毎週金曜日よる9時からフジテレビ系列で放送されているドラマ『イップス』。
『イップス』第9話では、何をやってもついてない男、宮永隆一が犯人でした。
友人と共に企業を起こすも失敗。
その友人の方は今は別の事業で大成功を収めているのに、宮永はいまだに工事現場の土木作業をしていて更に業者消費者金融から金を借りていました。
その借金を取り立てにきた男を殺してしまい、次に宮永を車で轢いたため介抱してくれた人も、宮永の前で転んで頭を打ち死んでしまって、その死体を隠すことになってしまいました。
見方を変えれば前向きに考えられるし、嘆いてばかりいずに、もっと果敢にいろんなことに挑むべきだと思ったよ。
さて、第10話は、6月14日(金)よる9時から放送されます。
そこで、この記事では気になる『イップス』第10話のあらすじと感想を、ネタバレありで解説していきます!
この記事にはネタバレの要素を含みます。まだご視聴なさっていない方、ネタバレNGな方はご注意ください。
『イップス』第10話あらすじ
あるビルのエレベーター内で、神奈川県議会議員の串鉄昭(三上市朗)が何者かによって射殺される。壁には「令和のねずみ男」を名乗る犯人からの声明文が貼られており、「この男、10年前の剛谷トンネル崩落事故で多くの人間を殺した悪人の一人。法に代わり天誅を下す」と記されていた。 黒羽ミコ(篠原涼子)はこの事件に興味を示すが、森野徹(バカリズム)から「管轄外」と言われてシュンとなる。そんなミコに、森野は相談事を持ちかける。女性にプレゼントを贈りたいのだという。
数日後、都内のホテルの一室で、鍋鳥建設社長の鍋鳥幸三(川瀬陽太)が殺害される。そこにも「令和のねずみ男」による犯行声明文が貼られていた。鍋鳥建設は剛谷トンネルの工事を請け負った会社だが、串鉄に多額の賄賂を贈って工事を受注するも、手抜き工事のせいで崩落事故を引き起こしたという噂があった。
するとそこに、フリーのジャーナリスト・新正誠(野村周平)が現れ、取材をさせろと機動捜査隊の酒井純平(味方良平)らともめ始める。新正は、疑惑があっても裁かれていない権力者らを糾弾する記事ばかり書いている男だった。しかも新正は、警察発表されていない「令和のねずみ男」のことを何故か知っていた。新正のことを調べた森野は、「正義感が強すぎて危険な人物」だと判断する。 そんな折、森野は姪っ子の木原茜(松田るか)に会う。だが実は茜は、新正と恋人関係にあり……。
引用元:イップス公式サイト
良からぬ人っているけど、だからと言って自分が裁こうとか、ましてや殺してしまおうとは思えないよね。正しすぎても、みんな引くよね。
『イップス』第10話ネタバレ感想・考察!
第10話では、談合に関わった県議会議員と、談合した上に手抜き工事をした建設会社の社長二人が殺害されてしまいます。
いくら悪いやつでも殺人を犯してはいけないという話です。
今回は、殺人現場から始まります。
横浜の高級クラブ。
お客が帰ろうと開いたエレベーターに乗り込もうとすると、そこにはスーツ姿の男が座り込んでいた。
額を銃で一発、撃ち抜かれている。
その死体の近くの壁には、令和のねずみ男からのメッセージが活字で書かれている紙が貼られていた。
メッセージの内容
「この男、10年前の剛谷トンネル崩落事故で多くの人間を殺した悪人の一人、法に変わり天誅を下す」令和のねずみ男
今回の犯人
場面は変わり車に乗り込む新正誠。
拳銃をバッグに片付ける。
今回の犯人は新正誠なんだね。
新正が自宅のマンションに帰ると、彼女の茜が待っていた。
部屋に入る二人。
事件のことを話題にする茜。
「因果応報だよ。悪いことをしたら天罰が下る。殺されても仕方がない人間だったんだ。」という新正。
そして、新正は拳銃が入ったバッグを書斎の部屋に持っていった。
その隙に茜は、新正があかねのそばに置いて行ったスマホのパスワードを何度か思い当たるものを入れていった。
そしてついに解除された。
検索履歴を見ると、TOKYOプリマスホテルと出てきた。
場面は変わり、森野徹の部屋
森野は、女性にプレゼントを贈るのに、何を送ったらいいか検索している。
