2024年4月14日(日)よる9時よりスタートした、TBS系日曜劇場『アンチヒーロー』を、最終回まで全話解説していきます!
主演の長谷川博己さんが殺人犯をも無罪にしてしまうアンチな弁護士を演じる、完全オリジナルストーリーです!
第7話では、明墨たちの作戦がうまくいき富田が全面自供、瀬古は弾劾裁判に、松永と沢原は無罪になりました。
沢原のおかげで、12年前の事件の冤罪の可能性も報じられました。
そして、緋山が江越の居場所がわかったと明墨に連絡をして部屋に帰ると、赤峰がやってきました。
手には、処分したはずの血痕の付いた緋山の作業着、、。
「全て話してください、もう逃がしませんよ」と赤峰。
明墨のことだから、 赤峰の行動はお見通しなのでしょうか?
ここからは、6月2日(日)放送の第8話のあらとすじを、ネタバレありで詳しく解説していきます!
ネタバレが含まれますので、まだ内容を知りたくないという方はご注意下さい。
『アンチヒーロー』第8話あらすじ
「あなたを無罪にして差し上げます」
志水(緒形直人)の冤罪を晴らそうとする明墨(長谷川博己)たちの前に伊達原(野村萬斎)が立ちはだかる!
アンチヒーロー公式サイト
いよいよ真実に迫るのでしょうか?
『アンチヒーロー』第8話ネタバレと感想
赤峰は決定的証拠となる作業着を手に、明墨がなぜ緋山を無罪にしたのか確かめたかった、緋山も12年前の事件に関係し、無罪と引き換えに明墨に協力しているのでは、と聞きました。
緋山はしばらく一点を見つめ黙ってましたが、覚悟を決め、赤峰を部屋の中へ入れました。
桃瀬礼子の残したファイル
紫ノ宮が事務所で糸井一家殺人事件と書かれたファイルを見ていると、青山に声を掛けられました。
青山が、そのファイルは明墨のかつての同僚・桃瀬礼子が残したものだと言います。
青山の話では、百瀬が最初に志水の冤罪の可能性に気付いたが、志水には殺害に至るだけの大きな動機があったという。
当時、千葉県警は会社の横領に志水と糸井の関与を疑っていたが、決定的な証拠は手に入れられなかった。
その後糸井が何者かによって殺害され、志水が疑われた。
そして県警は糸井の自宅から志水と横領に関与していた証拠を発見し、志水の取り調べを開始。
その取り調べを任されたのが、さいたま地検から応援で呼ばれた明墨だった。
桃瀬さんは、もと同僚ででしたか、、
その後も、桃瀬は冤罪の可能性の調査を続けていたが、病気が見つかって志半ばで亡くなったといいます。
桃瀬が明墨に託したファイルには、〈当時千葉県警の警察官が志水のアリバイを証明するある動画を見つけていた〉と書かれていると青山が言うと、「それを隠蔽したのが、父、、」と紫ノ宮。
青山は「お父様と伊達原さんです」と言いました。
明墨はその動画を探しているのだ!
