2024年の春ドラマとして、22時よりTBS系火曜ドラマ「くるり~誰が私と恋をした?~」がスタート。
その第10話が6月11日に放送されました。
第9話では、まことの記憶が次々と蘇り、まことは記憶喪失前に律と付き合っていたことを思い出します。
そして、公太郎が元カレではないことも。
記憶を取り戻したまことと、律、公太郎、朝日との関係はどうなってしまうのでしょうか?
この記事では、「くるり~誰が私と恋をした?~」第10話のあらすじと感想を、ネタバレありで解説していきます!
この記事は、ネタバレの要素を含みます。まだ内容を知りたくないという方はご注意ください。
「くるり~誰が私と恋をした?~」第10話あらすじ
去年のクリスマスまでの記憶が全て蘇り、まこと(生見愛瑠)は律(宮世琉弥)と付き合っていたことを思い出す。同時に公太郎(瀬戸康史)がまことの元カレではないということに気付き、どうして公太郎が嘘をついたのか分からず、まことは戸惑っていた。
そんな中、「おんぶをされた借りがあるから」と律は朝日(神尾楓珠)を誘い食事にきていた。そこで、朝日は、律の会社が買収されそうだということを偶然知ってしまう。
まことは、朝日や香絵(丸山礼)に去年までの記憶が戻ったことを話す。だが、公太郎と律にはまだ言い出せずにいた。井口夫婦との出会いにより“忘れられる側”の辛さを知ったまことは、律がどんな気持ちで初対面のフリをしていたのかと考え、罪悪感が募っていく。そんなとき、公太郎から自分が元カレではないと打ち明けられ…。
出典:「くるり~誰が私と恋をした?~」公式サイト
今回は、まことの記憶が戻ったことで、まこと自身、そして朝日、公太郎、律がどう反応し、どう関係に影響していくのかが見どころになりそうです!
そして、まことが思い出したのは去年のクリスマスまでの記憶というのも気になります!
去年のクリスマス以降の記憶も思い出した時、また展開が「くるり」としそうな予感…!
「くるり~誰が私と恋をした?~」第10話ネタバレあらすじ・感想
律への思い
律(宮世 琉弥)と付き合ってたことを思い出したまこと(生見 愛瑠)。
同時に公太郎(瀬戸 康史)が元カレではなかったことも思い出します。
混乱するまこと。
そこにインターホンが鳴り、まことが緊張しながらドアを開けるとそこには公太郎が。
様子がおかしかったまことを心配し、公太郎はまことの家までやってきたのでした。
「大丈夫?」と聞く公太郎に、
「急に帰っちゃってごめんなさい。なんか頭がクラクラして。」と咄嗟にごまかすまこと。
そんなまことにお見舞いの品と、まことのために取り寄せた食べられる花「エディブルフラワー」を差し出す公太郎。
元カレだと公太郎に嘘をつかれていたことを知ったまことは、恐る恐る花を受け取ります。
そして公太郎に
私たちって前にどれくらい付き合ってたっけ?
一年くらい?
と聞きます。
そんなまことに公太郎は、
今度また詳しく。
今日はゆっくり休んで。
とまことの質問には答えず、「またあとで連絡する。」とだけ言い帰っていきます。
公太郎が帰った後、「元彼じゃなかった。」と呆然とつぶやくまことだったのでした。
指輪を作った記憶は戻っていないものの、律との出会いから付き合っている時のことまですっかり思い出したまこと。
律との出会いは、就職が決まり、まことが久しぶりに引退した大学の合同サークルに顔を出した時でした。
差し障りのない会話をし、切りのいい所で帰ろうとするまことに律が声をかけてきます。
「サークル友達との会話は不毛だ」と言う律に、どこかフィーリングが合うと感じるまこと。
「こっそり先に帰るなら二人でお茶しません?」との律の誘いに乗ることに。
律に趣味を聞かれ、趣味が何もないまことは、差しさわりない答えを返しながらも、律と楽しい時間を過ごします。
それをきっかけに付き合うことになった二人。
律とのデートのため、モノトーンの服しか持っていなかったまことはデート用の服を買いそろえるのでした。
デートを重ね幸せそうな律とまこと。
そこまでがまことが思い出した記憶でした。
去年のクリスマスまでの記憶は全部思い出したまこと。
ですがその後の記憶は思い出せません。
誰かにつけられていた記憶や、記憶を失った時の記憶は断片的には思い出してもどうしても全部は思い出すことができません。
頑張って思い出そうとしてもなかなか思うようにはいかず、頭を抱えるまこと。
そこに公太郎からまことを心配するメッセージが届きます。
公太郎にもらった花を食べ、
思い出しちゃったよ、公太郎さん。
と一人つぶやき、「もう大丈夫。この花おいしい。」と公太郎に返事を返すまことなのでした。
このシーンのめるるの表情が素晴らしかったです!
