2024年秋のドラマとして、よる9時よりフジテレビ系月曜ドラマ『嘘解きレトリック』がスタート!
その第5話が11月4日に放送されました。
第4話では、左右馬と鹿乃子が端崎馨の姉・雅の取材に同行することになりました。
人形屋敷・綾尾家にいた女中イネが亡くなったことを取材するうちに、品子が嘘をついていることがわかります。
翌朝、人形部屋で血を見つけた左右馬たちは、窓ガラスを割って人形部屋に飛び込んでしまいます。
次回、女中イネの死の謎は解かれるのでしょうか?
品子がお人形みたいでやばかったね~!
品子が双子だったのか、気になっちゃう!
この記事はネタバレの要素を含みます。
まだ内容を知りたくないという方はご注意下さい。
『嘘解きレトリック』第5話あらすじ
第5話 11月4日 放送
祝左右馬(鈴鹿央士)と浦部鹿乃子(松本穂香)は、端崎馨(味方良介)の姉で怪談雑誌の記者・雅(北乃きい)の取材に同行する事となった。取材ネタは「人形屋敷」と呼ばれている綾尾家で起きた“人形殺人事件”。1ヶ月前、綾尾家の使用人・イネ(松浦りょう)が不審死していたのだ。
綾尾家には両親を亡くした品子(片岡凜)という娘が、使用人たちと住んでいる。離れの「人形部屋」は品子の部屋となっており、そこには綾尾家にまつわる奇妙な噂の元となる数々の人形が置いてあった。品子に会った雅は、事件当時の状況を聞く。鹿乃子は品子の「うちは誰も死んでいない。イネさんは自殺」との言葉がウソであることに戸惑う。左右馬と雅も品子の話の端々に違和感を覚えていた。
翌日、左右馬と雅が離れに向かうと、格子戸越しに見える障子に血飛沫が飛んでいるのに気付く。左右馬たちが慌てて部屋に入り、品子が倒れていると思って触れたのは人形だった・・・。そこに品子が現れた。品子の着物には血が滲んでいる。鹿乃子も来た。雅から着物についた血の原因などを聞かれて答える品子だが、鹿乃子はその返事がウソだと分かる。さらに、左右馬との会話の中でも品子のウソを聞く鹿乃子。鹿乃子からウソの合図を受け取った左右馬は、いつになく真剣な表情で、警察と医者、そして自動車をすぐさま手配するよう女中に頼んで…。
引用元:嘘解きレトリック公式サイト
『嘘解きレトリック』第5話ネタバレあらすじと感想・考察
人形部屋に入ってはいけないと怒る品子が、昨日と雰囲気が違うことで驚く左右馬と雅。
この品子は一体だれなのでしょうか?
品子の体についた血の訳
人形部屋にいる品子をよく見ると、着物の胸のあたりに血のあとがあり、手首からは血を流しています。
そこに駆けつけたのは、女中さんを呼んできた鹿乃子。
急いで鹿乃子が人形部屋に入ると、品子が血と怪我の理由を左右馬達に説明していました。
「人形が倒れてきてハサミで手を切っただけ」と嘘の言葉です。
相馬は倒れた人形の脇にある御飯を見て「 品子さんもこれを一緒に僕たちと一緒に食べましたよね」と言い、 品子は食べたと嘘の返事をしました。
鹿乃子は、品子の言葉が嘘である合図を左右馬に送っています。
何かを考えた相馬は急に品子に「ご飯を粗末にしてはいけません!それじゃまた 朝食の時に」 と言い、皆で母屋に戻りました。
母屋に戻った相馬は、綾尾家の女中さんに、すぐに 警察とお医者さんを呼ぶようにと指示しました。
3人は、品子の傷がハサミで切ったように見えないがあれは何だったのか?と話し合っています。
左右馬と鹿乃子が「あれは嘘だった」と2人で話している会話を聞いた雅は、不思議そうに聞いています。
左右馬は、「さっき人形部屋にいたのは昨日の品子さんとは別人ではないか」と言いました。
雅は、「やっぱり品子さんは双子説」を推します。
鹿乃子は、「でも昨日は双子じゃないって言ってた、あの言葉は嘘じゃなかったし・・・」と考え込みます。
左右馬は、「品子さんは三人いるのではないか」と話しはじめました。
相馬の推理は「三つ子説」
左右馬の推理はこうでした。
一か月前に女中・イネが人形部屋で見た死体は、品子さんの死体だった。
そのあと、亡くなった品子さんを、残り2人の品子さんが隠した。
昨日の品子さんが「この家にいるのは品子だけです」と言っていたのは本当だった。
昨日の品子さん自分のことは「私」と言い、自分以外の品子は「品子」と呼ぶことで、自分と自分以外の品子を分けて説明していたと推理出来る。
昨日の「この家にいるのは品子だけ」の品子の言葉が本当に聞こえたのは、そういうことだったのね
3人で昨日の取材の時のことを思い出して、はっとした雅と鹿乃子。
「品子さんは3人で1人のふりをして生きてきたのではないか?」
髪型や着物も人形のような風貌にして人形部屋を作っていたのは、品子が3人であることをごまかすためのカモフラージュ だったのではないか?