そこへDMルームの黒羽ミコから連絡が入った。
そういえば、前回も含めてあまりDMルームの場面が出てこなくなったね。
「なんかさ、県議会議員殺されたんでしょ?事件の捜査にはいかないの?」とミコ。
「あれは神奈川県警の管轄だから我々はいかないです。」と森野。
「シュンです」と落ち込むミコ。
そんなミコに、女性に贈るプレゼントは何がいいのかを森野は聞きました。
するとミコは森野にそんな女性がいたのかと興味津々で色々聞きたそうにした。
森野は「やっぱり、いいです。」と切り上げようとするのだった。
再び新正
神奈川県議会議員の串鉄昭が殺された記事を見ている新正。
しかしメッセージの件については一切書かれていなかった。
そして新正は、次のターゲットについての情報をネットで見た。
次のターゲットと思われる人物
鍋鳥建設社長の鍋鳥幸三
数日前に殺された神奈川県議会議員の串鉄昭と談合して、更に手抜き工事をしたために剛谷トンネルの崩落事故が起こったとされている。
鍋鳥幸三の行動パターンは、毎週金曜日22時ごろTOKYOプリマスホテルに宿泊する。愛人と密会の疑いあり。
夜、茜と新正の電話でのやりとり。
高速バス乗り場にて「大阪に出張に行くことになった。」と新正。
「仕事なんだよね?」と茜。
「うん、もちろん。なんか疑ってる?心配ならいつでも連絡くれればいいし、俺がどこにいるか不安なら、位置を確認すればいい。そのために位置情報を共有したんだから。」と新正。
「別に、そこまでしなくていいって言ったじゃん。」と茜。
「明日は帰ってくるの?」
「うん。」
「わかった。じゃ、いってらっしゃい」
電話を切った新正は、午後9時発の大阪行きに乗り込んだ。
一旦座席に座り、辺りを伺いながらスマホを座席の下の方へそっと置く。
立ち上がりそのままバスから降りた。
スマホを乗せたバスが、午後9時出発した。
バスを見送る新正。
茜がバスが動き出したことを位置情報で確認した。
TOKYOプリマスホテル
到着したタクシーから鍋鳥が降りてきた。
ロビーを歩く鍋鳥をホテルマンの格好をした新正が目で追う。
時間は午後9時45分。
このホテルのユニホームは簡単に手に入れることができたのかな?だとしたらユニホームの管理が杜撰なホテルだね。
スイートルームにて
バスローブ姿の鍋鳥がいる。
ベルがなったので、てっきり愛人かと思い、ドアを開けた。
しかし愛人ではなくて、消音器のついた拳銃を持った新正だった。
「剛谷トンネル崩落事故。これを世間が忘れても、俺は絶対忘れない。法がお前を裁かなくても、俺がお前を裁く。」
と新正は言った。
一発目、鍋鳥の肩に当たった。
二発目今度こそトドメを刺そうとした新正だったが、玉が出てこない。
その隙に拳銃を取り上げようとする鍋鳥と新正は揉み合いのようになってしまったが、仕方なしに拳銃の柄の方で何度も頭を打ちつけた。
現場を立ち去る新正。
その直後、鍋鳥の愛人がやってきた。
さあ、新正のアリバイ工作だ
車に戻った新正は、茜から来たメールに返信した。
新正からも、午前0時過ぎに茜に「お誕生日おめでとう」とメールを入れた。
そのメールを見て喜ぶ茜。
いいな。私も彼に言ってもらいたい。
ついでに新正のスマホの位置情報を確認する茜。
位置情報は名古屋辺りを示している。
午前5時すぎ、新正のマンションにて。
東京駅6時31分発、大阪行きの新幹線の切符を手にとる新正。
新大阪駅にて、公衆電話で茜に電話する新正。
「スマホを無くしちゃって。どこにスマホがあるか位置情報で見てくれないか?」と頼んだ。
茜が調べると、諸急バス大阪営業所にあることがわかった。
新正は、自分でバスに置いてきたのに白々しく、「あー、バスに置いてきちゃったんだ。」と答えた。
そして、新正はスマホをとりにいった。
一応貴重品なのに、あんなにすんなりと渡しちゃっていいのかな?って思ちゃった。
再びTOKYOプリマスホテルスイートルームにて
鍋鳥がチェックアウトしないことを不審に思ったホテルマンがホテルの部屋の鍋鳥を訪ねていった。しかし応答がないので、ドアを開けた。
そこで、遺体となった鍋鳥を発見!
