2024年4月19日(金)夜10時からスタートした、TBS系金曜ドラマ「9ボーダー」。
その第8話が、6月7日に放送されました。
第7話では、七苗たちの弟・九吾が一緒に住むことになり、その引っ越しの準備と母親の墓参りのため、三姉妹は母親の実家のある長野へ。
初めはよそよそしかったものの、一緒に引っ越しの作業をし、墓参りをし、徐々に距離を縮める三姉妹と九吾。
そして七苗が九吾に遠慮せず本音を言うよう促すと、「本当は通信教育じゃなく学校に行きたい。部活に入りたい。友達をつくりたい。」と自分の気持ちを打ち明けた九吾なのでした。
生活していくことに精一杯でずっとやりたいことを我慢していた九吾。頼りになる三姉妹に初めて本音をさらけ出したのでした。
この記事では、「9ボーダー」第8話のあらすじと感想を、ネタバレありで解説していきます!
この記事は、ネタバレの要素を含みます。まだ内容を知られたくないという方はご注意ください。
「9ボーダー」第8話あらすじ
八海(畑芽育)がSNSに投稿した誕生日会の動画を見た人物から、「動画に映っているコウタロウ(松下洸平)が自分の兄に似ている」という連絡が・・・!
そのことを知らない七苗(川口春奈)とコウタロウは、お互いの本当の思いを知ってさらに距離が縮まり、2人で楽しい時間を過ごしていた。
「おおば湯リニューアル計画」も前進し、七苗が前職で手がけたレストランの系列店を新生おおば湯に出店するべく、八海が腕によりをかけたメニューの試食会が開かれることに。大庭家をはじめ、コウタロウや松嶋(井之脇海)、陽太(木戸大聖)らが集う中、八海の携帯にメッセージが入る。八海はコウタロウを知る人物から連絡がきたことを明かす。メッセージとともに送られてきたその人物との2ショット写真に写っているのは確かにコウタロウだが、本人はどこか信じられず不安そうな様子。七苗は動揺するが押し隠し、コウタロウを励ますのだった。
そして後日、“コウタロウをよく知る人物”が現れ・・・。その人物から明かされる衝撃の事実――。コウタロウは一体何者なのか? あの夜何があったのか!? ついに、謎に包まれていたコウタロウのすべての真実が明らかに・・・!
出典:「9ボーダー」公式サイト
今回は「コウタロウを知っている」という人物が登場…!
コウタロウの謎がとうとう明らかになる…?
真実を知って七苗とコウタロウはどうなってしまうのでしょうか…?
「9ボーダー」第8話ネタバレあらすじ・感想
コウタロウの正体
八海(畑 芽育)が投稿したSNSを見たという人物から八海にメッセージが届きます。
メッセージは、コウタロウが自分の兄に似ている、という内容のものでした。
八海は真意を確かめるためその人物と何度かメッセージのやりとりをし、その人物とコウタロウが二人で写っている画像が送られてきたのを見て、相手の話が真実であると確信したのでした。
コウタロウ(松下 洸平)にそのことを伝える八海。
コウタロウの本当の名前は芝田悠斗。
神戸出身。
不動産会社勤務。
東京へは出張で来ていた。
突然自分の素性について聞かされ、戸惑いを隠せないコウタロウ。
七苗は複雑な思いを抱きつつも、
よかったね、コウタロウさん。
これで自分が誰かわかる。
ご家族もきっと安心すると思う。
すぐにでも会いにいった方がいいよ。
と笑顔でコウタロウに言うのでした。
七苗を心配そうに見つめる六月たち…。
さっそく週末に弟の尚希がコウタロウに会いに来ることになり、大庭家で会うことに。
ですがそこにやってきたのは、尚希ではなくコウタロウの婚約者だという女性でした。
尚希が仕事で来られなくなり、代わりにコウタロウに会いに来たというその女性は酒井百合子(大政 絢)と名乗り、コウタロウの姿を見て
会いたかった。
と涙を流します。
そしてコウタロウと百合子はもうすぐ結婚する予定だったと話すのでした。
百合子は、”悠斗”の名刺を見せながら、
”悠斗”は神戸の不動産会社の副社長。
東京の市街地再開発プロジェクトを進めていた。
祖父が亡くなり遺産を継いだため大金を所持していた。
など次々と”悠斗”について話します。
話を聞いても何も思い出せず、戸惑ったままのコウタロウ。
百合子の話により、謎だらけだったコウタロウの真実が次々と明らかになっていくのでした。
おおば湯周辺の商店街の人たちが反対していた再開発計画を進めていたのがコウタロウだったのでした…!