鹿乃子は慌てます。
このままだと昨日の品子さんも人形にされてしまう!早く助けないと・・・
左右馬たちはどうやって三つ子であることを証明するかを考えて、 とにかく昨日の品子さんを探すことにしました。
左右馬は心当たりの場所へ出かけ、雅はこの話を警察に伝えて辺りを捜索、鹿乃子は品子を見張ることになりました。
綾尾家の隠し部屋と、昨日の品子
左右馬は久保と一緒に、死んでいた女中イネを見つけた場所へ行きました。
そしてもう一度、イネを見つけた時の話を詳しく聞いています。
実際に人形らしき人影が立っていた高い岩の上に、2人で行ってみることにしました。
岩を上っていきますので、着物を着た女性がとても登れるところではありません。
一方の鹿乃子は人形部屋で品子を見張り、医者の柴田は品子を診察しています。
人形部屋の前の庭に、雅と刑事が来ました。
そこで雅は、「1時間探して何もなければ帰ってもらっていい」と刑事に話しました。
医者の柴田は品子に「他に誰か傷を負ってる人がいるのでは?」と聞きますが、品子は「いないです」と 嘘を答えました。
そんな品子をじっと見つめて、どうすれば良いかを考えを巡らせる鹿乃子。
その頃、左右馬と久保は、辺りを捜索して何かを見つけました。
石を積み上げたお墓のようなものと、近くに洞窟の入り口です。
中に入ると通路があり、奥には人が過ごせるような遊び部屋と布団が三つ並んでいました。
すごい秘密の部屋だね!どうなってるの!?
やっぱり、久保が岩の上で見たのは品子だったんだね
鹿乃子と雅のほうは、柴田と刑事が帰ろうとするのを必死になって引き留めますが言うことを聞いてくれません。
追い詰められた鹿乃子は、自分の思いを刑事と柴田にぶつけました。
品子さんは三人いたんです!
鹿乃子は、品子が3人いたということを伝えます。
1ヶ月前に亡くなった品子、今どこかで怪我をしている品子、今ここにいる品子のこと。
しかしこの推理を話すことで、女中・イネさんが人を殺してしまったことが明らかになってしまうと気が付き、鹿乃子は話しながら迷いが出ます。
相馬の言葉が頭に浮かびました。
「正しいと思うことをすればいいんだよ」
刑事が「この部屋に隠し部屋でもあるって言うのか」と言った時、鹿乃子は声を荒げてこう返しました。
証拠なんかなくてもいるんです!
昨日の品子さんがいなかったことにされるのは悲しい。
あなたはちゃんと本当にいる。
品子の心の奥深くに訴えかけます。
いなかったことになんて、しないでください
品子は感情を抑えきれず、ポロポロと涙を流します。
教えてください、昨日の品子さんはどこ!?
その時人形部屋の後ろの戸が開いて左右馬と久保が現れ、左右馬がもう一人の品子抱きかかえていました。
隠し部屋があったことに、目を丸くして驚く刑事と柴田。
さっきの洞窟がここに繋がってたのか~
怪我をした品子を見つけられたんだね、良かった!
左右馬が抱えてきた品子は頭から血を流し、気を失っていますが息はある様子でした。
気を失っている品子を見て、涙を流して心配するもう一人の品子。
品子を助けて・・・
気を失っている品子は櫻戸病院という大きい病院へ運ばれ、全員ついていくことになりました。
全員病院の待合室に座っています。
刑事が品子になんて聞いたら良いかと言葉に詰まっていると、呆れたみやびが品子に問いかけ、品子は本当の事を話し始めました。
品子が話した真実
品子は本当のことを話し始めました。
一月前、人形部屋に置かれた毒入りの御飯を食べた品子が死んでしまった。
その時、勝手に人形部屋の合鍵を作って部屋に人形を盗みに忍び込んできた女中・イネが、死んでいる品子を目撃した。
驚いたイネが飛び出していったあと、残った二人の品子は、人形が倒れていたことにして見間違えたことにしようとします。
死んでしまった品子を、二人で急いで洞窟に運んで山の中に隠しました。
その後現場にきた刑事と柴田には、人形が倒れただけだと話した訳でした。
話を聞いていた刑事が「もう一人を殺して名実ともに一人になろうとしたのでは?」と、とんちんかんな推察をしますが、品子はそれを否定します。
実は、怪我のきっかけは、昨日の品子と今いる品子が、本当の事を左右馬たちに話すかどうかで揉めていたのが始まりでした。
昨日の品子は「本当のことを話したい」と言い、今いる品子がそれに大反対。
昨日の品子は、取材に来た鹿乃子達が夜話している内容を廊下でこっそり聞いていたことで、鹿乃子を信用できそうだと思ったのです。
夜に鹿乃子と左右馬の話をこっそり聞いていた人影は、昨日の品子さんだったんだね!
