2023年秋ドラマとして毎週日曜日の21時より放送しているTBS系人気ドラマ「下剋上球児」。
その最終話が12月17日に放送されました。
まさかのあの星葉高校にサヨナラ勝ちとなったザン高。
しかし神妙な面持ちで、丹羽が「優勝しても甲子園には行けない」と言い出してー?!
野球以外での問題でしょうか?
一部内容にネタバレが含まれますので、気になる方はご注意ください!
「下剋上球児」最終話あらすじ
星葉高校にサヨナラ勝ちし、ついに決勝進出を決めた越山高校野球部。
しかしいざ勝ち進んでも、甲子園出場には高額費用がかかることが発覚。
丹羽(小泉孝太郎)は地元の有力者たちを集めて皆で頭を悩ませていた。
そんなこととはつゆ知らず、南雲(鈴木亮平)の家で決勝へと決意を固める部員たち。
三年生は皆、高校生活最後になるかもしれない試合、そしてその後の進路について思いを巡らせるのだった。
そんな中、大学からスカウトを受けていた根室(兵頭功海)はそのことを姉・柚希(山下美月)に言えずにいて…。
さらに犬塚(小日向文世)はある決意を固めていた。
そしていよいよ決勝当日。
星葉高校の応援団も越山の応援のために駆けつけてくれるなど越山高校応援ムードの中、南雲と生徒たちの“日本一の下剋上”がかかった、運命の試合がスタートする。
出典:「下剋上球児」公式サイト
甲子園に行くのに、そんなに費用がかかるんですね・・。
ザン高だけでは解決できない問題にどう直面していくのでしょうか?
「下剋上球児」最終話ネタバレ・感想
因縁の星葉との熾烈な戦いをサヨナラ勝ちという形で見事に制したザン高。
しかし丹羽は町の人間たちを呼び出し、頭を抱えるある事を告げます。
それではどうぞ!
勝利のザン高はついに決勝へ・・!
「ザン高は優勝しても甲子園には行けません」。
開口一番、丹羽は犬塚たち町の有力者たちに話します。
何と甲子園に行くには、3000万円もの費用がかかってしまうとの事。
驚く面々に、丹羽ら教師陣は協力を求め頭を下げるのでした。
簡単に「協力する」とは言えない金額ですね。
南雲は生徒たちを招きワイワイしています。
翔や根室たち3年生は、星葉に勝った喜びを嚙み締めながら「負けたら終わり」という言葉が頭を過っていました。
帰宅した翔は犬塚と会話。
今回の勝利を褒められながら、更なる期待をかけれらます。
翌日、負傷した久我原は試合を欠席。
彼の分も胸に気合を入れ直し、決勝の会場へと向かうのでした。
今回からまた山住も戻ってきて、ムードは良い感じ。
何と久我原が現れます。
大丈夫?!
親の制止もふりきるなか、久我原はここで来なかったら「一生後悔する」と言い南雲はベンチで見てろと言いました。
そして始まる試合。
メンバーはあまり緊張もなく良い感じで臨みます。
試合運びは上々。しかしザン高では裏で奔走中。
試合開始したザン高ですが、丹羽たち教師陣は金策に奔走していました。
またも先発の根室には、大学からオファーがありその事が頭を過っています。
犬塚は治療のために病院に行き、これから手術。
根室には前回130球投げた疲れが残り、相手の伊賀商業に1点先制されてしまいます。
南雲はすかさず彼をフォローするも伊賀打線の猛攻で0-3とされました。
いきなりヤバい状況ですね。
一度タイムをとった南雲は、根室に「よくやった!!」と声をかけます。
泣きそうになる根室はピッチャー交代。
アンダースローのピッチングにより再び息を吹き返してきたザン高。
6回表、ザン高の攻撃となり2塁3塁へと出塁しそのまま次の打線で1点返します。
勢いに乗り、3-3の同点へ追いつく事となりました。
やった!手に汗握る展開ですね。
しかし変わってまたも攻撃となった伊賀商業に1点とられてしまいます。
このタイミングで勝負をかけなければいけない南雲はタイム。
ピッチャーを翔へと交代しました。
伊賀のバントとなりますが、見事な守備で3死にする事に。
ここで南雲はみんなを集めます。
「ここまで来たらどんな手を使っても勝ちたい。例え卑怯な手でも、敬遠でも」。
「スポーツマンシップに則ってないけど、それでもいいか」。
と言う南雲。
あの時の賀門の気持ちが理解できてきたと言う事でしょうか。
みんなからの返答は、あるもん全部使ってええ、弱小ってさんざん言われてきたやないですか、と。
後から何言われたってええ、と山住はここで下剋上!と言います。
少なくともあの頃の南雲の反応とは違うようですね。
再び心を一つにして、ザン高は戦いに向かうのでした。
戦いは佳境へ。
8回表。
ここで出るは椿谷。
バントの構えで当て、見事次に繋げます。
ここでのみんなの表情が楽しそうで良い!!
