2024年4月14日(日)よる9時よりスタートしたTBS系日曜劇場『アンチヒーロー』をが、いよいよ最終回を迎えます。
前回、明墨は瀬古を揺さぶり、倉田からは真実を聞き出しました。
赤峰と紫ノ宮は、志水のノートや、桃瀬の残した資料から新たな検察の不正を発見!
それを立証できれば、、
ですが、白木の裏切りにより、明墨が逮捕されてしまいます!
白木の裏切りは、作戦?
緑川も協力?だとすると、明墨は自分の罪を償いつつ伊達原の不正を暴く、というか、紫ノ宮と赤峰に暴いてもらうつもりなのでは、、?
それで「あとは任せる」、、なのかも。
ここからは、6月16日(日)放送の最終回あらとすじを、ネタバレありで詳しく解説していきます!しら
ネタバレが含まれますので、まだ内容を知りたくないという方はご注意下さい。
『アンチヒーロー』最終回あらすじ
明墨(長谷川博己)を証拠隠滅罪に問う裁判が始まる。
担当検事は伊達原(野村萬斎)。法廷で因縁の対決が繰り広げられる。
12年前の事件、志水(緒形直人)の冤罪は証明されるのか…。正義とは何か?アンチヒーローの結末は?
アンチヒーロー公式サイト
すべての真相が明かされる!!
志水は無罪に、緋山は殺人を自供、、となるのでしょうか?
とにかく、見るしかないです!というか、早く見たいです!
『アンチヒーロー』最終回ネタバレと結末の感想
勾留されている明墨のもとへ伊達原がやってきました。
伊達原は「危ない橋を渡っているといつかはこうなる」と、椅子に座り自分が秋田の片田舎に生まれたことを話し始めました。
必死に勉強して東京に出たが司法の世界に入ると、田舎者、三流大学出だというだけで軽んじられ抑えつけられたという。
「私はね、権力を憎んでいる、理不尽を憎んでいる、悪を憎んでいる」
伊達原は前にも話したという例えを明墨に聞きました。
「大切な家族を前に男がナイフを振りかぶっている、君の手にはナイフがある、さあ、君は、、、?」明墨は即座に「殺します」
あ、この話、前に赤峰くんにしてた、、
「大切な家族を守るためには誰しも人を殺す、家族を守った者を人々は正義と言う、私にも守るべき家族がいる」
「ある行為が正義か悪になるかは見え方次第、法律というのはその見え方のために上手く利用するべきもの、君もいい線いってたんだけどねえ、残念でなりません」と言って帰っていきました。
緋山は明墨と同時に証拠隠滅の教唆犯として身柄を拘束されました。
明墨の裁判を前に
青山と紫ノ宮と赤峰は、志水の冤罪を晴らすための証拠探しを続けています。
赤峰は、平塚専門官の元部下・金田に会い話を聞くことができました。
平塚はガンで亡くなる前に「科学者として許されない過ちを犯した」と言っていたと言います。
そして「今回電話をもらうまで、改ざんなんて想像もしていなかったが、そうかもしれない」と。
明墨にそのことを報告に行き、改ざんを後悔した平塚が善意で残したものがあるかもしれないと、科捜研に連絡も取っていると話しました。
なんだか赤峰くん、顔つきが変わってきましたね。
赤峰と紫ノ宮が廊下を歩いていると、菊池検事と白木に会いました。
赤峰が白木に裏切った理由を聞くと「単純に目が覚めたってだけ。だっておかしいでしょ?殺人の証拠を隠すなんて。悪いけど、間違ってるとは思ってないから」と言いました。
白木さん、本当に伊達原側の人になったの、、?
