2024年の秋ドラマとして、土曜日のよる9時より日本テレビ系列で放送がスタートした新土ドラ9『放課後カルテ』。
その第3話が10月26日(土)のよる9時から放送されました。
第2話では、体の具合がおかしいと思った時には保健室に行くべきだということ、命がいかにもろいもので大切なものかということと、AEDの使い方についてを子供たちに伝えていました。
前回は最後、冴島啓が実地でAEDを使うことになった時はドキドキしたけど、おじいちゃん助かったから良かった。
そこでこの記事では、人気ドラマ『放課後カルテ』の第3話のあらすじと感想をネタバレありで解説していきます!
この記事にはネタバレの要素を含みます。まだ知りたくない方はご注意ください。
『放課後カルテ』第3話あらすじ
かつて病院で担当していた患者・冴島直明(土屋陽翔)の姉が、6年2組の児童・冴島啓(岡本望来)だと知った牧野(松下洸平)。牧野を慕う直明のために、啓は保健室の悪いウワサを流して牧野を小学校から追い出し、病院に戻そうとしていたのだ。
牧野が小学校に赴任した後、直明の主治医となった咲間(吉沢悠)は、春頃には直明の手術ができるのではないかと母・環(ソニン)らに話す。退院することになった直明は喜ぶが、我が子の体調を第一に考える母から、学校に行くことを許してもらえない。
しかし、好奇心旺盛な直明は、環が留守の隙を狙って外出。啓は一緒についていくが、学校に忍び込んだ直明は啓の目を盗んで校内の探険に出かけてしまう。同じ頃、学校で怪談ツアーをしようと隠れていた拓真(柊吾)、宏哉(吉田奏佑)、大和(山口暖人)と出会った直明は、6年生の彼らと「友達」になる。一方、啓は学校で唯一直明のことを知っている牧野に助けを求め、一緒に直明を探すが、直明の体調は学校探険の途中で徐々に悪化していた…。
引用元:「放課後カルテ」公式サイト
第3話ではとうとう冴島啓が抱える悩みや葛藤がクローズアップされるようね!
『放課後カルテ』第3話ネタバレあらすじ・考察
第2話では、牧野先生の悪い噂を流したり保健室には絶対行かない方がいいという話を広めた冴島啓が描かれていました。
そして、どうして弟のことを見捨てて小学校の保健室に来たかと冴島啓が牧野先生を問い詰めたところで、終わりました。
直明と再会した牧野
冴島啓と共に、病院にいる啓の弟の直明のところへ牧野先生(松下洸平)は行った。
すると、とても嬉しそうな直明が、牧野先生のところへ駆け寄ろうとした。
走ってきた直明に、「走るな!」と牧野先生は注意した。
こんなに無愛想でぶっきらぼうな牧野先生なのに、どうして子供達は慕うのだろうか。不思議だ。
直明の病気について
直明の病気は心臓病。
正確には、完全第血管転位症で、寝室中隔欠損、肺動脈狭窄・低形成がある。
直明のために病院スタッフで組まれたチームは話し合った結果、春頃にはこのまま何もなければ、手術ができるという結論に至った。
両親にはこの結論とともに、引き続き大変でしょうけど、手術ができるようになるまで頑張りましょうと直明の主治医から伝えた。
この手術とは、血行動態を正常な状態に持っていく手術である。
この手術を受けたら、普通の暮らしが直明にもできるということです。
牧野先生がナオアキにかけた言葉
初めて病院に運び込まれた時より確実に直明は強くなっている。
だから、完全に良くなるまで時間はかかるかもしれないが、もうしばらくの間辛抱しろ。
と、牧野先生は直明に話した。
直明は牧野先生に「うん、頑張る。だからまた来てね。」と言った。
牧野先生に正直に言えた啓
やっと、正直に冴島啓は牧野先生に伝えることができた。
牧野先生のことを悪く言って、さらに保健室には行くなと広めたのは自分だったこと。
そしてそれは、小学校から追い出されれば、再び病院に戻ってくる。
そうすると直明が喜ぶから、そのように仕向けた。
そのことを啓は、牧野先生に伝えた。
しっかりして大人びているようだけれど、小学校を辞めたら病院に戻れるようになると考えるところが、やっぱり子供の考えよね。
ある日のこと
学校が終わり、友達からの誘いも断り、大急ぎでいそいそと帰る啓。
自宅に帰ると、そこには退院した直明がいた。
てっきり明日から直明は小学校に行くものと考えていた啓は、直明に明日から一緒に学校に行こうと言ったが、
母親がそれを、許さなかった。
野咲ゆきについて
第1話で登場した野咲ゆきが、睡眠について日誌のようにつけているノートを牧野先生に提出していた。規則正しい生活が送れている様子。
ゆきが、牧野先生に聞いた。
「どうして、子供のことが好きそうじゃないのに牧野先生は小児科の先生になったの?」と。
牧野先生は「小児科は頭から足の先まで全て診ることができるが、大人になると、細かく分かれてしまうからだ。」と答えた。
牧野先生は、子供の発言一つひとつに驚かされているような気がするよね。
散歩
そして、その翌日。
母親はおばあちゃんの具合が悪くなったから出かけるので、啓に直明のことを見ていて欲しいと頼んだ。
母親が出かけた後、ちょっとした隙をついて一人で出かけようとした直明。
そんな直明を止めようとした啓だった。
