2024年秋ドラマとして毎週金曜日よる9時より、人気ドラマ『D&D〜医者と刑事の捜査線〜』が放送中。
その『D&D』も、いよいよ最終話で、11月29日に放送されました。
第6話では母と盲目の娘が仲睦まじく二人で暮らしていたが、実は母は地面詐欺師で、当初は娘の不動産を狙うために入り込んだのでした。
娘の名前は日浦塔子。
母の本当の名前は瀬田真知子。
ところが、詐欺グループのリーダー格が仲間割れをして、ひとり取り残された瀬田は最初は戸惑ったものの、ネグレクトを受けていた塔子を見て、自分の子供の頃と同じだと重ね合わせて情が湧き、共に暮らしてきました。
しかし、瀬田を詐欺グループのメンバーだった男が金目当てでゆすってきたため、瀬田は殺害しました。
その罪を塔子が被ろうとしましたが、見破られてしまって逮捕。
そして、なんとそのずっと前に、塔子にネグレクトしていた本物の母親が現れたため、瀬田は殺害していたのです。
瀬田と塔子のその秘密を白日のもとにさらした紙子と弓削。
しかし、これからも瀬田と暮らした家で、瀬田を待ちながら暮らしていこうと決心した塔子でした。
実の母親だからといって、必ずしも気が合うとは言えないから別の優しそうな人が来て母親になってくれたらいいなって思う人はいると思う。
第6話はツッコミどころが結構あったよね。母親が急に別人になったら、ご近所がすぐわかるからバレてしまうだろうし。
それに、塔子は犯人を匿っていたし、少なくとも母親の死体遺棄には関わっていたから、塔子も逮捕されるよね。最後にこの家で瀬田のことを待つって言っていたけど、捕まるよね。
この記事では、人気ドラマ『D&D』第7話のあらすじと感想をネタバレありで解説していきます!
この記事にはネタバレの要素を含みます。まだ知りたくない方はご注意ください。
『D&D』最終話あらすじ
紙子(藤木直人)が進めていた病院再建計画に対し、突如「計画を白紙に」との連絡が。峰山新市長(遊井亮子)の意向で、ある医療コンサル会社に任せるという。その中には紙子の元同僚・赤城(山崎樹範)の姿が―その頃、弓削(寺島進)は製薬会社取締役の遺体発見現場に臨場。容疑者として浮かび上がったのは、紙子と赤城の元同僚看護師・筧安江(新山千春)だった…。医者×刑事ヒューマンミステリー最終回!
引用元:『D&D』公式サイト
『D&D』最終話ネタバレあらすじ・考察
今回は、病院の再建計画と薬の認可の話。
どちらも、難しいお仕事だと思う。
紙子、看護師たちと話をする
石川看護師「紙子先生の再建計画の、地域医療連携推進法人はどこまで進んでいるのですか?」
紙子「一般社団法人を登記するところまでは来ました。医療機関の連携がうまくいけば、うちの病院は再建できる。それに質のよい医療を市民に提供できる。」
石川看護師「そもそも紙子先生は、どうして経営の再建に関わっているのですか?」
紙子「以前セイナン病院というところで働いていて、とてもいい病院だったのですが、そこが経営破綻してしまったのです。その時つくづく思い知ったのが、病院は市民のよりどころなのだということです。医師も病院の関係者も喪失感でいっぱいでした。もう二度とあんな思いは患者さんも、医師にも病院の関係者にもさせたくないのです。」
紙子先生は穏やかそうだけど、内に秘めた情熱があると思う。
再建計画の白紙
先月就任したばかりの新市長の意向で、紙子の地域医療連携推進法人は白紙にして、市長が信頼する会社に任せるとのこと。
そもそも紙子が推し進めてきた計画は、前の市長が推していたもので、今の市長は新たな計画を進めたいということで違いが出ていた結果、新市長が勝ったということです。
