2024年4月19日(金)夜10時からスタートする、TBS系新金曜ドラマ「9ボーダー」。
その第1話が4月19日に放送されました。
主演は、TBSドラマの出演は2021年の火曜ドラマ「着飾る恋には理由があって」で主演を務めて以来3年ぶりとなる川口 春奈(かわぐち はるな)さん。
29歳の次女七苗(なな)、39歳の長女六月(むつき)、19歳の三女八海(はつみ)は、大台を迎える前のラストイヤー「9ボーダー」真っ只中。
そんな三姉妹が父の突然の失踪をきっかけに、一つ屋根の下に集結します。
それぞれにその年代ならではのモヤモヤや焦りを感じながら、人生を前向きに進んでいくヒューマンラブストーリー。
三姉妹が悩みながらも恋愛、仕事に立ち向かう姿に毎週元気をもらえそう!
この記事では「9ボーダー」第1話のあらすじと感想を、ネタバレありで解説していきます!
この記事はネタバレの要素を含みます。まだ内容を知りたくないという方はご注意ください。
「9ボーダ」第1話 あらすじ
飲食業のトータルプロデュース会社で働く29歳の大庭七苗(川口春奈)は、最年少でブランド戦略部の副部長に抜擢された、仕事ができるしっかり者。しかしキャリアアップによって雑務が増え、大好きだったクリエイティブな仕事が遠ざかり、こんなはずではなかったと思うこともしばしば。しかも仕事に打ち込むあまり恋愛からも遠ざかっており、気づけば周りがみんな結婚し家庭を持つ状況に、なんとも言えないやりきれなさを抱えていた。
そんなある日、実家で銭湯を営む七苗の父が突如失踪する。それを機に、夫と4年もの間別居生活を送る39歳の長女・六月(木南晴夏)と、高校卒業後、浪人生といいながらダラダラと目標もなく過ごしている19歳の三女・八海(畑芽育)、そして29歳の七苗という大台目前の3姉妹が一つ屋根の下に集結。父の行き先に思いを巡らせる。
そんな中、七苗はバルで働くコウタロウ(松下洸平)に出会う。ある事情を抱えているコウタロウを最初は不思議に思う七苗だったが、次第に心惹かれていき・・・。一方、八海はマッチングアプリで出会ったエリート商社マンから交際0日婚を申し込まれるも、高校時代から片思いをしている七苗の幼馴染・陽太(木戸大聖)への想いを捨てきれず、返答を遅らせる。しかし陽太が想いを寄せているのは七苗で・・・やがて三角関係の恋に発展していく。六月は夫との別居生活を解消したいと思いながらも、なかなか行動に移せずにいた。そんな中、六月が勤める会計事務所に新人公認会計士・松嶋(井之脇海)がやってきて、日常が一変する。
“モヤり”“焦り”ながらも恋に仕事に立ち向かう3姉妹の、波乱の日々が幕を開ける!
出典:「9ボーダー」公式サイト
七苗(川口春奈)は、バルで働く”ある事情”を抱えたコウタロウ(松下洸平)に惹かれていく…。
八海はマッチングアプリで出会った商社マンから交際0日婚を申し込まれるものの、高校時代から片思いの陽太(木戸大聖)への想いを捨てきれず、七苗、八海、陽太は三角関係に…。
そして長女の六月(木南晴夏)は、夫と別居中に、新人公認会計士の松嶋(井之脇海)と出会って日常が一変…?
三姉妹の恋も三者三様かなり気になる展開です!
「9ボーダー」第1話 ネタバレあらすじ・感想
それでは4月19日に放送された「9ボーダー」第1話の内容について、ネタバレありで詳しく解説していきたいと思います!
