2024年4月19日(金)夜10時からスタートした、TBS系金曜ドラマ「9ボーダー」。
その第4話が、5月10日に放送されました。
第3話では、六月がとうとう離婚を決意、七苗は職場に退職を申し出ました。
七苗とコウタロウは少しずつ距離を縮め、六月と八海の恋も動き始めそうな予感です…。
六月と七苗は前を向き進み始めます。次は八海の番…?
この記事では、「9ボーダー」第4話のあらすじと感想を、ネタバレありで解説していきます!
この記事は、ネタバレの要素を含みます。まだ内容を知りたくないという方はご注意ください。
「9ボーダー」第4話あらすじ
会社を辞める宣言をした七苗(川口春奈)は、有給消化で気ままな生活を満喫中。
不意のキス以来、コウタロウ(松下洸平)への自分の気持ちを確信し、前向きに2人の関係を考える七苗だったが、コウタロウには何か思うところがあるようで…。
一方、八海(畑芽育)は七苗とコウタロウのキスを偶然目撃してショックを受ける陽太(木戸大聖)を前に、より一層切なさを募らせていた。
さらに、ようやく邦夫(山中聡)との離婚届に判を押した六月(木南晴夏)は、最後に邦夫と話したいと思うも、その最後の一歩をなかなか踏み出せずにいて……。その様子を見守ることしかできず悩む松嶋(井之脇海)。
そんな中、失踪中の大庭家の父・五郎から一枚のハガキが届く。
出典:「9ボーダー」公式サイト
前回は、七苗がコウタロウへの恋にブレーキをかけていましたが、今回はコウタロウが七苗との恋に何か思うところが…?
一方、陽太の七苗への恋心を目の当たりにした八海は、自分の思いの行き場に苦しむ展開に…。
そして離婚を決めた六月は、最後にちゃんと邦夫と話をして、結婚に区切りをつけられるのでしょうか…?
八海の恋の行方が気になります…!
「9ボーダー」第4話ネタバレあらすじ・感想
ぶつかる七苗と八海
離婚届を書いたものの邦夫に渡すことができずにいる六月(木南 晴夏)。
「最後に会えますか?」というメッセージを邦夫に送れずにいました。
一方七苗(川口 春奈)は、職場でやるべきことをすべてやり終え有給を満喫していました。
実家に運んだ七苗の荷物はまったく片付かず、もう一週間も何もしないで過ごす七苗に不満タラタラの八海(畑 芽育)。
「今は仕事から解放されホッと一息ついて好きな人のことを考えたい」、と言う七苗に六月が説教します。
仕事をやめたらやらなきゃならないことがたくさんある、と七苗を現実に引き戻す六月。
そんな六月に便乗し一緒になって七苗に説教する八海。
今度はそんな八海を家でのんびりせずそろそろ行動し社会に出るよう発破をかける六月なのでした。
ちょうど銭湯へ空き瓶の回収に来た陽太(木戸 大聖)に荷物の片付けを頼む七苗。
じゃれ合う二人を面白くなさそうに八海が見つめます。
コウタロウと七苗のキスを目撃し動揺する陽太を目の当たりにし、八海の今の心境はとても複雑です…!
六月にもっともなことを言われ、そろそろ行動しようとハローワークに行く七苗。
ですがこれといってやりたい仕事は見つかりません。
帰り道、行き交う人がみんな働いているのを見て、自分一人取り残されているような感覚になる七苗。
路上で歌うコウタロウと偶然会い、今の自分の気持ちをコウタロウに打ち明けます。
つい考えちゃった。
私今何もしてないから。
私はこれから何を頑張ればいいのかなって。
私これからどうしたいんだ?
七苗の話を黙って聞いていたコウタロウ。
突然七苗に、
どうしたいか分かんないときは、今日一日楽しく過ごそう。
と言って七苗の手を取り、どこかへ引っ張っていくのでした。
カフェでコーヒーを飲む二人。
船に乗ったり、アクセサリーや服を一緒に見て、楽しい時間を過ごします。
もう夏だと、夏服をコウタロウに勧める七苗に、どこか困った様子で「俺はいいや。」とやんわり断るコウタロウ。
そんなコウタロウを不思議そうに、少し不安げに見つめる七苗。
「今日は付き合ってくれてありがとう。」という七苗に、「また銭湯で。」と返すコウタロウ。
手を振って二人は別れます。
それを偶然見かけた陽太は、居ても立っても居られずコウタロウに駆け寄ります。
七苗のことどう思ってるんですか?
