2024年秋ドラマとして毎週金曜日よる9時より、人気ドラマ『D&D〜医者と刑事の捜査線〜』が放送中。
その第5話が11月15日に放送されました。
第4話では、医療事故が発端となって、殺人事件へと発展していきました。
医療事故の罪をなんと研修医に被せたのです。
その後、その研修医は抗議の自殺。
その無念を晴らそうと恋人だった女がまずは弁護士から殺しました。
医療事故の時に使われた薬を使うことによって死体が青く染まるという話でした。
最初の頃に映った、青い死体は気持ち悪かったわね。
でも、なんで青い死体になったのか、順を追っていくと理解できたわね。
自殺した研修医の母親と恋人の悔しい気持ちを思うと辛い。
この記事では、人気ドラマ『D&D』第5話のあらすじと感想をネタバレありで解説していきます!
この記事にはネタバレの要素を含みます。まだ知りたくない方はご注意ください。
『D&D』第5話あらすじ
毒キノコを食べた若者3人が病院に緊急搬送された。毒性の弱いキノコのはずが、なぜか大城陸だけ症状が悪化。紙子(藤木直人)らの治療もむなしく死亡してしまう。同じ頃、弓削(寺島進)らは自宅で死亡していた陸の母・大城由里の捜査に当たっていた。母と息子が同時に死亡という、偶然とは言い難い事態―。姉の大城知花曰く、前日の夜、2人だけ「とあるケーキ」を食べたという。
引用元:『D&D』公式サイト
『D&D』第5話ネタバレあらすじ・考察
今回は、毒物を使った殺人です。
危うく、その毒物は見逃されるところでした。
いったい、その毒物とは?
ある夜の急患
20代の男性3人、彼らが作成した動画によると、ツキヨタケという毒性のあるキノコを毒があるとわかっていながら、食べて具合が悪くなったようだ。
今、若い人たちの間で、危険な食べ物を食べてみる動画が流行っているらしい。
しかし、ツキヨタケの毒性は重篤になることは少なく、ふたりの若者は回復した。
ところが、3人のうちのひとり、大城陸だけは紙子たちの懸命の治療にも関わらず、亡くなった。
ある住宅にて
その家の住人が死んでいたため、弓削をはじめとする警察が捜査に来ていた。
死んでいた人の状況と身元
宅配の配達員が自宅の玄関を出たところで倒れているのを発見
大城由里 女性
49歳
家族は娘がいるが、別に暮らしている。
息子と二人暮らしだが、今息子は不在。
大城由里の家の電話が鳴ったため、捜査に来ていた城斉署の牧野巡査が電話に出た。
すると、それは城斉市民病院の石川看護師からで、大城陸という患者が亡くなり、彼の身内の母親に連絡を取ろうとしていたのだった。
同じ日に親子で亡くなるとは、できすぎた話で怪しい匂いがする。
しかし、大城由里の死因は心室細動などの致死性不整脈、つまり心臓発作が原因である、という結果が司法解剖により出た。
そして、息子の大城陸の死因は、ツキヨタケが命を奪うほどの毒性のあるものではなく、それが死因とは考えにくいため、病理解剖を行うことになった。
これから捜査しようとしていた矢先、大城由里は病死という鑑定書が出たため本庁の捜査一課長からのお達しで、捜査打ち切りとなった。
大城由里の死体を司法解剖した法医学者の桐生は、感じ悪そう。津田寛治さんはうまく演じているよね。
津田寛治さんは、特捜9のドラマに村瀬健吾役で出ていて、とても感じがいい刑事を演じていたね。いろんな役ができる俳優さんだと思う。
大城家について
大城知花は父と二人暮らしだったが、18歳の時に父と由里が再婚した。
由里の連れ子が陸で当時まだ小学生だった。
知花の父はナッツやドライフルーツを仕入れている会社を経営していたが、6年前、海外の仕事先にて交通事故で亡くなっている。
子供がいる再婚は何かと気を使って難しいと思う。
大城陸の死因
大城陸の死因が病理解剖の結果、判明した。
致死性不整脈、つまり母親の由里と同じ死因であることがわかった。
同じ日に同じ死因で死亡。
これはますます怪しい。
紙子たちは、ふたりがどんなものを食べ、また、同じものを食べたのかを、知花に聞いてみることにした。
- 買ってきたコロッケ
- 由里が作ったゴーヤチャンプルー
- ケーキ(これは由里と陸しか食べていない)
新たな登場人物①
由里には、なんと交際している男がいた。
坂井達郎。
しかし、投資で成功した由里はサカイに出資し、自由が丘にケーキ屋を持たせてあげていた。
つまり、坂井の方は金目当てで由里と付き合っていたのではないかという疑惑がある。
知花は坂井が持ってきたケーキを食べるのを断り、由里と陸で食べていた。ケーキに毒を入れたんじゃないかって思うよね。
でも、自分が丹精込めて作ったケーキだよ。そんなケーキに毒なんて入れるかなあ?