しかし、どうしても散歩したいんだと言い張る直明に負けて、啓は直明とともに散歩に出かけた。
小学校の前で帰ろうとした啓だったが、トイレに行きたいと言った直明を小学校のトイレに連れて行った。
その後、直明はどこかに行ってしまった。
直明がどこかに行ってしまった時の啓の気持ちを考えると辛すぎる
啓は、牧野先生にも協力をお願いして、直明のことを探した。
直明は、6年生の男子生徒3人と共に学校の中を探検して回っていたのだった。
案の定、直明は具合が悪くなりかかっていた。
しかし、牧野先生に発見され、体の状態を見てもらったため、大事には至らなかった。
学校に行きたくて仕方ない直明は探検の時、本当に楽しそうだったね。
母親に叱られた啓
とにかく、直明のことでピリピリしている母親。
父親が公園に直明を連れて行った時もジャングルジムに直明を登らせようとしていたため、たまたまそれを見た母親が激しく父親のことを怒った。
その時に、直明がよく歩けるようになったことを母親に言いたくなった啓は、おとといに散歩に出かけたことを言ってしまった。
それを聞いた母親は思いっきり啓の顔を引っ叩いてしまった。
父親に対してカーッとなっている母親に、直明の散歩のこととか言っちゃダメだよね。やっぱりしっかりしてるようでも子供なんだね。
学校から家に帰らなかった啓。
父親は心配して学校に連絡していたが、母親はあまり心配していない様子。
学校の先生方も、父親も皆で探した結果、啓は暗い保健室で泣いていた。
牧野先生がそんな啓を一番先に発見し、啓の話を聞いた。
ごめんなさい。私は余計なことばっかりするから、もう私のせいで直明が遊べなくなってしまうかもしれないと啓は言った。
それは親に言うことだろう。と牧野先生は言った。
家族にとても気を遣っていて、本当に啓はいい子だなあ
そして、牧野先生はこうも言った。
病気の子の兄弟について、それこそ親に言ってよって感じだよね。
親の気を引こうとして家出したわけじゃないと啓は言ったが、そんな啓に対して、まだまだ子供だなと牧野先生はいった。
啓はそうです、子供です、と言った。
それに対して牧野先生はそんな子供が直明の責任を負えると思うか?お前の責任なわけがない!と言うのだった。
冴島啓は問題児だ!
啓の両親は小学校に来た。
牧野先生は、「冴島啓は、俺の悪い噂を流して小学校から追い出したら、直明の主治医に戻ると思ってたらしいですよ。ちゃんと見張っててください。バカバカしい、でも本人なりに必死だったのでしょう。」と啓の両親に言った。
それに対して、啓の母親は「だから許せと?体だけじゃない、心だって悪気のない人たちに傷つけられるの!苦しいのは直明なのよ!」と言って泣いた。
そんな母親に対して、牧野先生は「あなたが必死で守ってきたから、今の直明がいる。先天性疾患の子が初めて登校する日は親にとってずっと願ってる姿なはずです。自分の手を離れる瞬間、襲いかかってくる恐怖と闘いながら、いつか普通の日常が送れるようになるまでは守っても守っても守りすぎることはない」
病気の子を抱える母親の苦労は、エンドレスなんだよなー
学校探検や、かくれんぼの話を両親に伝える直明。
それを聞いて感動する両親。
直明が探検している様子を一番見たかったのはあなた(母親)だったのでしょうね。と牧野先生は言った。
そして、牧野先生はこうも言った。
「かくれんぼができるようになったのは、直明が今まで辛抱してきて治療したからだ。このまま頑張れば、あの日できたことがいつかお前の日常になる。気持ちが前に向くことも治療につながる、そういうことがあるかもしれません。」
今回の初めの方では、牧野先生は、体の成長を見ながら時間をかけて治療をしていくしかないとしか言っていなかったね。
でも、最後では前を向く気持ちも治療のために必要だと言ってたから、今回の出来事で牧野先生はわかったんじゃないかな。
「直明の元気な姿を早くお母さんに見せたい」と啓は言った。
それを聞いて涙ぐむ母親は、啓のたたいた頬をそっと優しく撫でて痛かったね。と言った。
今回はいい方向に解決したけど、だからと言って、決して楽になるわけじゃない。まだまだ直明を守っていく毎日は続くであろう。辛いなあ。
『放課後カルテ』第3話ネタバレあらすじと考察!のまとめ
第3話では、冴島家の問題がクローズアップされました。
冴島直明が上級生たちの学校探検に加わり、さまざまな経験をしましたね。
- 冴島啓の弟の直明は、牧野先生のもと患者だった。
- 再び、牧野先生の患者になりたいと思っている直明。
- ある日、直明は啓と散歩に出かけた時、小学校でトイレに行くことになり、学校探検をしようとしている生徒たちに出会う。
- 直明にとって、学校探検は、階段を登ったり、いろんな部屋に行ったり、牧野先生に見つからないようにかくれんぼしたり、楽しかったし、自信がついた。
- でも、そんな直明を心配しすぎるあまり、母親はピリピリしていた。
- 啓との間も母親はギスギスしている。
- 牧野先生は日頃から本人の頑張りと、母親が直明を守っていることに対しての苦労をよくわかっていたので、そのことを伝えた。
来週の放送も楽しみですね。