自分のことがわからない、過去の事がわからないあなたがノリやムードだけで七苗を振り回すのはやめてほしい。
と、思っていたことをコウタロウにぶつけるのでした。
陽太の七苗への思いがどんどん大きくなっていきます
次の日、父・五郎から
もうすぐカエル。
とのハガキが届きます。
父親が無事だったことに安堵するも、もうすぐとはどれくらいなのかとあれこれ話す三姉妹。
それを聞いて、父の失踪以来休みなく働いていたバイトの梅津の不満が爆発します。
さすがにこれ以上梅津ばかりに負担をかける訳にもいかず、七苗と八海で本格的に銭湯の手伝いをすることに。
湯を沸かし、薪をくべ、ひたすら浴槽の掃除。
思ったよりも大変な銭湯の運営にヘトヘトになりながら、七苗は物思いにふけりながら薪を割る八海にサボるなと注意します。
八海は、コウタロウと七苗のキスを目撃してしまった時のことを思い出していました。
ショックを受ける陽太に思わず後ろから抱き着いてしまった八海。
つい慰めちゃったよ。
あまりにもかわいそすぎて。
とごまかす八海に、
「ばーか、かわいそがんな。」と言って、はぐらかすように八海をからかい、
いい妹分もったわ。
と笑顔で去って行った陽太。
行き場のない陽太と自分の思いに、モヤモヤが募っていく八海。
一方、六月は事務所の事務員である盛岡に「腹決めな」と背中を押され、とうとう邦夫に「最後に会えますか?」とメッセージを送ったのでした。
「あ~これで確定だ。私バツイチ確定。」とつぶやく六月を松嶋(井之脇 海)が心配そうに見つめます。
しばらく銭湯に来ていないコウタロウ。
路上でもしばらく歌ってないようでなかなか会えず心配になります。
コウタロウが気になりつつも、銭湯の運営に忙しく動きまわる七苗。
銭湯のことを手分けしてやっている八海の行動が目に付きつい口を出してしまいます。
薪を割るなど仕事もちゃんとやっているのに色々言ってくる七苗に八海もイライラ。
二人の間がピリつきます。
おおば湯にちょこちょこやって来るようになった松嶋。
湯船につかると、偶然陽太と隣同士に。
元気のない様子の陽太に「何かお悩みですか?」と声をかける松嶋。
あ~、いや~、余計なことを言ったかな~、と。
という陽太に、
余計な事のひとつも言えないのももどかしいです。
と松嶋。
湯に浸かりながら物思いにふける二人なのでした。
陽太と松嶋の思いも今のところ一方通行です…
七苗が偶然金銭出納帳を見つけたことで、おおば湯が毎月赤字を出していたことが判明します。
この家と土地をいつかは売ることを考える必要があると言う七苗と、家を売るのは反対という八海が対立します。
ケンカに発展する二人。
家を飛び出す八海を陽太が追いかけるのでした。
将来に迷う八海とコウタロウ
八海を探しに七苗も出かけます。
家に2人になる六月と松嶋。
そこへ、六月のスマホに邦夫からのメッセージが。
「会って別れ話してくるわ。」と言う六月に、
「もし独身に戻ったらまた誰かと…」と言い出す松嶋に、「ない。」ときっぱり断言する六月。
また誰かを好きになって失った時、もうホントつらい。
と悲しげに話す六月に、「ですよね。」としか言えない松嶋なのでした。
七苗が電話をかけても電話に出ない八海。
八海は元婚約者の立花と会っていました。
「やりたいことが見つからない。」と立花に相談する八海。
わずかでもほんの少しでも興味ある、心が動くことを見つけられたら、やりたいこともきっと見つかる。
と立花は八海に言うのでした。
その頃七苗は、八海を探している途中で偶然あつ子と会っていました。
あつ子と話すうちに、七苗は、10代ってキラキラしてたようでいて意外とどんよりとしていたな、と自分の10代を振り返ります。
コウタロウの話になり、夏服をいらないと言うコウタロウの話をする七苗。
コウタロウが何を考えてるのかわからない、と話す七苗に、
そこまで考えられないのかも。
いつまでここにいるかわからない。
今で精一杯。
そんな風に思ってるんじゃないかな。
とあつ子は言うのでした。
朝になっても八海は家に帰ってきません。
八海のことを気にしつつも、コウタロウのことも気になる七苗はコウタロウの働くバルを訪れていました。
バルにはコウタロウと八海がいました。
朝に偶然会い八海をバルに連れてきた、というコウタロウ。
間にコウタロウが入るも、また喧嘩を始める二人。
どうしても家には帰らないという八海に、七苗はいいかげん将来のためを考えて行動を起こすよう八海に強く言ってしまいます。
ですが、将来のために行動しなければいけない状況なのは七苗も一緒だと言い返す八海に七苗は何も言い返せません。
私は私なりに考えてることがある、と言う八海にそれ以上は何も言わず一人バルを出る七苗。
そんな七苗をコウタロウは追いかけてきます。
八海も色々考えてると、八海をかばうコウタロウに、
コウタロウさんも何も話してくれないよね。
話したいのに来てくれない。
連絡を取りたくても取れない。
私たちって何?