従って、白紙になるのは明確なことでした。
医療コンサルタント会社、メトロンメディカルといって、これまでいくつもの病院を再建してきたスペシャリストの集団。
このメンバーの中に、紙子の古い友人で同僚の赤城信也がいた。
集団でやってきた時は、なんかカッコよく見えた。
楠宅
シーンは変わって、殺人現場。
楠マサヒコ 49歳。
殺人現場となった家の主人。
サトハラ製薬の取締役
死因は、一酸化炭素による中毒が原因。
煉炭を熱してしかも、窓のところやドアの縁にテープを貼ってしめきっていたため、自殺かと思われた。
しかし、弓削は自殺に見せかけた他殺の可能性がある。と言った。
赤城との再会
お互いに再建に携わる立場になっていることに驚きを隠せない紙子と赤城。
セイナン病院に勤めていた時の同僚である赤城のことをよく知る紙子だったから、安心して託せると思った。
誰が経営の再建をしようが問題ではない。
要は、結果うまく行けばそれでいいのだと、心底思う紙子であった。
紙子先生って、本当にいい人だね。
それぞれ担当から外される紙子と弓削
捜査一課管理官の井上に、勝手な行動はくれぐれもとるなと厳重注意された弓削。
しかしそれにもめげず捜査を進めていた。
まずはサトハラ製薬のところへ行った弓削。
そこでは女性が電話を楠にかけてきたことがあったという情報が得られた。
紙子のところへも聞き込みに来た。
殺された楠は、筧ヤスエ(42歳)という元看護師と接触があったようだ。
しかし筧は、所在不明なので、筧がセイナン病院で勤務していたこともあり、何か知っていることはないかと紙子のところへ聞きに来たのだった。
現状、手がかりは彼女のみなので、心当たりがあったら調べてみてくれと弓削は紙子に頼んだ。
当然、赤城に紙子は筧のことについて聞いた。
しかし、赤城は筧がどこにいるか知らないと言って、いい人だったと筧のことを言った。
その話をしているときに、レシートを折って可愛いペンギンのようなものにした。
可愛かったね。一体どうやって折ったのか教えて欲しい。
一方、弓削は捜査一課管理官に呼び出されて、なぜ勝手にサトハラ製薬に聞き込みに行ったのかと言われ、捜査から外された。
まだこの二人が若かった頃、自分たちの勝手な行動で先輩刑事のフクムラが亡くなったらしい。
フクムラ刑事って、あの法医学者の譜久村先生のご主人だった人かなあ?
譜久村先生、紙子先生、弓削刑事の若い頃の話を詳しく知りたいな。
これで、紙子は経営再建から、そして弓削は事件の担当から外された。
赤城の再建計画
赤城の人間性を信頼しきっていた紙子は、特に赤城の再建計画について聞いて なかった。
しかし、意外にも外部の人間である、譜久村から聞いたのだった。
なんと紙子の地域に根ざした病院とは全く異なる、治験病院として再スタートさせることだった。
それを問いただすために赤城のところへ行く紙子。
日本では、圧倒的に治験病院が足りない。
しかし、大勢の薬を必要とする患者が待っているのだ。その患者に一刻も早く薬を届けたい。
治験病院になれば、国や製薬会社からも補助が出る。
今いる患者には合わないということであれば、他に移ってもらうしか仕方ない。
多少の犠牲は必要だ。
病院経営には綺麗事だけではやっていけない。
紙子の意見は全く受け付けない赤城だった。
逆に、紙子の方が落ち込み、理想ばかり追って現実をみないのかなと、悩み出した。
バーで飲んでいる紙子。
そこへ弓削がやってきた。
現実を見ず、理想ばかり追い求めていたのかなと、弓削に愚痴る紙子。
そんな紙子に、弓削は言った。
「医者なら、理想を追い求めてみてください。」
次の標的は峰山新市長!