コウタロウが記憶を失った日、商店街の自治会長と再開発について話をするため東京に来ていたコウタロウは、そのまま記憶を失い音信不通になっていたのでした。
一緒に帰りましょう。
前の生活に戻ったら記憶が戻るかも。
という百合子に、混乱したまま何も答えられないコウタロウ。
とりあえず今日はホテルに戻るという百合子を家の外まで送ります。
コウタロウが東京出張に来ていた時、仕事が忙しいコウタロウと結婚準備を一人で進めることに不満を感じていた百合子は電話で口論になったと話す百合子は、
私との結婚が嫌になって、負担で、悠斗さんは姿を消したのだと思ってた。
…無事でいてくれてありがとう。
とコウタロウに抱き着くのでした。
そんな二人を見てしまう七苗。
七苗の気持ちを思うと胸が痛い…
百合子を見送り、コウタロウが七苗のところに戻ってきます。
一度神戸に行ってみる。
家族に会ってちゃんと過去を確認して、それから先の事決めようと思ってる。
と言う公太郎に
「その方がいいよ。」と言う七苗。
「でも必ず帰ってくるから」と言うコウタロウに七苗は、
必ずなんて言わないで。
この先どうなるか、それは誰もわからないし。
私なら大丈夫。
とにかく今は自分のことだけ考えて。
泣きたい気持ちをグッとこらえ、平気なふりをして言うのでした。
七苗を思うコウタロウ
身元がわかり、あつ子(YOU)に今までお世話になったお礼を言うコウタロウ。
何も心配せず、安心して家族のもとへ帰るようにコウタロウに言うあつ子に、
必ず戻ります。
戻る理由があるから。
きっと平気なふりしてると思うから。
と七苗を思って言うコウタロウなのでした。
大庭家に七苗に会いに行ったコウタロウでしたが、七苗は出かけてて会えず。
帰り道、偶然松嶋(井之脇 海)と会い二人でコーヒーを飲むことに。
コウタロウさんはちょうど今ボーダーラインにいますね。
前の自分と今の自分、どっちを選ぶのか。
どっちを選んでも応援します。
悩んで選ぶことが大事なんだと思います。
と言う松嶋。
そんな松嶋にコウタロウは、
もっと嬉しいかと思ってた。
自分が誰かわかったら、不安がなくなって目の前が明るくなるんだろうなって。
だけど今は、寂しいです。
と悲しそうに笑うのでした。
あの夜の真相
五郎(高橋 克実)が、コウタロウのいるあつ子の店に自治会長を連れてやってきます。
突然自治会長はコウタロウに向かって
「申し訳ありませんでした!」
と謝罪します。
コウタロウが記憶を失った日。
どうしてコウタロウは怪我をして倒れていたのか。
あの雪の降った日、コウタロウが転倒した階段で。
再開発計画に一番反対していた自治会長は出先の帰りに偶然コウタロウと出くわします。
何度も連絡してくる上、説明会をさせてほしいとなかなか引き下がらないコウタロウに、「しつこい!」と思わず手を振り払った瞬間、その拍子にコウタロウが階段から落ちてしまいます。
動かなくなったコウタロウに、怖くなり思わずその場を逃げ出してしまった自治会長。
その後心配になり戻ったものの、あつ子がコウタロウを発見し病院に連れて行き、後日無事元気になったと聞きます。
さらに記憶を失っていることを知り、それならこのままでとずるずる今日まできてしまった、と自治会長は話すのでした。
「これから警察に行きます!」と夫婦で何度も謝罪する姿を見て、コウタロウは、
この町を守りたかったんですよね。
おかげでコウタロウになれた。
こんな素敵な店で働けて、大事な人にも会えて、俺はここで幸せでした。
だからもう大丈夫。
俺はもう元気ですから。
と言って自治会長のことを許すのでした。
コウタロウ、いい人すぎます…!
