毎週金曜日よる9時からフジテレビ系列で放送されているドラマ『イップス』。
『イップス』第8話では、なんと黒羽ミコのライバルの恋愛作家が自分の恋人を殺してしまうというストーリーでした。
アンミカさんが初めて、犯人の役を務めました。
恋愛上手に見えていた南条理沙も、普通に恋をする女性だったのよね。ちょっとかわいそうだった。
殺された窪田龍臣はクズ男だと思った!
さて、第9話は、6月7日(金)よる9時から放送されます。
そこで、この記事では気になる『イップス』第9話のあらすじと感想を、ネタバレありで解説していきます!
この記事にはネタバレの要素を含みます。まだご視聴なさっていない方、ネタバレNGな方はご注意ください。
『イップス』第9話あらすじ
最近マジックにハマったミコ(篠原涼子)は、森野(バカリズム)に覚えたてのマジックを披露するも失敗。高校時代マジック部の副部長だった森野にブツブツ言われてしまったミコは、森野をギャフンと言わせると誓い、忍者装束の人気動画配信者・マジシャン赤影のチャンネルで勉強を始めることに。
宮永隆一(萩原利久)は、“何をやっても運のない男”だった。友人の大城俊(三浦獠太)と起業したものの失敗。現在は建設作業員として働いていたが、闇金から200万円近い金を借りていた。ある日、宮永のアパートに消費者金融業者の佐久間康(ニシダ/ラランド)が取り立てに現れる。宮永は隙をついてアパートから逃げ出すが、佐久間に追い詰められ、建設現場で暴行を受ける。そばに落ちていたレンチを手に取り、無我夢中で振り回す宮永。するとそれが佐久間の頭部に当たり、命を奪ってしまう。我に返った宮永は逃げだそうとするが、道に飛び出すと同時に車にはねられ……。
宮永が目を覚ますと、そこは須藤健吾(本多力)の家だった。宮永をはねてしまった須藤は、ケガの手当をするために彼を自宅に運び込んだのだ。須藤は100万円を差し出し謝罪する。とその時、テレビから建設現場で遺体が発見されたとのニュース速報が流れた。宮永が犯人だと気づき、逃げようとする須藤。その拍子に、須藤は足を滑らせてテーブルの角に頭をぶつけて死んでしまう。
引用:イップス公式サイト
今回は、マジックを披露してくれるのかな?楽しみね。
『イップス』第9話ネタバレ感想・考察!
第9話では運がない男が犯人です。
しかし、男は、ついてないって運のせいにしたけど、全部自分が選んだのだということが、最後にわかりました。
今回は犯人の様子から
あるアパートの朝。
男の名前は宮永隆一。
部屋の中で立って歩きながらコーヒーを飲んだら熱すぎて、コーヒーカップを落としてしまい、床にコーヒーがこぼれてしまいました。
そのコーヒーを布でとっさに拭こうとしたら、その布はお気に入りのアニメのTシャツでした。
慌てて立ち上がると家具の角に足の指をぶつけてとても痛かった。
まあ、こんな日もあるよ。悪いことばかりじゃないと思うけど。
そこへ大城俊が動画を投稿したという通知がスマホに来ました。
その動画は、起業して大成功した大城の様子が写っていました。
コーヒーは座って飲んだら良いのではないかしら。運が悪いのではないくて、ちょっとした自分の不注意のせいではないかなと思う。
日中の宮永
宮永は1年くらい前から、工事現場で働いています。
重いものを持ってもふらついていて、仕事には慣れない様子です。
転んで手をついた拍子に手首のあたりに傷ができてしまいます。
さらに尻もちをついてズボンのお尻の部分が破れてしまいました。
夜の宮永
お尻にガムテープを貼ってアパートに帰ってきた宮永。
ポストを見ると、海老沼ファイナンスからの封書が入っていました。
その様子を離れたところから見るガラの悪そうな男。
名前は佐久間康。
