娘として生きていかなければならない。それは、死刑を迎えるあなた以上に酷かもしれません。あの子を守れるのはあなただけなんです!」と訴え、
「私があなたを必ず無罪にしますから」と言いました。
少し志水に届いたように見えましたが、、
明墨は、ニュースを見て寝込んでしまっている紗耶に会いに行き、12年前になにがあったのかすべて話すと言いました。
緋山に赤峰が、、
明墨に緋山から「江越の居場所がつかめました」と連絡が入りました。
翌日事務所で会う約束をしますが、緋山のアパートに赤峰がやってきます。
証拠隠滅したはずの血痕のついた緋山の作業着を持って、「もう逃しませんよ」と赤峰。
え~⁈それって赤峰さんの正義?大丈夫かな、、
『アンチヒーロー』第7話ネタバレあらすじと考察!瀬古の闇を暴き12年前の真相が明かされる‼まとめ
- 瀬古と伊達原がなにやら密会
- 明墨の作戦は瀬古と政治家の繋がりを暴き弾劾裁判を!
- 富田が加崎のパーティーに乱入し瀬古を追い詰める
- 富田にもいい顔する瀬古
- 小杉が自白後、加崎陣営の秘書に
- 孤立した富田を揺さぶる
- 富田の全面自白で瀬古がピンチ
- 瀬古が伊達原に泣泣きつくが、切り捨てられる
- 瀬古の弾劾裁判の後、沢原と松永は無罪に
- そして12年前の事件の冤罪の可能性が報じられる
今回、12年前の真実とまではいきませんでしたが、だいぶ近づきました。
でも、緋山との繋がりがまだ見えません。
江越という男を探すためだけなのか、誰かの身内なのか、、
そして江越という男、12年前の事件の何か重要な証拠を握っているのか、それとも犯人なのか、、
黒幕はやはり伊達原でしょうか、、手強そうですね。そして次こそ、明かされそうです!