明墨が紗那に罪を告白し謝罪
明墨は紗那に謝りに来ました。
「君のお父さんは、、志水裕策さんは無実だ。」
明墨は当時、志水の事情徴収を任されたが、志水は最初はずっと殺人を否認していた。
事件があった時間は「娘の頼みでうさぎのぬいぐるみを公園に探しに行っていた」と。
しかし、その頃の明墨は検察の正義を妄信し、志水が犯人だと疑わなかった。
明墨は、必死に「うさぎのぬいぐるみを探していた」と話す志水に、「探してたんじゃなくて、殺してたんだろ!」と威圧的に言った。
そして、志水の妻は、夫の犯罪を信じ、娘を連れて家を出て行き離婚の準備を進めていると、記者がくれた写真を突き付け、「毎日マスコミに追い回されて可哀そうに、、娘さん、トラウマにならなければいいが、、」と脅した。
机を強く叩き、「一体誰のせいでそうなったと思ってんだ!これ以上家族を苦しめるのか‼」と怒鳴り散らすこともあった。
その後、志水の妻は交通事故で亡くなってしまい、娘は児童養護施設に保護された。
その話を聞いた志水は号泣し、「私がやりました」とうつろな目で自供。
そして瀬古裁判官から死刑判決を言い渡された。
明墨さん、酷すぎる、、
「私がお父さんに自白をさせたんだ。お父さんを死刑においこんだのは、私だ」
明墨は涙を流し申し訳なかったと紗那に謝りました。
そして、自分の罪に気付いたのは裁判が終わって6年経ったあとだったと言います。
それを教えてくれた桃瀬から紗那が保護権施設にいると聞き訪ねると、紗那とココアに出会い、〈こんなに幼い子から大切な父親を奪ってしまったんだ、、〉と思い知らされたということを言うと、紗那はベッドに泣き伏せてしまいました。
緋山が赤峰に告白
一年前、田舎の母親が亡くなった。
中学の時父親が亡くなり、それから女手一つで自分を育ててくれた。
その母親が危篤になった時、羽木社長に休みを頼むと「あっそう、帰れば?そのかわりクビね」と冷たく言われた。
せっかくの正社員の仕事だからと、歯を食いしばって働いてきた、その時も無視すればよかった、、
その後もう一度話をすると、「口答えするんだ、、ああ、やだやだ。育ちの問題?」と母親を侮辱する言葉を並べた上に、「死んでくれて助かったな、これでずっと働けるもんな」と。
我慢できずに「取り消せ!」と掴みかかるが跳ね飛ばされ、母親からもらった時計を踏みつぶされてしまう。
母親は体が弱いのにパートを続け、無理して自分を大学に通わせてくれた。
そして、本当は就活が上手くいかなかったのに嘘で就職が決まったと言ったら、すごく喜んで買ってくれた時計だった。
気が付いたら無我夢中で、、、殺した。
刑務所でこのまま死んでもいいと思っていたら、明墨弁護士が面会に来て「緋山さん、あなたをずーっと探してました。スピルドアから依頼を受けていた頃なんですけれど、、」と話し始めた。
「動画をさがしている、12年前あなたが住んでいた近くの公園で女性を盗撮している動画が闇サイトにあがっていた、ご存じないですかね?」と。
就職したと嘘をついたとき、闇サイトの江越という男を紹介された。
闇サイトにはヤバそうな仕事もあったが、その中に盗撮の仕事をやった。
その時近所の公園の動画にうつっていたのが志水裕策さんなのだという。
「その動画は志水さんの無実を証明するための、重要な証拠になるんです」と言われた。
その動画の撮影者は「ケイ」、確かに自分。
でも、動画は江越に渡してしまっていると言うと、江越を探すことを頼まれた。
「はあ?無理ですよ、俺は捕まってるんですよ」と言うと、明墨弁護士は、、、
ここで、第1話のオープニングのシーンです!
「あなたを無罪にしてさしあげます」ですね。
でも緋山は、動画を見つけたら自首するつもりだと言います。
「人の命を奪ってしまったことは、償っても償いきれません。でもこんな俺でも人を助けることができるなら、何でもしたい」
明墨の決意
全てを知った赤峰と紫ノ宮は、明墨に協力をすると言いました。
赤峰は、緋山の作業着を明墨に託します。
「私があの2人にしてしまったことは償いきれるものではない。それでも、志水さんを必ず紗耶のもとへ返す」と明墨。
江越をおびき出す
明墨たちと緋山が協力して作戦を開始します。
投資に興味をもっているいいカモ役「鴨井」は赤峰。
似合います!
待ち合わせ場所に江越(迫田孝也)がやってきました。
「鴨井さん?」「ああ、はい」
鴨井の身分証をカメラに収めて投資の話を始める江越の様子を青山が撮影し、緋山が江越本人と確認。
「大丈夫、大丈夫、、」と帰って行く江越を青山が尾行。
志水と紗耶の再会
紗耶が明墨の事務所にやってきました。
「なんで黙っていたの?私に優しくしてくれたのは、ただの罪悪感?」と紗耶。
明墨は、罪悪感が消えることはない、心の底に後ろめたさがあるから優しくした、でも紗耶のためにできることがあるならなんでもしたいと、言います。
紗耶は、先生のことどう見ればいいのか分かんない、でも、絶対に無罪にできるんだよね?
