第7話では、人気ドラマ『君が生まれたこの街で』のイベント中に感電事故が起きてしまう。
この事故の被害者である前園里佳子は主催者全部に損害賠償を請求したいと杉浦に依頼。
杉浦は情報収集を行い、ドラマプロデューサーの坂口を訴えることにするが、神波は示談を提案する。
神波のサポートもあり、里佳子の本当の目的を聞いてみることに。
実は本当の目的はお金ではなく、ドラマ『君が生まれたこの街で』を潰すことだった。
ドラマを愛しすぎているがゆえに、ドラマの世界観が汚れていくことが許せず、自ら感電事故を起こしたのだった。
命あってよかったけど、悲しい事件だよね。
この記事では「モンスター」第8話のあらすじと感想を、ネタバレありで解説していきます。
この記事は、ネタバレの要素を含みます。
まだ内容を知りたくないという方はご注意ください。
『モンスター』第8話あらすじ
16歳の少年4人が強盗致傷の罪で逮捕される。
4人はある晩、60代で一人暮らしの橘清美(石野真子)の留守を狙って家に侵入するが、思いがけず本人が帰宅。
焦った谷口優生(林裕太)が清美を殴って怪我を負わせたのだ。
しかも逮捕後、谷口を含む3人は仲間の栗本颯(坂元愛登)の指示で犯行に及んだと自供。
そのため検察は、栗本と、今世間を騒がせている闇バイト組織との関連を疑うが、栗本はそれを真っ向から否定し、自分たちは住居に侵入しても窃盗はしない“闇バイトごっこ”をしただけで、計画したのも谷口だと話す。
亮子(趣里)に息子の弁護を依頼しにやってきた栗本の両親は、学校でも優等生だった我が子の犯行が信じられない様子。
特に教師の母親は、息子が素行の悪い友達にだまされたと信じ込んでいた。
しかし、息子の潔白を証明しようと部屋を調べると、制服のポケットからあるものを見つけてしまう。
一方、栗本は亮子との接見の際、被害者の清美についてのある情報を聞き、少し動揺を見せる。
その様子がどこか引っかかった亮子はある行動に出る…。
その頃、粒来(古田新太)はなぜか、今回の事件を担当する検察の藤吉伸(近江谷太朗)と密会していた。さらに、裁判の傍聴席にも姿を見せて!?
引用元:『モンスター』公式サイト
16歳の少年4人が60代で一人暮らしの橘清美(石野真子)の家に侵入し、強盗致傷の罪で逮捕された。
栗本颯(坂元愛登)は闇バイト組織との関与を否定する一方、息子を信じる両親は部屋で証拠を発見。
一方で神波は栗本が清美の情報を聞き動揺をみせたことに疑問を抱き、調査を開始する。
その裏で粒来が今回の事件を担当する検察の藤吉伸(近江谷太朗)と密会しており…。
今回は裁判員裁判!
検察官が悪い顔してるよ~!
粒来はなぜ傍聴しに来たのかな⁉
『モンスター』第8話ネタバレあらすじ・感想
高校生の闇バイトごっこを大人たちがどう扱っていくのかが、8話の見どころになりそうです。
異色の弁護士・神波亮子が繰り広げるリーガルドラマの第8話スタートです。
高校生の闇バイトごっこ?
夜の住宅街に高校生の男子4人。
「今日のターゲット、予定変更してこっちにする。ムカつくから。」とスマホを見せながら谷口優生(林裕太)は言います。
栗本颯(坂元愛登)は写真を見て「下見もしてないし、やめよう」とが言うが、結局、他の3人に流されて計画を実行することに。
3人はマスクをつけて家に侵入し、金目のものを漁っています。
家の中に入るのを躊躇していた颯と清美は鉢合わせをしてしまいます。
しかし、すぐに警察官に見つかり捕まってしまいます。
検察の藤吉伸(近江谷太朗)から颯たちは闇バイト組織の元締めキングから指示を受けていたのではないかと疑われる。
また、他の3人は颯の命令で動いていたと発言している。
颯は反対していたよ!!
この検察の人、感じ悪い!
颯の両親が大草圭子法律事務所に相談に来ます。
息子は今まで問題を起こしたこともない、他人の家に不法侵入し、暴力を振るうなんて何かの間違いであると両親は話します。
依頼を受けた神波と杉浦は颯と接見します。
闇バイトごっこを言い出したのは谷口。
神波は「残り3人は今回のことは颯の命令だったと話していて、口裏を合わせているか考えられるか?」と聞くと
自分のせいにしようとしているか、頼っているのかどちらかだと話す。
颯は「子どもの遊びに付き合うもんじゃないですね。」言う。
颯はとても頭がいい子なんだろうけど…。
神波はその違和感を感じとったようだ。
神波は学校でも聞き込みをすることに。
なぜ颯と谷口がつるんでいるのかは、教師から見ても不思議だったそうです。
実は馬が合ったのかもね。
颯の両親は谷口にそそのかされたと思いたいようだ。
しかし、母親は颯の部屋を探り、清美の家に侵入したときに使用したと思われるマスクのレシートを見つけてしまう…。
ただの闇バイトじゃない…?