記憶を取り戻したまこと。
いつもの道を歩き、見慣れた景色だと感じつつも、記憶を失う前とは違って見えていることに気が付きます。
今までの自分にはモノトーンにしか見えていなかった景色が、世界は色であふれている、と今は感じられるのでした。
不安を感じながらも、今の職場であるリングショップへ出勤するまこと。
ショップ内を見回すまことを不思議に思い、どうかしたかと聞く杏璃(ともさか りえ)に、まことは、
変わらず好きで嬉しいなと思って。
と答えるのでした。
朝日を呼び出し、「おんぶされたお礼」と言って焼肉をおごる律。
途中で電話がかかってきて律が席をはずします。
ですが、その会話を偶然に聞いてしまった朝日は、律の会社がどうやら買収されることを知ってしまうのでした。
閉店後リング作りをするまことの元に朝日がやってきます。
会話の中でまことの記憶が戻ったことに気が付く朝日。
思い出したものの全部ではなく、今年に入っての記憶はまだ戻っていないと話すまことに、自分のことを思い出したかと朝日が尋ねます。
会社の同僚時代、朝日とまことがエレベーターで一緒になった時、急いでエレベーターに乗り込もうとする専務の目の前で朝日が間違ってドアを閉めてしまった話をまことがし、笑い合う二人。
そんなまことを見て、
やっとちゃんと笑った。
と朝日が嬉しそうに言います。
そして、律の会社が買収されそうだという話をまことにするのでした。
まことが家に帰ってくると、元気のないまことを心配した香絵(丸山 礼)が声をかけてきます。
記憶が戻ったことを香絵に話すまこと。
律と付き合っていたこと。
公太郎は元彼じゃなかったこと。
公太郎との記憶は去年の春くらいに出会って、ただのお花屋さんと花を買わない客という間柄だったこと。
花屋の常連の小さなお友達を通して連絡先は交換したもののただそれだけの関係だったこと。
寂しそうに公太郎とのことを話すまことに、香絵は「公太郎のことを好きか」と聞いてきます。
何かあるたび公太郎さんに話したくなって、前よりひどいお客さんになっちゃった。
と話すまことは、記憶と一緒に律への気持ちも思い出した今、自分はどうすればいいのかわからないでいるのでした。
初対面のふりをして記憶を失った自分に近づいてきた律の気持ちを思い、悩むまこと。
そんなまことに、香絵は「律に会ってみたら?」とアドバイスするのでした。
記憶喪失前の律への気持ちと今の公太郎への気持ちで板挟みのまこと…
香絵からアドバイスをもらい、律を食事に誘うまこと。
まことさんから誘われるの初めてだから嬉しい。
と言う律は、以前まことと一緒に来た店を食事場所に選ぶのでした。
会話の途中で電話がきて席をはずす律。
「会社を売るって朝日が言ってた。」と席に戻って来た律にまことが尋ねます。
心配するまことに、「まことさんがハグしてくれたら元気になるんだけどな~。」と冗談めかして言う律なのでした。
「これ以上忘れてちゃだめ」だと、意を決して花屋に来るまこと。
そんなまことに「ちょっと寄ってかない?」と公太郎が声をかけます。
元彼だと嘘をついていた公太郎とちゃんと向き合うため、勇気を出して花屋を訪れるまことなのでした!
