2025年の冬ドラマとして、22時よりTBS系金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」がスタート。
その第1話が1月24日に放送されました。
演じる主人公・山下心麦(やましたこむぎ/広瀬すず)は、早くに母を亡くして以来、元警察官の父と2人きりで慎ましく生きてきた大学生。
そんな心麦に訪れた父との突然の別れ。犯人として早々に逮捕された人物は、父が22年前に一家惨殺事件の犯人として逮捕した人物の一人息子でした。
愛する父はなぜ殺されてしまったのか。
謎多き殺人犯役に成田凌さんが決定しました!!
成田さんは、逃げ恥以来約8年ぶりのTBSドラマなんだって!
本作は、浅見理都さんの同名漫画を原作としているヒューマンクライムサスペンスです。
浅見理都さんと言えば映画化もされた人気作【イチケイのカラス】でも話題でしたよね!
この記事では、「クジャクのダンス、誰が見た?」第1話のあらすじと感想を、ネタバレありで解説していきます!
この記事は、ネタバレの要素を含みます。まだ内容を知りたくないという方はご注意ください。
「クジャクのダンス、誰が見た?」第1話 あらすじ
すずちゃんとリリーさんと言えば「海街diary」を思い出す♡
酒向芳さんが出る作品はハズレがないよね!
カップルや家族連れが行き交い、街が華やぐあるクリスマスイブの夜。
大学生の山下心麦(広瀬すず)は2人きりの家族である父・春生(リリー・フランキー)と、なじみの屋台のラーメン店で肩を並べてラーメンを食べていた。
「クリスマスなのに付き合ってくれてありがとう」とうれしそうな春生を前に、気恥ずかしいながらもささやかな幸せを噛み締める心麦。
しかしその夜、春生と別れてサークルの飲み会から帰宅した心麦を待ち受けていたのは、燃え盛る我が家と春生の訃報だった。
最愛の父を失い茫然自失の心麦だったが、春生の殺害犯は早々に逮捕される。
その人物は、春生が22年前に逮捕した資産家一家惨殺事件の犯人・遠藤力郎(酒向芳)の息子・友哉(成田凌)だという。
春生がそんな事件を担当していたことを初めて知った心麦は、突然の事態の進展に実感が湧かないまま、いつものラーメン店を訪れ、店主の染田(酒井敏也)から春生が残した一通の手紙を受け取る。
するとそこに書かれていたのは、友哉を含む複数の人物の名前と、その者たちに容疑がかかった場合、それは「冤罪」だとする記述で・・・。
「クジャクのダンス、誰が見た?」公式ページ
父は殺されると分かっていたってこと?
誰に仕組まれたんだろう…。
「クジャクのダンス、誰が見た?」第1話 ネタバレあらすじと感想・考察
親子に起きた悲劇
人はお互いの心を知ることなどできない。
たとえそれが長い時間を共にし、慈しみ合うもの同士でも秘密を隠し。
私はたどり着けるのだろうか?
深い森に隠されたその場所に。
あなたがそこにしまった小さな光に。
そんな意味深な心麦の言葉から始まりました。
山下心麦(広瀬すず)は、父親の春生(リリー・フランキー)と屋台のラーメンを食べに来ていました。
クリスマスイブですが、父親とラーメンを食べに来るくらい仲がいい親子でした。
心麦は大学のサークルの仲間に呼ばれていたので、ラーメンを急いで食べて走って向かいました。
電話をかけても繋がりません。
歩いて家に向かっていると、消防車と救急車のサイレンが鳴り響いていました。
心麦は息を呑みました。
春生の葬儀には、捜査一課時代の部下である赤沢正(藤本隆宏)が夫婦で来ていました。
赤沢はすでに容疑者を確保したと言います。
容疑者は《東賀山事件の犯人の息子》と夏美や赤沢たちが話しているのが聞こえました。
その事件はなんだろう…?
心麦の叔母である木村夏美(原日出子)が心麦を慰めますが、心麦はちょっと気むずかしい性格の様子。
えっ!?なんか怪しい…。
心麦がスマホでニュースを見ていると、父の事件が報道されていました。
近くに住む【遠藤友哉(成田凌)容疑者】を逮捕しました。
東賀山事件とは一体どんな事件なのか…?
父が亡くなり、どんなに辛くてもお腹が減ります。
心麦はあの屋台のラーメンに一人で来ました。
心麦があの日帰った後、春生から封筒を預かっていて心麦に渡すようにと言われていたとのこと。
茶封筒を開けると中にはたくさんのお金が!
染田も中身までは知らなかったようでした。
そして心麦に宛てた手紙も入っていました。
この手紙を書くかどうか正直悩みました。
書かない方が心麦は幸せでいられるかもしれないからです。
ですがもし私の想定する最悪の事態…
すなわち私が誰かに殺されたとして、以下にあげる人物が逮捕されるとしたら
《三木田辰雄》《津寺井幸太》《遠藤友哉》
その人は冤罪です。
遠藤友哉って容疑者じゃん!?
