2023年10月20日にスタートしたTBS系、金曜10時枠の連続ドラマ『フェルマーの料理』の7話が12月1日に放送されました。
前回の放送では、ホテルのパーティー料理のメインシェフがかけたコンペが開催され、岳がメインシェフに選ばれました!
そのパーティーには数学オリンピックでともに戦った仲間、広瀬が出ることを知り過呼吸になってしまった岳。
再び岳のトラウマが再燃してしまうのでしょうか?
それでは7話のあらすじと感想をネタバレありで書いていきたいと思います。
ネタバレを含みますので、まだ内容を知りたくない人は見ないようにしてください。
『フェルマーの料理』 第7話 あらすじ
超高級ホテルで行われるパーティーのコース料理のコンペに勝った岳(高橋文哉)は、レストラン「K」を代表してフルコースをまとめ上げることに。
しかしこのパーティーは数学界で権威ある楠瀬正美賞の受賞パーティー。
かつて数学オリンピックで圧倒的な才能の差を見せつけられ、トラウマ的存在である広瀬(細田佳央太)が、この賞の受賞者であることを知り、岳はとてつもないプレッシャーを感じていた。
パーティーを1週間後に控えたある日、なんと広瀬は「K」の厨房に突然押しかけてくる。
その日の営業終了後、岳は海(志尊 淳)に促され、広瀬との関係や数学者の夢を諦めた理由をみんなに話す。
それを機に厨房に生まれる一体感。
海は「みんなを統率して、完璧を超えろ」と岳に指示を出す。
一方、渋谷(仲村トオル)や淡島(高橋光臣)と密会を重ねていた海は残酷な現実を突きつけられていて…。
『フェルマーの料理』公式ページ
『フェルマーの料理』 第7話 ネタバレ感想と考察
コンペで岳がメインシェフに決まり、フルコースをまとめあげることになりました。
かつての仲間、広瀬との再会も繰り広げられる予感です。
それでは早速気になる『フェルマーの料理』第7話について、ネタバレを含みながら考察していきます。
岳と広瀬の再会
メインシェフに決まった岳だが、パーティーの受賞者がトラウマ的存在である広瀬と知ります。
パーティーで料理ができない夢を見るほどのトラウマと向き合わないといけない中、忙しい厨房に突然広瀬が現れました。
広瀬との突然再会に驚きが隠せない岳です。
シェフたちに広瀬のことを話す中で、なぜ自分が数学を諦めたのか語りました。
数学の真理に挑むのは僕の役割ではないと思うようになり、高校のときに読んだ広瀬の書いた論文を理解できなかったのが最大の理由でした。
数学オリンピックはきっかけにすぎず、広瀬の存在そのものが岳と数学を切り離したのです。
岳が数学を諦めた理由がなんだか切ない!
超えられない壁の存在を感じると諦めたくなるよね・・・
完璧を越える料理を作る
パーティーでの料理は前回のコンペで作ったものをメインに、前菜・スープ・魚料理を考えることになりました。
海は、ほかのシェフたちを統率しフルコースを仕上げ「完璧を超えろ」と岳に求めます。
レシピを考えるにあたり、シェフたちがそれぞれの意見やアイディアを出し合い、コースを考えていました。
しかし何かが足りないと感じる岳。
シェフたちも岳が見えているものと自分たちが見えているものの違いに、苦しみを感じていました。
そんな彼らに前回のコンペで岳に負けた布袋は、「あとから入ってきた岳に越されたことが苦しいと感じているのだろうが、その苦しさがレストランKだ」と伝えます。
布袋はコンペで岳に負けても、Kを辞めずに本物のシェフになると宣言しました。
そのために自分を含むほかのシェフたちには、それぞれの武器を糧に岳を支えようと言います。
もちろん岳の武器は数学です。
それを聞いた岳は、Kのシェフたちみんなで料理の真理に近づこうと決心します。
それぞれの武器という言葉が胸に刺さった!
完璧を超える料理がすごく気になる!
海の本当の想い
パーティーのレシピを考えるも、本気で広瀬を越えられるような料理を作りたいがゆえに怖さを感じる岳でした。
岳は海に「一緒に料理を作ってほしい」と懇願します。
海と一緒に料理をして乗り越えたいが、海は岳に「すべてを託したからそれはできない」と拒否しました。
しかし海の本音は、岳と一緒に料理の神に挑みたいのです。
一緒にやりたいのに、なんで手伝ってあげないのだろう?
海は変わらず、渋谷と淡島の密会を重ねていました。
ある晩、密会中に海はめまいで倒れてしまいます。
医師である淡島に治療を受けているようで、尊敬しているであろう渋谷からは料理をやめるよう打診されます。
料理で神を超えたい海に対し渋谷は「その勝負にお前は負け、もう料理はできない」と残酷な言葉を放ちました。
海はやっぱり何か病気なの?勝負で負けたとはどういう意味なんだ!!
数学的に美しい料理
いよいよパーティー当日です。
Kのシェフたちと一緒に、僕たちのお店でしか作れない料理を作り上げた岳たちでしたが、広瀬は口をつけてくれません。
広瀬に「美味しい」と言ってもらうことを目標にしてきた岳はショックを受け、最初から間違いだった、負けてしまったと吐露しました。
そんな彼にシェフたちは「料理を食べない人が食べてもらう料理を作るのが最高じゃないか!」「恐れずに戦え!」と背中を押します。
みんなに支えてもらっているのに諦められないと思う岳。
「岳にしか伝えられないことを広瀬に伝えろ」と海も岳の背中を押し、なんと海が手伝うことになったのです!
岳と海が一緒に料理を作ってる〜!なんだか嬉しい!!
なんだか胸が熱くなる展開だな〜!
そして出来上がったのが「フィボナッチ数列」をテーマにした料理でした!
広瀬に食べてもらうために、数学的に美しい形である「フィボナッチ数列」を再現して盛り付けたのです。
盛り付けから料理の素晴らしさに気づいてもらいたい岳の想いは広瀬に伝わりましたが、この美しさを崩したくないと広瀬は食べようとしません。
「料理と数学は繋がっているから、食べることで数式が完成する」という岳の言葉に、ようやく広瀬が料理に口をつけ「美味しい!」言いました。
新しい景色をみせてもらったことに感謝し、岳を料理人と認めた広瀬。
子どもだった自分たちに別れをつげる二人の握手には、胸が熱くなりました。
それぞれが目指す真理のため、最高の別れを遂げた岳と広瀬でした。
その晩、海から2週間パリに行くと告げられた岳。
その間の料理長は岳だと言われ、岳は驚きを隠せません。
しかしすべては海の嘘で、これが岳が見た最後の海の姿になるのでした。
いよいよ2024年に突入するのか?!
『フェルマーの料理』第7話ネタバレ感想と考察!広瀬との再会で完璧を超える料理を披露! まとめ
岳は広瀬のトラウマを克服し、料理人として広瀬に認められました。
Kのシェフたちとそれぞれの武器を使い、完璧を超える料理を作り上げ、岳の自信にもなったでしょう。
そんな中、海はめまいで倒れ、最後には行方をくらます展開になりました。
海がいなくなり、岳が料理長となったKは果たしてどうなるのか?!
今後の展開も見逃せません!