真実を話す公太郎
店の奥、公太郎が作業する部屋にはドライフラワーのキャンドルが並んでいました。
今色々な香りを試していると言う公太郎。
「まことのおかげで思いついた香りもある。出来上がったらあげるよ。」と公太郎が言います。
楽しみ、と言うまことに、突然公太郎が
ごめん、俺ずっと嘘ついてたんだ。
と謝ります。
元彼じゃないことをまことに告白する公太郎。
驚かないまことを不思議に思う公太郎に、「驚きすぎて。」とまことは答えます。
記憶が戻ったことを公太郎に言い出せないまこと。
もっと早く話すべきだったと言う公太郎に、どうして元カレだと嘘をついたのかまことが聞きます。
まことが誰かにつけられて公太郎の店に駆け込んできた時、公太郎は雨の中ビニール傘を持たせるだけで、まことを一人で帰らせてしまいます。
その一週間後にランニングコースだった階段から若い女の子が転倒した事故の話を聞き、同時にまことが病院に入院していることを知ります。
もしかしたら事件かもしれない、あの夜まことの話を聞いて家まで送っていれば事故を防げたかもしれない、と後悔した公太郎。
居ても立っても居られず無事を確認するメッセージを送ると、事故が原因で自分の記憶がないという返事がまことから返ってきます。
さらにまことから「あなたは誰ですか?」とメッセージが送られてきて、元彼なら一番近くで助けられると思い、とっさに元彼と嘘をついてしまったのでした。
「元カレっていうことにしておけば色々面倒なことにならないと思って。」と話す公太郎に、
面倒なことになっちゃったよ。
すごく面倒なことになっちゃってる、私。
と言うまこと。
そんなまことを抱きしめ、
俺もとっくに面倒なことになってる。
もし記憶が戻って俺から離れたくなったら、俺の事は何も気にしなくていいから。
と公太郎は言うのでした。
律の事を思うと、どうしても公太郎を抱きしめ返せないまことなのでした。
まことが家に帰ると、家の前に律が立っていました。
元気のない律を心配するまこと。
「会社のこと?」とまことが聞くと、買収先の相手は大手会社で条件は良く、合理的に考えれば会社を売った方がメリットは大きい、と話す律。
ですがその場合会社名を変えなければならないらしく、律はそれがどうしても引っかかっている様子なのでした。
自分の会社の名前が好きだと言う律から、会社名が「UBARS」だと聞き、以前律が社員の頭文字を取った名前だと説明してくれたことを思い出すまこと。
そして、前にも言ったセリフをもう一度言います。
いい名前だね。
新しいものが生まれそう。
それを聞いた律はまことの記憶が戻ったことを悟ります。
全部思い出したのかと聞く律に、クリスマスのころまで、と答えるまこと。
でもちゃんと思い出した。
律とつきあってたこと。
と律に話すまことでしたが、そんな二人の話をちょうどまことの家を訪ねて来ていた公太郎が聞いてしまうのでした。
まことさんにやっと会えた
ちゃんと思い出した、律と付き合ってたこと。
記憶が戻ってから色々考えた。
何で律は初対面のふりしてるんだろう、律はどんな思いでいるんだろうって。
と言うまことに、
ごめん。
まことさんの記憶が戻らないかもしれないって知って、もう一度出会いから始めて、またちゃんとまことさんに好きになってもらおうって思って。
と泣きそうな顔で律が言います。
律の名前を呼ぶまことに、
そう、律だよ。
ずっと待ってた。
やっと会えた、まことさんに。
と泣きながらまことを抱きしめるのでした。
そんな律にまことも泣きながら、
ごめんね、ずっと忘れてて。
と言って、律を抱きしめ返すのでした。
その瞬間、まことはこちらを見つめる公太郎に気が付きます。
まことと目が合い優しく微笑む公太郎。
そして公太郎は静かにその場を去ります。
律に抱きしめられながら、そんな公太郎の背中を見つめ続けるまことなのでした。