突然いなくなった父
実家の銭湯に集まった三姉妹、長女の六月(木南晴夏)、次女の七苗(川口春奈)、三女の八海(畑芽育)。
家を出る
心配するな
あとのことは頼む
父
父親の五郎が置手紙をして突然いなくなってしまったのです。
近所に住む酒屋の息子陽太(木戸大聖)も銭湯に来て心配します。
父の五郎は何度電話をしても出ません。
とりあえず自分の意志で家を出たということで、警察に届けるのはしばらく様子を見てからにすることに。
3姉妹で一番のしっかり者の七苗は、てきぱきと指示をして仕事に急いで戻るのでした。
どうしてお父さんは家を出て行ったのでしょう?
仕事は順調でしたが、ブランド戦略副部長と人材育成推進リーダーという役職を兼務し忙しい日々を送るも、本当はお店のプロデュースがしたい七苗。
重要な仕事を任され、後輩達の希望の星になってくれ、と上司に言われますが、やりたい仕事はできずにいることに少しモヤモヤする日々を送っていました。
七苗は、自分がプロデュースした店で偶然元カレの誠と再会します。
3年振りに会う元カレは結婚していて、奥さんは妊娠4か月でした。
咄嗟に指輪を薬指にはめ直し、恋人のいるフリをする七苗。
そんな七苗に誠は、
よかった幸せで。
仕事ばっかりじゃ寂しいもんな。
と笑顔で言うのでした。
モヤモヤしながら会社までの道を歩く七苗は、路上で歌う青年と出会います。
しばらく青年の歌に聴き入る七苗。
ふと青年と目が合い、我に返った七苗はそのまま青年の目の前を通り過ぎようとします。
そんな七苗の手を突然その青年が掴みます。
驚いて振り返る七苗に、その青年は、
僕のこと知ってますか?
僕が誰かわかりますか?
と聞いてきます。
いえ、すみません。
と七苗は戸惑いながら答えるのでした。
松下洸平さん、演技だけでなく、歌も上手くてビックリです!
銭湯に入る三姉妹。
父親の行方の手がかりを捜そうにも全く進みません。
六月の経営する会計事務所はエースが辞めてしまい現在人手不足の状態。
八海は就職か、大学か専門学校に進学か、進路を決めかねていました。
七苗は彼氏の気配が全くナシ、と二人から指摘されるも、彼氏もいてデートもしてると言い張ります。
それぞれの近況に突っ込み合いながらも、三人は自分たちの親に思いを馳せます。
そうして16年経った今、今度は父親も突然家を出て行ってしまった現状に、親たちの勝手さを嘆く三姉妹。
タイやドイツでは9がつく歳は厄年と言われている、と突然六月が言い出し、
40歳までに夫との別居を解消する
と宣言します。
六月は夫の浮気が原因で4年間夫の邦夫と別居しているのでした。
八海も、
20歳までに進路をどうするか決めようかな
とポツリと宣言。
そして七苗は、
30歳になるまでに幸せになりたい
と宣言するのでした。
復縁、進路、結婚。
それぞれの目標が達成できるよう、乾杯する三人。
また会った青年
私、どんな人が好きだったっけ?