会見をこれからしようかという市長のところへ殺害の予告文が送られてきた。
暴力や圧力に屈することはできないから、会見は中止にはしないと警察の関係者に市長は言った。
楠の殺害と市長の殺害予告、二つの事件でてんやわんやの捜査本部。
所轄を担当から外したので、なおのこと捜査本部は情報が全く上がってこなくて厳しい状況になっている。
そんな捜査本部の井上のところへ弓削は「義を見てせざるは勇無きなり」と言いながら行った。
そして、「市民の命と安全を守るためならなんでもする」と言って、手伝わせてくださいと申し出た。
「目の前に困っている人を見たら、見て見ぬふりをするのではなく、手を差し伸べることができる人こそが、勇気を持った人である。」という意味。
市長の会見が始まった。
警備に余念がない警察関係者たち。
不意に防犯ベルがなった。
そして、ネットで雇われたという警備員の服装をした男がナイフで市長を襲ってきた。
この騒ぎの中、市長が頼りにしている市長秘書の的場穣一が地下の駐車場に怪しい電話の主から脅されて呼び出された。
的場穣一
元厚労省の官僚。今も厚労省に強い影響力を持っている。
地下駐車場にて、的場の背後から筧ヤスエが近づき、ナイフで刺そうとした時に弓削たち刑事がそれを阻止した。
筧には、まだ小さい息子がいて、その子は難治性神経筋疾患という難病で、現在では有効な薬はあるものの、日本ではまだ認可されていない。
それは、サトハラ製薬が自社で開発した薬を出すために海外の薬を認可させないように圧力をかけていたのだった。
そして、圧力をかけたいがために、的場に賄賂をサトハラ製薬の楠が渡していたのだ。
この二人を殺したかった筧は、楠をまず自殺に見せかけて殺害したが、的場はなかなか殺せなかった。
そこで、市長へ殺害予告を送り、市長に警備の目が言っている隙に的場を呼び出し殺す計画だった。
そして、筧には共犯者がいた。
なんと筧の息子の父親である、赤城だった。
赤城と筧は婚姻関係は結んでおらず、筧は未婚の母だった。
何故結婚してなかったんだろうね。仲は良さそうな二人だったのにね。
そのことに紙子が気がついたのは、レシートで折ってくれたペンギンのようなものが、楠の殺害現場に落ちていたため。
そして、紙子は赤城に確認したのだった。
確認した時に、赤城にナイフで刺されそうになる紙子。
そして紙子を庇って、傍から赤城の前に出ていった弓削。
弓削の胸にナイフが刺さり、危篤状態で紙子が手術した。
なんとか助かった弓削。
そして、的場は収賄容疑で逮捕されたのだった。
新しい峰山京子市長も、的場が逮捕されて目が覚めたのだろう。
紙子の再建計画に方向転換することを表明した。
弓削刑事は助かったし、紙子先生の再建計画は白紙にならずに済んだから、ひと安心だね。
『D&D』最終話ネタバレあらすじと考察!のまとめ
今回も事件が解決して、さらに弓削刑事も助かったから良かったね。
- 紙子の地域医療連携推進法人という再建計画が新市長によって白紙にされた。
- 同じ頃、サトハラ製薬の取締役楠マサヒコが自殺に見せかけて殺害された。
- 紙子がいる城西市民病院に新たな医療コンサルタントの会社が乗り込んできたが、そのメンバーの中に古くから紙子と知り合いだった赤城信也がいた。
- 市長に殺害の予告が来た。
- 市長の秘書、的場穣一も殺害されそうになったが、刑事たちの活躍によって阻止された。
- 楠の殺害と市長への殺害の予告、そして的場を襲ったのは筧ヤスエだった。
- 筧のまだ幼い息子が難治性神経筋疾患で、そのための薬の認可が降りず、それはサトハラ製薬が自社で作った薬を出したいがために、圧力をかけていたのだった。
- そして、サトハラ製薬の楠が、元厚労省の官僚でいまだに力を持つ的場に賄賂を贈っていた。
- そのため、筧は楠のことを殺害し、市長に殺害の予告があるせいで市長に注目がいっている隙に的場を襲ったのだった。
- しかし、筧には共犯者がいた。
- 筧の息子の父親である赤城だった。
- しかし、赤城を逮捕することができた。
- 赤城を捕まえる際にナイフで刺された弓削は一命を取り留めた。
- 的場は収賄の容疑で逮捕された。
- 市長は紙子の経営再建を採用することにした。
ドラマの最後で、俺たちは友達ではない。
じゃあなんだ?っていうところがあるけど、バディって言わないでおくところは演出なのかな。
また続編見たいね。