殺人現場となったスイートルームにお馴染みの森野たち警察のメンバーと、なぜかミコもいる。
そこへ今度はジャーナリストとして、新正が現場を見せてくれと乗り込んできた。
令和のねずみ男の件は警察以外は誰も知らないはずなのに知っていたりだとか、明らかに怪しい人物として警察にマークされたくて行ったとしか思えないよね。
カフェにて
昨日の名神高速道路の事故渋滞がまだ続いていると、ラジオのニュースが伝えている。
ミコと森野が話していた。
そこへ森野のめいがやってきた。
あの茜だ。
茜に誕生日プレゼントとして指輪を渡す森野。
彼のことについて相談がありそうだったが、切り上げて帰ってしまう茜だった。
その後、商店街でコロッケを買い食いしているミコが茜と新正が二人で歩いている様子を目撃した。
ミコが食べてるコロッケ、美味しそうだな。
二人の後をつけながら、森野に連絡を入れるが、特捜本部で会議中の森野はその電話を切ってしまった。
新正の恋人の茜が森野の姪だったとは、驚いた。
会議が終わってミコと電話で話す森野も驚いた。
なんとかミコに新正のところへ乗り込ませて、時間を稼ぎ、新正のマンションへ急行する森野。
しかし、茜は新正に女ができたのだと、怒って部屋を出てしまいました。
急に別れようと言われたら、ショックだよね。
その後、新正がいるマンションにつく森野。
新正にいくつか質問をする森野。
そんな森野に、とうとう新正は行ってしまいます。「もしかして、僕のこと疑ってますか?
イップスを発動しそうになる森野。
必死で堪えました。
この頃は森野は、イップスを発動することはなくなってきて、調子がいい様子です。この分だと、ミコさんより早く抜け出せそうです。
「鍋鳥幸三の死亡推定時刻は22時から23時なら、その頃には新正は高速バスに乗っていた。」と新正は言った。
「それを証明することはできますか?」と、森野。
「茜に聞けばわかります。」と新正が答えた。
そこで、ミコに電話して、一緒にいるはずの茜を、新正のマンションに連れ帰ってきてもらった。
さあ、アリバイ崩しだ
ちょうど新正がバスに乗っていると主張している時間帯、規模の大きい事故があり、それに伴う渋滞があり、1時間くらい到着が遅れたのに、ずっと寝てたから快適だったと言い張る新正。
しかし、次のことでは言い逃れはできませんでした。
- 昨日の夜は高速バスに乗っていたということだけど、スマホだけがバスに乗っていたということも考えられる。
- 途中でメールを新正は茜に送っていたということだけど、スマホとアカウント共有しているタブレットであれば、別の場所からも、メッセージを送ることができる。
- 従って、新正がスマホを持っていたという証拠がない限り新正のアリバイは成立できません。
上記のことを森野に言われても、黙り込む新正。
しかし、やはり自分の大切な人を利用してまでアリバイ工作しようとしたことはその大切な人を傷つけてしまうことになり、よくないことだということをわからせることに成功した森野だった。
そして最後にはお互いを慕いあっているということがわかった新正と茜だった。
『イップス』第10話ネタバレあらすじと考察!ゲストは野村周平‼︎のまとめ
- 今回の犯人は新正誠
- 今回は連続殺人事件になっている。
- 動機は、神奈川県議会議員の串鉄昭と鍋鳥建設社長の鍋鳥幸三が談合し、さらに鍋鳥が手抜き工事をしたという事実を串鉄がもみ消したため、新正の両親が犠牲になった事故が起こり、法の代わりに天誅するということだった。
- 高速バスにスマホだけ乗せて、アリバイ作りをしようとした。
- しかし、そんなアリバイはすぐにバレてしまった。
- 人を殺していい理由なんか存在しないということを森野は声を大にして言いたかったのだろう。
さて次回はいよいよ最終回です。黒羽慧の秘密も、歪な十字架模倣事件の謎も、わかりそうです。
6月21日(金)よる9時からです。
どうぞお楽しみに!