と呟きながらも、七苗は幸せになるべくマッチングアプリに登録します。
仕事をますます任される中、新人の指導にも当たり、新人とも真摯に向き合っていたつもりが、
大庭さん、そっち側の人になっちゃったんですね。
と言われ、モヤモヤが溜まっていく七苗。
一方、六月の会計事務所には、松嶋(井之脇海)が面接に訪れます。
ハムスターを連れて面接を受けるという一風変わった松嶋でしたが、大学卒業後に世界各国を旅して回ったという話を聞き、世界を転々とした六月と共通の話題で盛り上がるのでした。
その頃八海は、マッチングアプリで知り合った会社員の立花(浜頭功海)にプロポーズをされていました。
まだ3回しか会っていない立花に結婚してくださいと言われ戸惑う八海に、シンガポールに海外赴任が決まり、一緒にいってもらいたいという立花。
なぜ自分を結婚相手に選んだか、八海が理由を聞くと、立花は「若いから」と答えます。
八海はまだ若いからこれから何にでもなれる。
最高のサポーターになってくれる。
もちろん自分も支えるし、支えて支えられて支えあう関係になりたい。
という立花に、釈然としないまま、八海は愛想笑いを浮かべるのでした。
グルメサークルの仲間に仕事の愚痴を聞いてくれとメッセージ送っても、デートや子供の用事などで誰も掴まらない七苗。
仕方なく一人家までの道を歩きます。
突然雨が降りだし、傘をさす七苗は、またあの時の青年が路上で歌を歌っているのを見つけます。
雨の中、青年に傘をさしてあげる七苗。
よかったら使ってください。
と言う七苗をじっと見つめる青年。
コウタロウ
傘を持った女性が現れ、青年に声をかけたのでした。
青年に声をかけた女性・あつ子(YOU)が経営するバルに行き、ご飯を食べる七苗。
あつ子は七苗の父を知っていました。
父は何度かこのバルに来ており、娘3人の自慢をしていたそうで、七苗のことは、一番のしっかり者で、仕事もできて、家のこともできて、何の心配もいらない、と話していたとのこと。
そのことを否定せず、仕事も楽しいし、それ以外もバランス取れていて充実している、と話した七苗でしたが、
うそ。
ほんとは寂しい?
と、コウタロウと呼ばれる青年に本心を言い当てられてしまいます。
この青年はいったい何者なのか不思議に思う七苗。
あつ子が青年について話してくれます。
コウタロウには記憶がなく、一か月前に店の外で倒れていて、それ以来、このバルで住み込みであつ子が面倒を見ていること。
橋にある階段からおちて頭を強く打ち、どうやら過去がすっぽり思い出せないということ。
だけど不安そうな様子もなく幸せそうにしてること。
そんな不思議な青年の話を聞き、月を見上げるコウタロウを見つめる七苗。
そうして、コウタロウと一緒に月を見上げるのでした。
コウタロウの無邪気なようでもあり、ものすごく大人っぽくもある表情に惹きつけられます。
姉妹げんか勃発⁉
七苗がプロデュースした店でパーティーがあると聞き、六月が夫と一緒に行くと言い出します。
それを聞いて八海も彼氏を連れて行くから、七苗も彼氏を連れてきて、と言い出します。
見栄を張って彼氏がいると言っていた七苗は焦るものの、ホントは彼氏がいないのではと二人に疑われ、連れて行く約束をしてしまいます。
七苗に彼氏がいると聞き、気にする様子の陽太。
そしてそんな陽太を八海はじっと見つめていました。
三角関係の前兆⁉
パーティーに彼氏を連れて行くことになってしまった七苗は、一緒に行ってくれる男友達も見つかり、ほっと一安心。
ですが、ほっとしたのも束の間、仕事で上司に呼び出された七苗は、部下からクレームがきていると言われます。
クレーム内容は、気を遣われすぎて全然指導してくれない、ホワイトハラスメントとのこと。
またも七苗は仕事でモヤモヤしてしまいます。
それでも気持ちを切り替えてパーティーに出席する七苗。
ですが今度は、彼氏のフリをしてくれる約束の男友達がドタキャン。
八海に彼氏はと詰め寄られ、マッチングアプリに登録していることもバレてしまいます。
絶対絶命の七苗でしたが、陽太が機転を利かし彼氏のフリをしてくれ、何とかピンチを切り抜けたのでした。
一方、パーティーを欠席した六月は夫・邦夫に離婚届と指輪を渡され、「別れよう」と言われていたのでした。
5年前に浮気した相手と結婚したいから離婚してほしいと言われ激怒する六月。
「絶対離婚なんてしない」と言い張る六月を説得する七苗。
そんな七苗に今度は八海が偽装彼氏をしていたことに突っ込みます。
ホントは彼氏募集中でアプリに登録したことがバレて、陽太が彼氏のフリをしたことに激怒する八海。
みじめ、ダッサと二人から言われ、今度は七苗が八海に反撃します。
会ったばかりの彼と交際0日婚すると言い出したことに、今度は姉二人が突っ込みます。
浪人生のくせに、いつか路頭に迷う、と二人から言われ、耳を塞ぐ八海。
結婚できても仕事ができてもお姉たち全然幸せそうじゃないし、何の希望もない
という八海に、
あんたには未来があるじゃん、でも私にはないんだよ。
タイムリミットが迫ってる。
なのに結婚するほど好きな男に振られたの。
興奮してまくし立てる六月を冷静に諫める七苗。
そんな七苗をいつも上から目線、優秀で完璧な次女、偽装彼氏とか虚勢を張ってダサい、と責める二人に、とうとう冷静な七苗も爆発します。
母親が家を出ていき、六月は海外、八海はまだ幼い中、その日から家の事は自分が全部やって、ずっとこれまで気を張って生きてきたんだから、虚勢くらい張ったっていいでしょ、ホントは何にもないんだから!