宮永が部屋に入るのをみて、佐久間は宮永が海老沼ファイナンスに借金した金の取り立てに行きました。
そこで宮永は逃げました。
逃げ切れたと思いきや、とうとう佐久間に捕まってしまう宮永でした。
そこは建設現場で、佐久間と乱闘のようになってしまい、負けそうな宮永でしたが、落ちていた工具を振り回すと、佐久間の頭に当たり、佐久間は死んでしまいました。
ここで大城俊について佐久間が言っていました。宮永と一緒に起業して倒産したものの大城はその後大成功し、片や宮永のほうは何をやってもついてないなと。佐久間だってそんなに運がいいほうだとは決して思わないけど。
また逃げる宮永
とにかく佐久間を殺した現場から逃げようと凶器の工具をポケットに入れて走り出した宮永。
道に飛び出した拍子に車に轢かれます。
気を失った宮永は、その車によってどこかへ運ばれて行きました。
宮永が目を覚ますと、立派な家に連れられてきていました。
てっきり自分が殺した人の仲間の家かと思ったら、自分を轢いた人の家で介抱されていました。
宮永を轢いた男は、宮永に謝罪して、100万円を渡すからこれで許してくれと言いました。
これですぐ帰ろうとした宮永は、その時凶器となった工具をポケットから落としてしまいました。
運が悪いっていうか、このタイミングで工具を落とすとか、ちょっと間抜けだと思う。
更にニュースで殺された佐久間について報道されていたため、宮永が犯人だと気づかれてしまいました。
動揺した男はパニックになり、絨毯につまずいて代理石のテーブルに頭をぶつけて死んでしまいました。
二人目の死んだ男の名前は須藤健吾。
人気マジシャンで、動画でも忍びのマジシャン赤影として有名です。
さて、二人目の殺人を犯してしまったところで、またまた逃げようとする宮永。
二人目って殺してはいないよね?
絶不調コンビ登場
そこへ、またしても殺人現場に、吸い寄せられるかのように、登場する絶不調コンビ。
マジシャン赤影に取材に来たミコと森野でした。
逃げようとした宮永はミコたちに捕まってしまい、逃げられなくなりました。
宮永はミコたちを家の前で待たせて、必死で死体を隠しました。
そして、仕方なく須藤になりすましてミコと森野に対応することに。
なんとか須藤がマジシャンであることがわかった宮永は、レベルの低いマジックをミコたちに見せました。
なりすましたって、誤魔化せるはずはないのに。すぐにバレてしまうよ。
当然もっとレベルの高いマジックを要求してくるミコたち。
その時、佐久間が殺された現場から刑事である森野の同僚たちから連絡が来ました。
「私は、刑事なんですよ。」と宮永に教える森野。
青ざめる宮永。
「具合が悪くなったので休ませてくれ」と宮永は言いました。
別室で、「なぜ刑事が来るのだ?」と動揺する宮永。
その後、再びミコたちのところへ来た宮永は、ミコたちを追い返そうとするも、時間を稼ぐミコと色々調べる森野。
森野は血のついた靴下とアニメのイラストがついたTシャツを発見しました。
状況証拠的なものは色々と集まっているものの、肝心の死体はどこなのか探し回るミコと森野。
宮永は赤影ではないと勘づき始めるミコと森野
ミコたちが宮永が赤影ではないと気付いた理由は
- マジックのレベルが低すぎた
- 手がマジシャンは普通、綺麗なはずなのにタコができたりしていた。
- 森野が刑事だというと異常に反応していた。
更にミコは、宮永は、森野が刑事ということにひどく動揺していたため、赤影はすでに死んでいてどこかに隠しているのではないかと推理しました。
いくら宮永が赤影ではないように思えても、赤影の死体をどこかに隠してるとまでは思わないと思います。
次第に繋がっていくふたつの殺人現場