と思わず自分の不安な思いをぶつけてしまう七苗でした。
七苗が八海に言った言葉は、コウタロウにも七苗自身にも当てはまる言葉でした…
そのままコウタロウと別れ家に戻ってきた七苗。
家には、これから夫に会いに出かける六月がいました。
これからちょっと離婚してくる。
七苗に負けないように私も前に進むから。
と言う六月を抱きしめ、「健闘を祈る。」と声をかける七苗なのでした。
前を向く六月
向かい合って座る六月と邦夫。
「ずっと嫌だった、その顔。」
と邦夫に向かって言う六月。
「いつからか私のこと見ると、どっか困ったような、ひるんだような。」
離婚届を差し出す六月。
もっと早く渡せばよかったね。
あなたが楽になるなら。
もっと早く。
涙をこらえて、感情を押し殺して話す六月。
早々と席を立とうとする六月に、
イタリアで最初に会った時もこんな店だった。
君は友達とにぎやかにワインを飲んでて、思いっきり笑ってた。
はじけるように。
いつからかあんな風に笑わなくなったの、俺のせいだね。
ごめん。
そんな邦夫の言葉に、涙を必死でこらえる六月は、「元気でね。」と言って、無理やり思いっきり笑ったのでした。
帰り道、我慢できず涙を流す六月。
そこへ松嶋が現れます。
「何で」と言う六月に、偶然を装うも、泣いている六月を見て、
「嘘です。心配で。」と六月を抱きしめる松嶋。
涙が次から次へと流れ、抱きしめる松嶋の背に六月はそっと手を回すのでした。
コウタロウが働くバルの前で陽太が手持ち無沙汰に立っていました。
そこへ空き瓶を運び出てくるコウタロウ。
「やる。限定品。店に入ったから。」と言って限定品のビールをコウタロウに差し出します。
お礼を言って受け取るコウタロウに、「この間は言い過ぎた。」と言って去っていく陽太なのでした。
陽太はずっとコウタロウに言ってしまったことを気にしてたんだろうな~
家に帰ってきた六月に、「おつとめご苦労さまでした。」と七苗が声をかけます。
そんな七苗に「今のお帰り、すっごい染みた~。」としみじみと言う六月。
そして、
大丈夫。
泣いてなんかいられない。
進むよ、前に。
と明るく言うのでした。
八海の思い
六月と七苗が夕食の準備をしようとしているところへ、八海が帰ってきます。
「今月分の赤字なくなったから。」
と二人にスマホを見せる八海。
八海は知り合いにやり方を聞いて、クラウドファンディングで支援を募り、資金を調達したのでした。
何の取り柄もないグダグダしてる私でも、ひとつだけ確かなことがあって。
この家が好き。
おおば湯が好き。
だから売るなんて言わないで。
と涙目で語る八海。
そんな妹の姿を見て七苗は「やるしかないか。」と決心します。
八海の肩を抱いて
やってみるか。
本格的に立て直す。
おおば湯を。
と力強く言うのでした。
そんな七苗の言葉に八海は笑顔でうなずきます。
抱き合って決意を固くする三姉妹なのでした。
六月と八海が風呂に入りに行ったところに、ちょうどコウタロウがやってきます。
家にやってきたコウタロウは、最近なかなか会えなかった理由を七苗に話します。
あれから考えてみた。
俺はこれからどうしたい?
七苗みたいに考えて。
夏。
俺はどうしてるか考えたら。
七苗とスイカ食べてる。
秋。
またあのコーヒーを七苗と飲みに行く。
必ずそばに七苗がいる。
そう思えたから、仕事探そうって思って。
でも全然ダメで。
だから連絡できなくて…ごめん。
コウタロウが見せてくれたメモ帳には、仕事先候補がずらっと書かれていました。
でもそのどれもにバツがつけられています。
落ち込んだ様子のコウタロウを抱きしめる七苗。
いつもいる。
私がそばにいる。
どんな時もおおば湯で待ってるから。
だから私の事好きになっていいよ。
と言う七苗。
コウタロウは七苗の手に自分の手を重ねて、
「もうとっくに大好きだよ。」
と言うのでした。
商店街を歩く少年。
その少年はどうやらおおば湯を探しているようでした。
その少年はいったい何者なのでしょうか…?
「9ボーダー」第4話ネタバレ感想と考察!父からのハガキと交錯する恋心!まとめ
- 父・五郎から「もうすぐ帰る。」というハガキが届いた。
- おおば湯が毎月赤字が続いていることが発覚。
- 3姉妹はおおば湯を本格的に立て直すことを決意。
- 七苗はハローワークに行くものの、次のやりたい仕事を見つけられずにいた。
- 六月はとうとう夫に離婚届を渡し、結婚に区切りをつけ、前を向く決心を固める。
- コウタロウも七苗とこれからも一緒にいるため仕事を探し始めたが、全然見つからないでいた。
今回、おおば湯が存続の危機だということが判明!
三姉妹はおおば湯を立て直すことを決意します。
また、ラストにおおば湯の場所を尋ねていた少年はいったい誰なのでしょうか…?
父・五郎もそろそろ登場でしょうか…?