冤罪ってどういうこと?
父親は事件に巻き込まれたの!?
父からの手紙の中に、松風義輝に弁護を依頼してほしいと書いてあったのです。
あの大金も弁護士費用のために用意されていました。
松風に【遠藤友哉】の弁護をお願いしたいと言うのが、父・春生からの指示でした。
父との関係を尋ねましたが、一切関わりはなく、名前も知らないと言います。
松風は理屈っぽくて、言葉で心麦にたたみかけてくる嫌な感じの人でした。
その場を陰から見ていた幼なじみで同僚の波佐見幸信(森崎ウィン)に断ったことを突かれますが、松風は乗り気ではなさそう。
部下の秋貞隆雄(絃瀬聡一)も同伴です。
葬儀の時に話していた、東賀山事件の事を聞きに来たのです。
東賀山事件とは、2002年7月7日に東賀山の住宅街で家族全員が殺されたという事件だったのです。
一家6人は手足を縛られ、螺旋階段に吊るされていました。
その時逮捕されたのが、遠藤力郎(酒向 芳)。
被害者宅の近所に住んでいて、事件の第一発見者でした。
力郎が逮捕された後、息子の友哉は養護施設へ入れられました。
大人になってからも職場に馴染めず、上司の家にまで火を付けました。
父親の力郎が捕まったのも、春生が亡くなったのと同じクリスマスイブでした。
そんなことが重なり、遠藤友哉は容疑者とされたのです。
心麦はモヤモヤしながらその場をあとにしました。
心麦を見てる秋貞の目が怖かった!!
ぜったい何か知ってるでしょ!
知っているのはクジャクだけ。
心麦が帰ったあと、すれ違いで松風が警察署を訪れていました。
松風は遠藤友哉との面会に来ていました。
そして遠藤から話を伺いました。
父の願いを叶えられない自分に嫌気がさした心麦は、幼少期に父から聞いた言葉を思い出していました。
友達のスカーフが誰かに切られてしまった時、疑われたのは父子家庭の心麦でした。
そんな時も父は心麦を信じてくれました。
でもその子は逃げ仰せたって思っているかもな。
逃げ仰せた?
スカーフを切った子は、いずれ向き合わなきゃいけない。
クジャクのダンス、誰が見た?って言葉があるんだよ。
父親からの手紙を丸めて川に投げようとした、その時…
松風が心麦の手をつかみ止めました。
「それ不法投棄になります。5年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方が課せられます。」
こんなときでも堅物な松風!
松風は遠藤友哉に面会したことを伝えました。
そして心麦も警察での話を松風に伝えました。
警察も嘘つきますよ?
それでも父が言ったことを信じたいです。
《クジャクのダンス誰が見た?》って言葉知ってますか?
えっ?
昔、父に教えてもらった話なんですけど。
ジャングルの中でクジャクが踊っているのを、誰も見ていなければ、
それは存在していないのと同じなのかという問いなんです。
本当のことを知ってるのはクジャクだけだと。
クジャク自身が自分に嘘をついたとしても、
踊っていたという事実からは逃げられないということです。
今考えてみるとあの言葉は、父自身にも向けていたのかなって。
父がなぜあなたの名前を挙げたのかはわかりません。
でも今私にできることは、父の手紙と向き合うことだけです。
だから依頼を受けてもらえないでしょうか?
言ってたんです。
《遠藤友哉が、沈黙の理由を知っているのは》クジャクだけです。
えっ?
どんな意味が込められていたから分からない。
ただ同じ話を知っていただけかも。
なんでその手紙信じれるんですか?
頭から尻尾まで。
その信奉力?ってのがどうにも僕にはよくわからなくて。
父が書いたからです!
ずっと一緒にいた父が残した手紙だから。
私のこと信じてくれた父だから。
私は信じるんです。
僕にできることもあくまでも弁護士の範囲内ということで、それ以上でもそれ以下でもない。
引き受けますよ、依頼を。
クジャクがダンスを踊っていたかどうか、確かめるのを手伝おう。
ジャングルまでは付き添うよ。
僕が君の目になる。
えっ?どういうことでしょう?
いや、何も言ってません。
ちょっとカッコつけたね。
やっぱり松ケンはコメディが似合う。
シリアスに笑いも必要だよね!
そして二人は協力することになりました。
怪しい男
心麦は焼け焦げた実家に帰ってきました。
玄関には規制テープが貼ってありましたが、心麦は中に入りました。
そんな時、誰かの足音が…。
心麦はとっさに隠れましたが見つかってしまいました。
その男は週刊ジダイという雑誌の記者の神井孝(磯村勇斗)で、春生の事件を追っているようでした。
心麦は逃げながら赤沢に連絡しました。
後日、心麦は松風の事務所を再び訪れていました。
神井と遭遇したことを話しました。
その流れから事務所まで連絡して、神井が会社に戻る今日の4時過ぎに会いに行くことを決めていました。
松風から心麦に問いました。
本当にこのまま進めますか?進めていいんですか?