明墨の裁判・証拠隠滅罪幇助の疑惑
いよいよマスコミも注目の明墨の裁判が始まりました。
白木が証言します。
「緋山さんは無罪じゃありません。事務所でジャンパーが見つかったんです」
緑川が、血痕のついたジャンパーはDNA鑑定の結果緋山本人のものと断定したと言います。
次は緋山に、緑川が「あなたは自宅に向かう羽木さんを追いかけ、背後からハンマーで頭部を殴打し死亡させましたか?」と聞くと「はい、私が殺しました」と答えました。
会場内がざわつき、緋山は続けて「自分の事件の控訴審では全てを話し、罪を償う」と言いました。
そして、ジャンパーを裁判のあとゴミ処理場で処分をするよう指示してきたのは、明墨と答えました。
緑川が発言しようとするのを遮って伊達原が緋山に「被告人はなぜ、あなたに罪を隠せと言ったんだと思いましたか?」と聞きます。
緋山は、12年前の冤罪を晴らすためだったと言い、そのために動画を探すのを手伝って欲しいと言われたが、動画は見つからず、動画があったことも証明できなかったと言いました。
今度は赤峰が、起訴状の事実についてきくと、明墨は「全て事実です」と言いました。
赤峰が「今、この法廷で何か言いたいことはありますか?」と聞くと「必ず、志水さんの冤罪を晴らします」と明墨。
伊達原はまた、志水の冤罪疑惑の記事についても、不確かな情報でマスコミをあおり世間を騒がせた、と明墨にせまります。
明墨は、証拠はなないが冤罪だと確信するだけの根拠はあると言い、桃瀬のファイルの説明もしました。
そして「深沢という刑事が、志水さんのアリバイを示す動画が見つかったがもみ消されたと証言している、伊達原検事正、あなたによって」と明墨。
始まりました!明墨と伊達原の、対決!
伊達原は高笑いをしたあと、桃瀬のファイルの存在は認めているものの、深沢はそんなことは言っていないと確認したこと、桃瀬の病気のことにまで言及し、ファイルの信憑性を問います。
さらに、明墨が検察にいた頃、まさに正義の検察官だったが、極端な正義感は、時に道を誤らせると言い、伊達原の話が止まりません。
赤峰がそれを止めました。
明墨は伊達原に「随分と必死ですね。検事正は、真実を追い求めるというより必死でご自身の疑惑を払拭しようとしているように見える」と言いました。
そして明墨は爆弾発言をします。
「間もなく志水さんの再審請求を行う予定、新証拠が見つかりましたので」
伊達原は、「でしたら、見せてもらいましょうか?」とニヤリ。
「私も同じ意見です。次回公判で弁護人からその証拠を示します」と明墨。
一瞬、赤峰と紫ノ宮が動揺したのを、伊達原は気付いた。
伊達原は白木に新証拠について確認します。
白木は「ボツリヌストキシン」と言いました。
白木さん、お金と引き換えに、、
第二回公判・新証拠
前回の公判証言した新証拠について、明墨が説明します。
伊達原は、余裕の表情を見せています。
「糸井一家殺人事件は、毒殺事件。捜査資料によれば現場のテーブルと遺体からタリウムが検出された」と明墨。
ここで赤峰が証拠となる、科捜研で行われた薬毒物検査の鑑定書を見せました。
「この書類は科捜研の資料室で発見された、事件の毒物鑑定を行った平塚先生が残したもの。この書類によれば、致死量をはるかにこえる量のボツリヌストキシンが検出された」と明墨。
続けて「鑑定結果が書き換えられた、そうですよね?伊達原検事正?」と言いました。
赤峰に、そう考える理由を聞かせて下さいと言われ、明墨の説明が始まりました。
理由は二つで、一つは伊達原検事正には、志水さんのアリバイを示す動画をもみ消した疑いがあること、もう一つは、当時の検察が差し迫った状況にあったこと。
志水は逮捕後ずっと否認を続けていた。
殺人を裏付ける証拠は何一つ出ていなかったが、志水の勾留はあらゆる理由をつけて65日にもおよんだ。
最後の勾留満期が迫っている、これ以上身柄拘束の理由はない、釈放するしかないのか、、。