まことが家に戻ると家の前に紙袋が置いてあります。
中にはドライフラワーのキャンドルが。
まことは一人静かに「公太郎さん。」とつぶやくのでした。
元に戻った?律とまこと
記憶が戻ったことを杏璃たちに話すまこと
記憶が戻っても指輪職人を目指す気持ちは変わらない、と自分の気持ちを伝えます。
そして、杏璃たちに聞かれたまことは、指輪の相手もわかったと答えるのでした。
アロマキャンドルを作る公太郎の元へ朝日がやってきます。
おせっかいしにやってきた、と言う朝日に、「自分は元彼じゃない、嘘をついていた。」と話す公太郎。
なんで嘘をついたのかと朝日に聞かれた公太郎は、
あの日誰かにつけられてて、怯えてたのに一人でまことを帰したことをずっと後悔していた。
あとをつけていたやつにまことは階段から突き落とされたのかもしれないと思い、元カレなら一番警戒されずに近くで守れると思った。
でももう必要ないみたいだ。
まことの記憶が戻った。
朝日くんはどんな形でもまことのそばにいてやって。
と話すのでした。
待ち合わせをする律とまこと。
「記憶が戻って最初のデートだから」と店を貸し切る律。
そういえば、記憶を失ったまことが、以前と違い「バラの花が好きじゃない」と言っていて焦ったとまことに話す律。
そんな律にまことは記憶前の自分は「バラが好きじゃないなんて変に思われるかなと思って言えなかった」と言います。
まことがバラを好きじゃないことを公太郎は以前から知っていたことを思い出す律…。
まことはその後、会社はどうなったのかと律に聞きます。
結局売って名前を変えることにした、と答える律。
律は勝手に心に入ってくるようなことはしない。
そこがお互い似てて心地よかった。
と以前の自分が律に対して思っていた気持ちも思い出すまこと。
ごめん、だいぶ無理させちゃったよね。
律に贈ろうとしてたんだよね。
と言い、まことは指輪を律に差し出します。
ですが律は、
今じゃなくていい。
まことさんのリングをまことさんが作って、ペアリングにしてからプレゼントしてほしい。
と言います。
まことがリングを作れるようになるまでどれだけ時間がかかるかわからないと言うまことに、「ずっと待つ。」と律は言うのでした。
家までまことを送ってきた律がまことにキスをします。
まことをどこか寂しそうに見つめた律は、おやすみと言い帰っていくのでした。
一方、まことにプレゼントしたキャンドルと同じものに火をつけ、キャンドルを見つめる公太郎。
キャンドルを見つめたまま何を思っているのでしょうか…?
そして同じころ、朝日はまことが転倒した階段に一人立っていました。
記憶を取り戻したまこととエレベーターの話をした朝日でしたが、
あの時、朝日は間違ってエレベーターのドアを閉めたのではありませんでした。
まことと2人乗っていたエレベーターに駆け込んで来ようとした専務を前にわざと朝日はドアを閉め、間違ったふりをしていたのでした。
まことが落ちた階段を無表情で見下ろす朝日。
ここに来て朝日が不穏⁉
ラストに大きな「くるり」が待っているのでしょうか?
「くるり~誰が私と恋をした?~」第10話ネタバレあらすじと考察!律との過去と公太郎の嘘!まとめ
- 律と付き合っていた記憶を思い出したまこと。
- 公太郎は元彼じゃないことをまことに告白した。
- 公太郎は元彼だとまことに言うことで、一番近くでまことを守ろうとしていていた。
- まことはすべての記憶を思い出したわけではなく、今年に入ってからの記憶はまだ思い出せていない。
まことが記憶が戻った話をした時に、律と朝日が全部思い出したのかを確認していたことが気になります!
去年のクリスマス以降、何があったのか、そこにどんな真実が隠されているのでしょうか?
そして指輪の相手が本当に律だったのかもまだ分かりません…!