と悲痛な本音を吐露するのでした。
七苗の悲痛な思いが伝わってきて、川口春奈さんの演技にグッときました!
俺のこと好きになっていいよ
それぞれがそれぞれの悩みで落ちこむ中、少しだけ気持ちを浮上させてくれる出来事が3人に起こります。
六月は松嶋に、イタリアですごく気に入っていたお店の名前を思い出させてもらい、松嶋の事務所への採用を決めます。
八海は、鼻についたアイスクリームを陽太に拭いてもらい、「赤ちゃんかよ」と言われ、照れつつも少し気持ちがほっこりします。
そして七苗はコウタロウに誘われ桜を一緒に見に行きます。
桜を見るのは初めて。
よかった、何も覚えてなくて。
と幸せそうに桜を見るコウタロウを見て、思わず本音をこぼす七苗。
自分が何をしたいか、どうなりたいかもわからない。
本当は、あなたの言う通り、さみしい。
そんな七苗の肩にもたれて寝てしまうコウタロウ。
七苗の目からは思わず涙があふれ出てしまうのでした。
満開の夜桜を見上げる二人。
七苗を見つめるコウタロウ。
俺はわかるよ。
歌をきいてくれた。
傘を貸してくれた。
一緒に桜を見てくれた。
大丈夫。
素敵な人だから。
幸せになるよ、きっと。
コウタロウの言葉に、それでもやっぱり自信を持てない七苗。
なれるかな。
ひとりで、すきなひともいないのに。
そんな七苗に、七苗をまっすぐ見つめてコウタロウは言うのでした。
じゃあ俺のこと好きになっていいよ。
俺もきっと君のこと好きになる。
そんな気がする。
手をつないで桜を見上げる二人。
最後の最後にめちゃくちゃ胸キュンシーンが…!!
「9ボーダー」第1話ネタバレ感想・考察!父が失踪!9ボーダーの三姉妹が集結! まとめ
- 父親が突然家から出て行ってしまった。
- 母親も16年前、離婚して家を出て行ってしまっていた。
- 次女の七苗は、仕事は重要な役割を任せられるものの、やりたい仕事はできずにいた。
- 長女の六月は、夫の浮気が原因で4年前から別居中。
- 三女の八海は、実家で浪人中、進路を決めかねていた。
- 七苗は路上で歌を歌っていた記憶喪失のコウタロウと知り合い惹かれていく。
- 六月は夫に離婚したいと告げられショックを受けるも、新米会計士の松嶋の存在に少し気持ちが癒される。
- 八海はマッチングアプリで知り合った男性に交際0日婚を申し込まれるが、高校時代から好きな陽太のことが忘れられずにいる。
三姉妹それぞれのモヤモヤが盛りだくさんな中、それぞれ気になる男性の存在が3姉妹の心を癒してくれる、そんな第1話でした!
これからそれぞれの恋がどう進展していくのか楽しみです!
男性陣3人、全然違うタイプでそれぞれ魅力がたっぷりですね!