明墨が「ああ」と言うと、「パパに会わせて」と紗耶。
明墨が紗耶を連れて面会にいきます。
志水は紗耶を見て驚いたように見つめたあと「紗耶」と言って泣き出しました。
「大きくなったな、、」志水が絞り出すように言うと、紗耶が「パパ、誰も殺してないの?」と聞きます。
「人を殺してなんかいない。悪いことをした、会社のお金をもらってしまった。こんな父親ならいないほうがいいと思った。」と志水。
「何それ?簡単に言わないでよ、バカじゃないの?ずっと信じてたのに、パパが認めたせいで、辛かったなんてもんじゃないよ!」
「ママもココアも死んじゃって、ずっと、ずっとさみしかった。ほんとは、犯罪者でもなんでもいいからパパと一緒にいたかった!」
紗耶はそう言って泣き続けたあと、「先生が無罪にしてくれるって約束してくれたから、大丈夫。絶対に助けてくれるから」と言うと、志水は大きくうなずきました。
「志水さん、私にあなたの無実を証明させて下さい」と明墨。
紗耶ちゃん、、
江越の正体
青山が数日間にわたって江越の調査をしました。
本名は後藤秀一43歳東大卒、港区のタワーマンションに4人家族で住んでいる。
勤務先はウィンダムシステム。
ただその前に、緋山の周辺を探っている菊池検事の動きもありました。
江越にはまだたどり着いてはいないので、赤峰と緋山の2人で、菊池検事の目をくぎ付けにすることになりました。
明墨は江越に揺さぶりをかけます。
江越が、明墨の待つ場所にやってきました。
明墨は、江越の指示で盗撮をしていた12年前の動画を渡して欲しいといいました。
帰ろうとする江越に「いいんですか?私は取引をしたいんです」と引き留めました。
「緋山さんが12年前に盗撮したと言う過去を消すために、相応の額を払う。断ればあなたが総崩れするだけです」と申し出ました。
が、菊池検事が先回りして、動画は回収されていました。
菊池検事の報告を受けた伊達原が、その盗撮動画を見ていました。
伊達原さんは明墨の行動をお見通しってことか。
伊達原はそのデータを完全消去し、ディスクを踏みつぶしました。
伊達原さん、鬼の形相での高笑い、怖い、、
伊達原VS明墨
明墨の事務所に伊達原が、かつての部下が弁護士事務所を開いたというのにお祝いがまだだったと、花束を持って緑川と共にやってきました。
伊達原が明墨のデスクに花束を置くと、その横に靴のまま足を上げる明墨。
伊達原はそのデスクに腰を降ろし「なんだか昔の盗撮犯を追っていたとか、、どうしてそんなお金にもならないことを?」と明墨に聞きます。
「聞いたところで、興味おありですか?」と明墨。
「そうだねえ、でも弁護する相手は選んだほうがいい、事務所、つぶれちゃうよ」と伊達原。
事務所の皆を検事に勧誘する伊達原に「どうぞお引き取りを」と明墨。
そして伊達原は「こう呼ぶことが最後でないことを祈ってますよ、明墨弁護士」と帰っていきました。
緑川さんは、敵?味方?
明墨は花束を強く握り、体を震わせました。
『アンチヒーロー』に第8話ネタバレあらすじと考察!緋山に迫る赤峰!明墨の過去が明らかに まとめ
- 元同僚の百瀬礼子が明墨に託したファイルに、志水無罪の可能性
- 証拠の隠蔽は伊達原と紫ノ宮の父
- 志水に自白を迫ったのは、検察を信じていた明墨
- 明墨は全てを話し紗那に謝罪
- 緋山が明墨に無罪にしてもらった理由を赤峰に告白
- 紗那の本音を聞いた志水が、無罪を主張し再審に!
- みんなで協力して江越をおびき出すが、伊達原に先をこされてしまう
さすが黒幕、手強い伊達原さん。明墨はどうするのか、来週も楽しみです!