しかし、弓削刑事たちはケーキに坂井が毒を入れたのではないかと疑い、自由が丘の店へ話を聞きに行った。
新たな登場人物②
阿部奈々子
坂井の店でパティシエールをやっていた。
元々、自分でケーキ店を経営していたが、4年前バイトテロに遭い衛生管理がなってないと叩かれて閉店に追い込まれた。
やっと美味しいケーキ屋として評判が良くなり始めた頃のことだった。
これで動機がある人物が二人になったね。
東郷医科大学 法医学教室
譜久村の紹介で、高分解能質量分析計のあるところを紹介してもらったのだが、ここにはスズメバチがいるから注意するようにと譜久村から言われていた。
城斉市民病院の装置でスクリーニングできるのはせいぜい数百種類だけ。
しかし、高分解能質量分析計なら数千種類分析できるから、見えない毒もわかるかもしれない。
案の定、嫌味っぽい一癖も二癖もありそうな桐生がやってきた。
そして、時間がかかったものの、なんの毒物かがわかった。
その毒物とは、ケルベリンという。
いくつかの植物に含まれるアルカロイド系の毒素。
心室細動を引き起こす猛毒。
代表的な植物はインドネシアや東南アジアに生息するオオミフクラギ。
このケルベリンの代謝物が大城親子から検出された。
一番考えられるのは、オオミフクラギの種を削るなどして粉状にしたものを食べ物に混入させることが可能性としては高いが、いったいどの食べ物に誰が入れたのか紙子と石川はわからなかった。
苦い味なため、ケーキに入れるとすぐに味がおかしいとわかってしまう。
ゴーヤチャンプルーに入れても、違和感があるはず。
そこで魔法の言葉を紙子は言った。
それで石川は思い当たることがあった。
もし、知花が犯人だったとしたら、残りのオオミフクラギの種の粉で自殺を図るかもしれない。
そうなる前に、知花のところへ行かないといけない。
石川と紙子は、急いで知花のところへ行った。
知花は、ゴーヤチャンプルーを由里が作ったと言ったが、本当は知花が作ったのではないか。
石川が推察した通りであった。
そのゴーヤーチャンプルーを食べた由里と陸は違和感を感じたはずだが、知花は、体にいいからと誤魔化して食べさせた。
では何故このふたりを知花は殺したのか。
父の会社を継いでいた知花は、阿部奈々子が経営していたケーキ店にナッツやドライフルーツを卸していた。
それで知り合いだったため、陸のことをアルバイトで雇ってくれと頼んだら、陸はバイトテロをやってしまった。
阿部の店は閉店を余儀なくされ、知花が経営していた会社の信用もなくなり、倒産。
静岡の知り合いのツテを頼って働くために静岡に行った。
しかし、由里も陸も仕事がないというから自分の生活費も削って仕送りをしていたというのに、由里は投資で成功して利益を得ていた。
その上、男に金を貢いで、阿部の店は潰したというのに坂井には店を持たせるのもどうかと思っていた。
そんな知花に私たちは決して罪を暴きにきたわけではないし、残りの毒を回収しにきただけです。と紙子達は言った。
そして、知花は自首したのだった。
プロのケーキ職人たちが、毒をケーキに入れてなくてよかったって思うよ。
それにしても、殺人は良くないって思うけれど、知花は気の毒な境遇だったとも思う。
『D&D』第5話ネタバレあらすじと考察!のまとめ
今回は、家族のつながりが重たい鎖になってしまったという話でした。
- ある夜の急患。ツキヨタケしか血液中の成分も検出されなかったが、一人男性が死亡した。
- 彼の名前は大城陸。
- 同時期に、彼の母親の由里も亡くなった。
- 二人の死因は同じであることがわかった。
- 最新の機械で、二人がケルベリンという毒素のせいで心室細動になったという中毒死であることがわかった。
- ケルベリンはオオミフクラギの種に含まれているため、これを粉状にして食べ物に含ませて食べさせた。
- やがてそれは彼の義理のお姉さんである知花が真犯人であることがわかった。
- 知花が経営していたナッツやフルーツを輸入して卸す会社の得意先のケーキ屋でアルバイトをしていた陸がバイトテロをやってしまって、ケーキ屋も知花の会社も潰れてしまったのになんとも思わない陸。
- 由里は投資で成功して潤っていたにも関わらず、知花は生活費を切り詰めて仕送りをしていた。
- その上、男を作って金を貢いで、自由が丘にケーキ店を構えさせていた。
- そういうわけで、知花は由里と陸を殺した。
次回は一体どんな事件なんでしょうね。どんなことで驚かされるのでしょうか?気になりますね。