色々見た結果、他はきちんと整理されているのに、クローゼットだけは散らかっていて違和感がありました。
その中から何ヶ所か小さな結び目があるくしゃくしゃにされたロープとカラビナを見つけた森野。
更にちょうどその時、天井から血が落ちてきました。
それで、ロープとカラビナを使って、遺体を隠したのだとピンと来た森野でした。
宮永は、滑車の原理を使って赤影さんの遺体を天井まで持ち上げて隠しました。
- まずロープの端をしっかりとむすんで輪っかを作る。
- 次に滑り止めになる小さな結び目を作ってから、天井の太くて丸いはりにロープをかけ、輪っかにつけたカラビナに通す。
- もう一度ロープを張りにかける。
- もう1本のロープでも同じことをして2つの滑車を作る。
- 一方の輪っかの中に遺体を入れて、もう一方の輪っかには自分が入り、ロープを引っ張った。
- こうすることで、天井のはりが定滑車の、ロープのカラビナが動滑車の役割を果たし、4本のロープで支えることでかかる重さは4/1になります。引き上げる力も4/1になります。
- 上に着いたら遺体を隠してナイフでロープを切って回収。
- 下に降りて道具を元の場所に戻した。
森野の見立て通りの犯行でした。
赤影の車が凹んでいることを知ったミコの推理もドンピシャでした。
「佐久間が殺されていた現場から立ち去る男が途中で消えたのは赤影さんが運転する車で事故に遭いこの家に連れてこられたから。」
車の凹みだけで、こんなに正確にわかってしまうものだろうか。
宮永の特徴(作業着を着ていることや、手首を怪我している)を佐久間が死んでいた現場にいる刑事に電話で知らせたら防犯カメラに写っている男と一致しました。
宮永は、「刑事が来てしまうなんてやっぱり運が悪いな」と、自分のことを言いました。
ミコは、それに対して、「自首して罪を償うチャンスでもあったのではないかな」と反論。
すると宮永は「そっか。ついてないって運のせいにしたけど全部自分が選んだことだったんだ」と言いました。
私は、いろいろなところで宮永は逃げ回ってきたのではないかと思いました。時には抗うことや、いつもミコが言っているようにもがくべきだと思いました。
場面は変わり
黒羽慧が異口治と接見していました。
どうやらまだ、ミコが書いた小説、歪んだ十字架を模倣していると言われていた事件を、慧は調べているようです。
小説に出てくる人物と同姓同名の女性にも会ったりしています。
その女性を慧が訪ねて行った様子を写真に撮る怪しい人物が、次回の犯人です。
『イップス』第9話ネタバレあらすじと考察!ゲスト俳優萩原利久が犯人を演じるのまとめ
『イップス』第9話は、何をやってもついてない男がふたりの男を、誤って殺してしまうという話です。
- 今回は、自分は何をやってもうまくいかないことを、運が悪いせいだと思い込んでいる男、宮永隆一が犯人。
- 宮永は、消費者金融に借りて借金を作ったため、取り立てに来た男、佐久間康を落ちていた工具で殺してしまった。
- 逃げ出したところで、車に轢かれて連れ去られた宮永。
- 宮永を車で引いた人は須藤健吾。マジシャン赤影として有名な男。
- 100万円渡すからこれで許して欲しいと須藤は宮永に言ってきた。
- 帰ろうとする宮永だったが、その時佐久間を殺した凶器を落としてしまい、さらに佐久間が殺された現場の報道がテレビで流れ、須藤に犯人だと気づかれてしまった。
- 狼狽する須藤。転んだ拍子に頭をテーブルで打ってしまって帰らぬ人に。
- そこへ訪ねてきた絶不調バディ。
- 遺体となった須藤を滑車の原理を使って隠す宮永。
- しかし、ミコと森野の推理によって須藤を発見されるのだった。
さて、次回第10話のイップスは6月14日(金)よる9時からです。
どうぞご期待ください。