昨日の品子は、「なぜ隠さなければいけないのか」と初めて考えたそうです。
その時、ちょうど左右馬たちが人形部屋に来たため、急いで隠し扉の裏に倒れた品子を寝かせておいたのでした。
なぜ三つ子を隠していたのか?と刑事の寺山清一は聞きますが、品子には「物心ついた時からそうしていたので変えることが怖かったと」のことでした。
三つ子であることを隠していたのは、とても大変だっただろうね
うんうん、それに、変わるのはとても勇気いるよね
そして、頭に包帯を巻かれて寝ている品子に、泣きながら寄りそう品子。
品子の容態が落ち着いてよかった!
品子はイネが死んだ理由を知っており、皆に話しました。
一か月前に品子が亡くなって落ち込んで洞窟に隠れていた日、森のほうにいた品子は、橋の上で白髪の男ともみ合う女中・イネをみかけます。
イネは人形を持って男と揉みあっています。
男が人形をよこせと言いますが、イネは「もうこんなことさせねぇでくれ、人形を返さねぇと」と抵抗しているうちにイネは下に落ちてしまったのでした。
実は、その男とはイネの兄だったのです!
えっ、実の兄が犯人だったの・・・!?
いい人そうだと思ってたから、驚いた~!
本当のことを全て話せてすっきりした顔になった品子は、左右馬たちにお辞儀をしてから刑事と一緒に行きました。
左右馬たちが解決に導いた事件は、新聞記事になっていました。
これで良かったのかともんもんとする鹿乃子に、左右馬は正しいと思うことをしたのならこれで良かったんだと諭します。
後ろを振り向くと、雅が立っていました。
新たにわかった綾尾家の秘密を報告しにきてくれたのでした。
実は品子の母・綾尾夫人自身も双子だったことや、故郷が白首村だったことなどです。
その辺りでは、双子は縁起が悪いとされ、昔は生まれたらどちらかを殺さなければならないという風習があったとか。
これが事件の発端となったできごとだったのです。
綾尾夫妻は、三つ子を妊娠した時に縁もゆかりもない土地に越してきて、ひっそりと三つ子を産みました。
人形の風習は、妻・綾尾夫人の正気を保つために綾尾氏が作ったものでした。
そして品子は表向きは「一人娘」と嘘をついたのです。
綾尾夫妻は品子を一人娘として育てることで、綾尾夫人もいつしか本当に一人娘だと思い込み、三つ子の存在は消されていました。
なんか、悲しいけど優しいね
全ては、父親の愛から始まった嘘だったんだね
雅は、鹿乃子の嘘が聞こえる能力に気が付いていた風でしたが、知らないフリをして去っていきました。
世の中には良い嘘と悪い嘘があるのだと、また一つ学んだ鹿乃子でした。
『嘘解きレトリック』第5話ネタバレあらすじ・考察!女中イネの死の真相がとは!?まとめ
第5話では、人形屋敷で起きた事件を左右馬と鹿乃子と雅で協力し、見事解決に導きました。
雅も雑誌記者として、かなり勘がするどかったですね!
- 翌朝人形部屋に現れた品子は、昨日の品子とは別人だった。
- 実は品子は三つ子で、三人で一人を演じていた。
- 一か月前に亡くなったのが一人目の品子で、昨日の品子は怪我をしており、三人目の品子は今朝皆の前にいる。
- 人形部屋の奥に隠し部屋があり、そこが山の上と通じていた。
- 女中・イネは自殺ではなく、実の兄と揉み合って橋の上で殺されてしまったのが真実だった。
- 雅は、鹿乃子の嘘がわかる能力を察したが深く聞かないでいてくれた。
結果はまさかの真実でしたね!次回のお話も楽しみです。