一部始終を見ていた八海は七苗と六月にコウタロウの話をします。
そして、
コウタロウ、おねえに会いたいって。
明日神戸に帰る。
その前に会いたいって。
と七苗にコウタロウからの伝言を伝えます。
ですが七苗は、
明日は前の会社にプレゼンに行く日だから無理よ。
それに会えないよ。
もうコウタロウさんはいない。
あの人は…芝田悠斗さん。
だからもう忘れる。
と自分に言い聞かせるように言う七苗なのでした。
コウタロウさんはもういない
もうコウタロウさんには会えないって。
もちろん本心じゃないと思う。
一生懸命平気そうにしてたから。
とコウタロウに七苗の気持ちを伝える八海。
それを聞いて、「そっか。」とコウタロウは寂しそうにつぶやくのでした。
空港に向かう前に、いつもの場所でギターを弾き歌うコウタロウ。
八海も陽太もコウタロウに会いに行くよう七苗を促します。
それでも頑なに会いに行こうとしない七苗。
「もう会えないかもしれないよ?」と言われ、「なおさらもういい。」と突っぱねます。
コウタロウさんだから好きになった。
何も持ってない優しい幸せそうなコウタロウさん。
でもそんな人はいない。
消えていなくなっちゃった。
そう話す七苗に、六月が、
違うと思う。
いなくなったのは芝田さんって人だよ。
今いるのはコウタロウさん。
それでもホントにもういいの?
気持ちが揺れ動く七苗。
そんな七苗に九吾も、
また後悔するの?
母さんが出てった時言えなかったんでしょ?行かないでって…。
素直に言いなよ。
ダメでもムダでもいいから伝えなよ。
と七苗を後押しします。
兄弟たちに背中を押され、コウタロウの元へ走り出す七苗。
ですがいつもの場所にコウタロウはもういません。
陽太の車に乗せてもらい七苗は空港へ向かいます。
空港に着きコウタロウを探す七苗でしたが、その時すでに飛行機は飛び立ってしまった後だったのでした。
間に合わなかったなんて…切ない!
「9ボーダー」第8話ネタバレあらすじと考察!コウタロウの過去がついに明らかに!まとめ
- コウタロウの婚約者が現れ、とうとうコウタロウの身元が判明!
- コウタロウは神戸にある不動産会社の副社長だった!
- おおば湯がある商店街の再開発計画を進める担当者だったコウタロウは、自治会長を説得している所誤って転倒し記憶喪失になってしまっていた。
- 一度家族に会いに神戸へと戻ることにしたコウタロウ。
- 神戸に行く前に会いたいと言うコウタロウに七苗は会う勇気が出ないまま、コウタロウは東京を後にしてしまう。
今回はとうとうコウタロウの正体が判明!
不動産会社の副社長で、婚約者ありで、今のコウタロウとはまったく違い仕事人間だったコウタロウ。
覚悟はしていたものの、突きつけられた現実にショックを隠し切れない七苗。
それでも平気なフリをして、コウタロウと別れようとします。
ですが、兄弟たちに背中を押されもう一度コウタロウと向き合うことを決心する七苗。
空港へコウタロウを追いかけますが、すでにコウタロウは神戸へと飛び立った後だったのでした。
七苗はコウタロウと再び会うことができるのでしょうか?