一方、科捜研からは薬毒物の鑑定結果、遺体からボツリヌストキシンが検出されたと報告が出ていた。
しかし、ボツリヌストキシンで志水の犯行との理由をつくるのは困難だった。
会社の倉庫には殺鼠剤としての硫酸タリウムが常備してあり管理もずさんだったため、硫酸タリウムなら都合がよかった。
そして志水は再逮捕された。
伊達原が反論します。
「たしかに、ボツリヌストキシンが検出されていたが、その後、現場から新たにタリウムが検出されたと報告があった」と、薬毒物鑑定の正式な記録が記された書類を提示しました。
「ご覧の通り、ボツリヌストキシンとタリウム、二つの検査が行われている。遺体から検出されたボツリヌストキシンの量はほんのわずかで、人間が死ぬような量ではなかった。」
「なるほど、それがあなたの作ったストーリーですか」と明墨。
しかし伊達原は、弁護側の書類は偽造だと言い、存在するはずがないと言いきります。
「ではなぜ、存在するはずのない書類を必死に探したんですか?裁判長、検事正はつい最近、科捜研の資料室に出入りしています。映像があります」と明墨。
逆転の映像
資料室には防犯カメラはないが、別のカメラが設置されていました。
明墨は裁判長に伊達原の求釈明を請求し、映像を流しはじめました。
伊達原は古い資料を探しに行ったと言いますが、映像では「平塚」と書かれたファイルを探し当てていました。
そして、一枚の書類を抜き取りました。
「よおーく、ご覧ください」と明墨が言うと、その抜き取った書類が拡大されました。
弁護側が用意した書類と同じ、、
緑川さん、驚いてしまってます。
明墨が説明します。
「この事件の鑑定をされた平塚先生は、亡くなる前、自らの過ちを後悔し何かを託そうとしていたと言います。その情報を入手し、すぐさま探しに行った。あとは映像の通り」と。
しかし、その書類は明墨たちが用意した偽物で、明墨たちが一足早く資料室に入り証拠の原本を入手していました。
伊達原が「君たちが警察内部には入れるわけがない!」と言うと明墨は「そうでしょうね、警察内部の人間とか、、検察官とか、、」と言いました。
伊達原は、ゆっくりと見回します。
菊池、首を横に振ります。
緑川が、、、裏切りの笑みです!
緑川は伊達原を真っ直ぐに見据えて言いました。
「不正の疑惑がある者に対して真実を追い求めるのは、検察として当然の使命。それが身内であればなおさら。だって、検察の恥ですから。ちなみにこの件は検事総長も了承済みです」
緑川さん、驚いたのはフリだった、、伊達原をとうに裏切っていた。
緑川が独り言のように「十人の真犯人を逃がすとも 一人の無辜を罰することなかれ」と言ったあと、「裁判長、たった今、被告人によって示唆された別事件の証拠改ざんの疑いにつきましては、検察庁としてその真意を責任もって明らかにいたします」と言いました。
公判3日前
白木と緑川が、青山と一緒に赤峰と紫ノ宮の所に来たのは、第二回公判の3日前でした。
青山は、この作戦はギリギリまで言わないように明墨に言われたと言います。
緑川と明墨と桃瀬は司法修習の同期だったのだそうです。
桃瀬が伊達原の不正に最初に気付いたときは、2人とも信じることができなかった。
信じることができたのは桃瀬が亡くなる直前、明墨と緑川にファイルを残してくれたとき。
その後、緑川は伊達原と同じ東京地検に配属、明墨は検事を辞めて弁護士に、検察の外と中から証拠の動画を探すことにした。
そして緋山の事件をきっかけに緑川が徹底的に調べると繋がりが見え始め、明墨に弁護を頼んだ。
その後の事件の弁護も12年前の冤罪をはらすためだった。
しかし、伊達原が江越に接触していたのには気付かず、動画を削除されたのはかなりショックだったという。
だが、赤峰たちが毒の改ざんに気が付いてくれた。
そこで明墨は最後の一手に出たのだという。
白木に緋山のジャンパーを託し、伊達原のもとへ送り込み、伊達原を法廷におびきだす作戦。
自らが逮捕される必要があったのだ!