しつこいようですが、
もし遠藤友哉さんが本当にあなたの父親を殺していて、
それなのにやっていないと冤罪を主張してたら?
そんなの許せません。
だよね。
でも僕は刑事弁護人。
彼がやっていないと言うのであればそう主張する。
1人の無実の人が苦しむ可能性があるなら、
10人の真犯人を逃がす方がはるかにマシなんだよ。
じゃあ、間違って真犯人を取り逃がすのは無視するってことですか?
ある程度はやむを得ないと。
割り切らなければ、刑事裁判はできない。
真犯人を取り逃がす不正義と、冤罪被害者を処罰する不正義は質が違う。
心麦ちゃんはピンときてないかもだけど、
刑事裁判は真犯人を捕まえて処罰することと、無実の人を罰しないことがせめぎ合ってるんだよね。
僕らだって罪を犯した人にはきちんと償ってほしいと思ってる。
でも無実の人が有罪になってしまったら?
冤罪ってのは悲惨だ。
1度でも疑いを浴びたら、例えその罪が晴れたとしてもずっと残る。
噂話、ネット。
どこに行こうが、周りは好奇と興味と時には恐怖の視点を向けてくる。
それは一生まとわりつく。
汚れじゃないドス黒いものが自分の中に染み込むんだよ。
自分の父親を殺したかもしれない犯人を野に放とうとしているのかも。
それにこれが誰かに偽装されていたなら?
可能性は0じゃない。
きっと父も冤罪を恐れてたから、私にこの手紙を残したんだと思います。
父からの手紙に書かれた一節。
私が殺されたとしても、やむを得ない部分はありますが
言われもない罪で苦しむ人を出さないためにも、
心麦に助けを求めるしかありません。
こんな父親で申し訳ない。
最後に、今まで照れ臭くて言えなかったけど
心麦は誰がなんと言おうと自慢の娘です。
父のことは一番分かってます。
これは父が書いた手紙です。
なので、私のことは心配しないでください。
それに私は、私の目を信じてますから。
お父さんを信じる君を信じるよ。
そして心麦は神井に会いに行きました。
心麦は神井に聞きました。
なぜ私の家に?
単刀直入に切り込んでもいいですか?
あなた…山下さんの本当の娘じゃないですよね?
えっ…?
何を言ってるんですか?
今の話、詳しく聞かせてもらいましょうか。
本当の親子じゃないというのは…?
なんで神井が知ってるの?
「クジャクのダンス、誰が見た?」第1話に関する謎とその考察
ここからは今回の放送で気になったポイントと、それについて考察をしてみました!
総括すると、謎が謎を呼ぶこの第1話、本当に一瞬たりとも目が離せなかった!
誰が味方で誰が敵なのか、この先どう絡んでくるのか…。
私はもう心麦と松風のタッグに全力で感情移入していくつもり!!
「クジャクのダンス、誰が見た?」第1話ネタバレあらすじ・考察!心麦を取り囲む大人が怪しすぎ! まとめ
心麦の唯一の家族だった父・春生が手紙を残し事件に巻き込まれて亡くなってしまいました。
なぜ父は「遠藤友哉」が冤罪の容疑者になることを分かっていたのでしょうか?
そして叔母の夏美や、父の元同僚の赤沢や後輩の秋貞も何か隠しているようです。
心麦は、無事に松風と遠藤の冤罪を証明することが出来るのでしょうか?
また父を殺した真犯人は誰なのでしょうか…?
まだまだ謎が多くて、次回が待ち遠しい!!
- 心麦と父・春生は父子家庭だが、仲が良い親子だった。
- 自宅を放火され父が巻き込まれて亡くなってしまった。
- 葬儀には叔母の夏美や父の元同僚で捜査一課の赤沢が来てくれた。
- 容疑者はすでに逮捕していて、22年前の東賀山事件の犯人遠藤力郎の息子と判明!!
- ラーメン屋店主から父からの手紙を渡され、中には遠藤友哉は冤罪だと書いてあった。
- 父の言う通り弁護士の松風へ弁護依頼をしたが断られた。
- 警察に行ったが、証拠がたくさんあり遠藤が犯人で決まってしまいそう…。
- そんな中、松風が協力してくれることになり二人で調査することに!!
- 心麦が焼けた実家に行くと、週刊誌記者の神井と遭遇。
- 神井は【東賀山事件】の記事を書いた記者と分かり、接触することに…。
- 心麦が自宅にいた理由を尋ねると、「本当の娘じゃないですよね?」と衝撃の事実を聞かされた。
神井の一言が気になる!!
真実だとしたら切ないよね。
松ケンの弁護士姿カッコよかった♡