フジテレビ系列秋の木曜ドラマ枠(毎週木曜よる10時)では、4人の俳優が主演を務める新しい形の“クアトロ主演”ドラマ『いちばんすきな花』の第4話が11月2日に放送されました。
春木さんの家に約束をするわけでもなく集まることが「部室みたいだ」と名前を付けることでより一層定着し始めた4人。
それぞれの関係性がどう変化していくのか。
それでは第4話のあらすじと感想をネタバレありで書いていきたいと思います。
ネタバレを含みますので、まだ内容を知りたくないという人は見ないようにしてください。
「いちばんすきな花」第4話あらすじ
深雪夜々(今田美桜)のアパートに母の沙夜子がやって来た。突然訪れた母に何か用事があったのか問いかける夜々だったが、沙夜子は「夜々に会いにくるって用事」とだけ答える。さらに着ているTシャツを見た沙夜子から「もっとかわいいの着なよ!」と言われた夜々は…。
春木椿(松下洸平)は駅へと向かう途中、ゴミ置き場の瓶に花が生けてあるのに気づく。それは、椿が小岩井純恋(臼田あさ美)に渡したものだった。花に手を合わせて去ろうとすると、近所の住人に呼び止められ、今日は燃えるゴミの日ではないと注意された椿は、仕方なく職場へ持って行くことに。
イラストの装丁の打ち合わせのため出版社を訪れていた佐藤紅葉(神尾楓珠)。編集者との打ち合わせを終えてエレベーターに乗ろうとすると、そこには椿の姿が。実は紅葉が訪れていたのは椿が勤める出版社で…。
その頃、美容院で休憩をしていた夜々のスマホには沙夜子から「お夕飯なにがいい?」と連絡が。予定はなかったものの“友達と約束している”と夜々が返すと、沙夜子は誰だと詮索してくる。すると、困っている夜々に、潮ゆくえ(多部未華子)から「今夜ヒマだったりする…?」と連絡が入り…。
「いちばんすきな花」公式ページ
夜々の母沙夜子が登場し、夜々は浮かない表情・・・どんなお母さんなのか気になりますね。
「いちばんすきな花」第4話ネタバレ感想と考察
それでは早速第4話の感想を綴っていきたいと思います!
可愛い自覚
仕事中、夜々のスマホには母沙夜子から「お夕飯なにがいい?」と連絡が。「友達と約束している」と夜々が返すと、誰と?と詮索してくる母。ゆくえと夜々は2人で食事に行くことになります。
話題は椿さんのことになり「おにぎりのことおむすび」「ポッケにあるよのことポッケにいるよ」と表現することをお互いに共有します。
あの人自分が可愛い自覚ないよね。
絶対ないです。大真面目おむすびでした。
帰宅後4人のグループLINEでもみんなが意味もなく
「椿さん」「椿さーん」「椿さん」と送り合う様子が、椿さん愛されているなと感じます。
そして、今まではたまたま会った初対面の延長のような関係がずっと続いていましたが、やっと連絡先をみんなで交換できてグループLINEまでできていることが分かり感動しました!
お人形にならないでね
母との食事中LINE相手について「なんの友達なん?」と詮索。
自分は4人目でやっと生まれた女の子で上の兄弟に女の子がいたら夜々のことは生まなかったと言う母の沙夜子。夜々はそれを知って笑顔で話していますが明らかに顔が引きつっています。
食事中携帯を見ている様子を見て「昨日もママのことほったらかしにして友達とごはん行ってたでしょ。友達やけんって他人やん。」ママより他人を優先するのかと怒る母に「ママはお気に入りの人形生んで、それで遊んどるだけ。」と夜々も耐えきれず家を飛び出し椿さんの家に向かいます。夜々はゆくえに今までのことを話します。
「話しても無駄だ。もういいや。女の子でいることが辛い。それだけなんです。」と涙ながらに話します。
女の子だから向けられる母や男性からの愛に嫌気がさして苦しんでいることが分かります。
ゆくえは『言い返さない=お人形』という過去のエピソードを話した後、夜々に話します。
「お人形にならないでね。」
「夜々ちゃんでいてね。」
言い返したり思ったこと口に出していいんだよ!ということを伝えるようにゆくえが優しく話すシーンがとても素敵で心が温かくなりました。
客寄せパンダ
「サシで飲むのマルチ以外で初めてです」という紅葉。
気を利かせて家を出た椿と紅葉は2人で居酒屋に。いつも顔が良いだけで誘われる客寄せパンダの飲み会は断って今日は椿さんと飲んでいる。と伝えます。
今まで他人と深い関係になれなかったり、なることを避けたりしてきた2人が優しく穏やかな時間を過ごせていることが画面ごしでも伝わってきました。
いちばんすき
家に帰った夜々は電話で母に今までの辛かった思いをいっぺんに打ち明けます。
「ピンクも嫌いじゃないけど紫が好き」
「お母さんのこと好きだけど嫌いなとこがいっぱいある。」
泣きながら話している姿から溜まっていた思いや言いたくても言えなかったことがたくさんあって辛かったことが分かります。それを受け止める母。
電話を切って夜々はおかずの入ったタッパーを抱きしめます。
昨日食べなかったおかずをタッパーに入れて冷蔵庫で保管してくれていたこと、ピンクだけど花を買ってくれていたこと、そこが母に対しての「好きだけど」の好きの部分なんだろうなと感じました。
買った花について母は「あじさいがなかったから買った」と言っています。
本当は夜々のいちばんすきな花があじさいということも紫が好きということもちゃんと
母は分かっていたんじゃないかなと思いました。
タイトルの「いちばんすきな花」にもかかっているのかな
「いちばんすきな花」第4話ネタバレ感想と考察!まとめ
最後は紫の服を着て働いていた夜々。少し過去や現在の悩みから解放されたのかなと
感じられた4話でした。今後他の人の過去についても解かれていくのか・・・楽しみです!