やっぱり、白も緑も味方だった。
明墨の裁判が終わり、次は、、
瀬古が告発をしました。
瀬古は緑川に、薄々気付いていたが伊達原に黙っていたのは、自分と違って、信念をまげなかった2人がうらやましかったからだと言いました。
「自分は弱い」と言う瀬古に「閉鎖的な司法の世界で 女性たちの先頭に立って道を切り開いてきた。今も過去の過ちと向き合おうとなさっている。強い人だと私は思います」と言いました。
緑川の尽力もあり伊達原の起訴も決まりました。
赤峰と紫ノ宮が明墨に報告に行き、鑑定書の原本も青山の偽造だと確認し「わかってますよ」と赤峰。
書類もでしたか。赤峰くん頼もしくなりましたね、顔つきが違う。
伊達原の裁判
なにを聞いても「記憶にございません」の一点張りの伊達原。
倉田は、動画の存在を伊達原に報告すると「なかったことに」と言われ、指示通り隠滅したと証言しました。
倉田は、動画を見るまでは伊達原も志水が犯人だと信じていたのだろうと、「あんなに動揺した伊達原さんを見たのは初めてでした」と言いました。
倉田は続けて「伊達原さんと私は国家権力を盾を利用して自分たちの都合のいいように物事を動かしていた。それが無実の人を苦しめ真犯人をのがすことになった。残りの人生をかけて償っても到底足りるものではありません」と言い、傍聴席に向かって深々と頭を下げて謝罪しました。
次は明墨です。
明墨は、自分が否認し続けた志水を自白に追い込んだこと、家族との絆を奪ってしまったことの罪が消えることはないと言います。
明墨が紗耶と初めて会ったとき、母親の早苗が5歳の紗耶を連れていた。
紗耶が泣きながら「パパは優しいもん。悪い人なんかじゃない、、、」と言ったという。
それでも伊達原は、志水は横領の犯罪者だと大声をあげます。
伊達原にも娘がいる、娘がふみつけられてたとしても、父親として同じことが言えるのかと明墨。
そして「法によって白となったことが本当に白なのか?黒の奥には実は限りない白が存在しているのではないか?それを考え続けることこそが、こんな世の中を作ってしまった我々の役目なのかもしれません」と言いました.。
それでも手を叩いて笑う伊達原に明墨は言います。
「大切な人を守るためなら誰しも人を殺す。だが私はそれだけではありません。地獄へと引きずりおろし、二度と這い上がれないよう見張り続けます。あなたが自分の罪を悔い償いたいと思うその日まで」
「共に地獄へ落ちましょう」
裁判のその後
伊達原は罪を認める供述をし始めました。
殺人を認めた緋山は、拘置書から羽木の家族に向けて謝罪の手紙を書いています。
倉田は間もなく勾留期間がおわり、裁判では違う弁護士を頼むと紫ノ宮に言いました。
「娘に守られる父親なんてカッコ悪いだろ?」と。
緑川は、桃瀬のお墓に報告です。
お礼を言っているような風が吹きましたね。
再審も決まり釈放された志水は、12年振りに外で紗耶と抱き合いました。
紗耶ちゃん、お父さん、良かった、、
赤峰は、自分をなぜ事務所に入れてくれたのか、明墨に聞きました。
明墨が初めて赤峰を見たのは、松永の裁判で、赤峰が傍聴席から必死に松永の無実を訴えていた時。
「君のその信念が志水さんの冤罪を晴らすための力になると思った。必ずやり遂げてくれると思った。君を部下に持てたことを誇りに思う」と言う明墨に、赤峰が言いました。
「罪を償ったからといって許してくれるほど世の中は甘くない。公平でもない。そんな不条理と戦うために『アンチヒーロー』が必要なのかもしれません」
「だから今度は僕が、あなたを無罪にして差し上げます」
『アンチヒーロー』最終回ネタバレあらすじと結末の考察!伊達原と明墨、法廷で因縁の対決!そして全てが明かされる‼まとめ
- 緋山も証拠隠蔽の教唆犯として逮捕
- 明墨の裁判で白木、緋山が証言
- いよいよ明墨と伊達原が対決
- 明墨は新証拠を用意
- 余裕の伊達原を裏切ったのは、緑川
- 白川も明墨逮捕のための作戦だった
- 伊達原の裁判で倉田が証言
- 志水の再審が決まり釈放
- 『アンチヒーロー』は必要、今度は僕が、、
見応え充分の最終回でした!
父の日にも合わせたのでしょうか?父親と娘の話題が多かったですね。そして最後、今度は赤峰がアンチヒーローで続編⁈