出塁した久我原も全力で走り、壮磨も懸命に奮闘。
「つながれ!!」
思いは一つとなり、ザン高はこれまでにないチームプレーを見せるのでした。
そして再び同点となります。
一つの生き物のようにみんなが連動してますね!
手術を終えた犬塚にもその試合の音声が入ってました。
9回裏。
翔は順調なピッチングを見せるものの、打たれてしまうも根室がファインプレーでボールをキャッチ。
大事な場面で南雲が一度タイム。
みんな集まり声を掛け合います。
伊賀はここで4番打者。
1球目はストライク。
2球目も振るもファール。
2ストライクの状況で緊張の瞬間でしたが、見事に翔がストライクを取り試合終了。
歓喜に包まれ、ザン高は見事甲子園出場を決めるのでした。
素晴らしい試合でした!!
南雲と山住も勝利を噛み締めます。
翔は犬塚に電話。
「勝った。勝ったよ」。と泣く翔。
犬塚も笑顔で勝つと思ってた、と返し手術の終わりを話します。
一方で丹羽たちは未だ四方に手を回していました。
そして甲子園へは・・。
勝利の喜びを祝うザン高サイド。
根室は大学からのオファーの話をし、これからも野球を続けていいか柚希に話します。
柚希は泣きながら、もちろん快諾。
甲子園出場への資金は、何とすぐに集まる事となりました。
体育館にザン高生徒たちと関係者が集まります。
丹羽は頭を下げ、心からの御礼を言いました。
そしてザン高一同からの挨拶。
代表として南雲が話します。
自分は元々こんな所に立つ人間じゃないと言いながら、
「負けても終わりじゃない。必ず次はある。終わらない」と感謝をみんなに述べました。
時は経ち、2023年冬。
それぞれが自分の道へと進んでいました。
根室はチームに所属し、未だ野球を継続中。
翔は山住と話します。
大学は出てないものの、教師を勧められる翔。
誰より苦悩していたからこそ、向いてる気がします!
みんなは集まり、ザン高のOB会を開いていました。
久我原は自転車のプロチームなど、みんなそれぞれの進路を語り合います。
南雲は今でも野球を教えており、遅れて登場。
横田の乾杯の音頭で始まるのでした。
山住の最期の回想。
「あの夏、私たちは聞いた事もない歓声を耳にした。」「おまえには無理だ」「どうせできない」。
「そんなものなんか一瞬で吹き飛ぶような、大きな歓声があった。」
そして最後に甲子園での試合が始まるシーンでラストです。
試合の結果はどうであれ、最高のラストでした。
みんなが笑顔で過ごしていたのが印象的で、スッキリな展開に満足です。
『下剋上球児』最終話ネタバレ感想と考察!快進撃のザン高。しかし最大のピンチ?!まとめ
星葉を破り勢いに乗るザン高。
しかし資金面での問題があり、ナインの与り知らぬところで戦いがありました。
決勝へと進んだザン高は見事勝利。
そして丹羽たちの努力により甲子園へ無事進む事ができます。
5年の歳月が流れ、彼らは別々の道に進み自分たちなりの生き方を見つけられているようで良かったですね。
「負けても終わりなんかじゃない」という答えを南雲は出したようで、諦めない事を学ぶ事が出来ました。