バーで、今回の事件の担当検察官である藤吉が1人で飲んでいるところに粒来がやってきます。
2人は久々の再会のようで、藤吉は粒来に「闇堕ちしたって噂を聞いていた。」と話します。
闇落ちして、失踪したのかな…
粒来は「なぜエリート検察官であるお前がこのようなガキの犯罪を担当しているのか、本当は誰をあげたいんだ。」と聞きます。
藤吉は「お前が思っている人物で正解だよ。」と答えます。
颯の裁判が始まります。
今回は裁判員裁判です。
検察の藤吉から颯への尋問が始まります。
続いて、弁護側神波の発言。
裁判の傍聴席には粒来が来ていました。
やはり、この裁判の裏には何かがあると感じさせます。
神波と杉浦が事務所に戻ると、なぜか粒来が居座っています。
おかえり~
ただいま~
と、言い合う粒来と神波。
この2人の空気感は謎だよね。
粒来は「検察は闇バイトの元締めであるキングを捕まえたいんだ。」と話してくれました。
しかし、神波は「キングについて知っているのか?」と聞くと、粒来は「それ以上は知らない。」と答えます。
そんな杉浦を見てほっこりしますっ♪
エリート検察官の大人のご都合作戦!
谷口ら3人の裁判が始まります。
検察官の藤吉から谷口ら3人への尋問。
今回の計画は颯が考えたものか?
3人とも
闇バイト組織からの指示があった。
と答えます。
最初は颯の命令だったって言ってたよね⁉
裁判後、神波は藤吉に話しかけます。
現在、公務執行妨害で起訴された土井克也を特殊詐欺の元締めであるキングとして、何がなんでも起訴したいのではないか。
だから、今回の【闇バイトごっこ】をなんとしてでも闇バイト組織による犯行にしたいのではないか。
確かに4人がしたことはダメだけど、大人が都合いいように変えるのもおかしいよね。
さらに、颯の母親が藤吉と接触し、検察官のペースに巻き込まれてしまいます。
息子のことを信じてあげて~
神波と杉浦は被害者である橘清美の家へ行くことにします。
いいコンビになってきたよね♪
事件についてもう一度現場で洗い直すことにします。
清美は自宅に帰宅した際、マスクをかぶった男がいたにもかかわらず、その男の前を通って家の中に入ったことに違和感を持ちます。
ふつうは怖くて逃げだすと思うけどな…。
城野が過去の防犯カメラにアクセスをして、清美が副店長をやっていたスーパーをつきとめます。
神波は大阪のおしゃべり好きなオバチャン風に変装してスーパー聞きこみ開始します。
かわいい~♪
店員に聞き込みをしたところ、橘清美は【橘佐和子】として働いていた。
しかし、谷口ら3人のいたずらを注意して辞めてしまった。
そして、颯もそこでアルバイトをしていたという。
この2人の接点は検察も把握しておらず、2人も警察にも供述していません。
これにはどんな理由があるのだろうか?
なんで、妹の橘佐和子として働いていた?
谷口は清美に注意されたから、ターゲットにしたんだろうね。
これが裁判員裁判だ!
2回目の颯の裁判が始まります。
検察の藤吉から清美への尋問。
「このマスクを被った4人分に家に侵入者され、後頭部に傷を負った事は間違いないか?」と聞かれ、清美はそれを素直に認めます。
神波も同じ質問をしますが、さらに
その日以前に、このマスクを見たことがありますか?
と聞かれ、清美は
ハロウィーンのとき栗本さんと一緒にかぶりました。
と答えます。
検察の藤吉は2人に接点があったことにとても驚いている。
神波は続けて質問をします。
「颯が清美と面識があることを話さなかったのはなぜだと思うか?」と聞くと、
自分と面識があることを颯が話せば、職場に捜査などが入り、自分の秘密がバレて困ってしまうと考え、颯は私をかばって話さなかったのだ、と清美は答える。
その秘密とは、職場で戸籍を偽造し、13歳年下の架空の妹「橘佐和子」の名義でスーパーで働いていたことである。
「戸籍の偽造は罪になってしまうのに、なぜ今、真実を話すのか?」と神波は聞くと、
清美は「颯は無実なのに、罪に問われそうだったから。」と話します。
颯と清美は年齢が離れているけど、厚い信頼関係にあったんだね。
颯は同年代とは気が合わないから、年上の清美が話しやすかったのかな。
事件当日の夜、自宅に帰った清美は以前スーパーで注意したことのある4人組が、一緒にしたハロウィーンのマスクをかぶって、いたずらの仕返しをしに来たのだと話す。
おふざけに対して、ふざけようとしたら転んでしまい、置物が頭に落ちてしまった。
なんと清美は颯や他の3人もかばう発言をする。
そして、このストーリーは神波が考えたものだった。
裁判員裁判なので、その場の臨場感で巻き込み、颯の味方を増やすことが神波の作戦だった。
清美が戸籍を偽造したのは、自分の就職活動がうまくいかず、明らかに年齢で弾かれていたと考え、年齢を偽ることにしたからなのです。
神波はそこで涙ぐみ…
事件の背後に隠れた動機を明らかにすることは、社会の課題を浮き彫りにすることでもあります。
裁判は単なる勝ち負けのゲームではないんです!
裁判員たちは完全に神波のペースで涙ぐんでしまいます。
神波はいつも裁判をゲームのように楽しんでいるけどね~。
最後に清美は罪を犯したこと、真実を話すことが遅くなったことも謝罪して裁判は終了した。
エリート検察官に勝つなんてすごいよね!
その後、谷口は颯が無罪だったので、再審請求すれば無罪になると分かるが、再審請求しない発言をします。
谷口は颯に罪をなすりつけようとした事実を背負って生きていくのだろうか…。
後日、別の強盗事件の指示役としてキングが再逮捕されたと報道が出ます。
そこに、粒来が大草圭子法律事務所にやってきて
あっちに戻ろうと思って、じゃあ。
と謎の発言をして去っていきます。
神波は「キングが逮捕されたから?」と勘繰るが…
弁護士・粒来が犯罪組織と関わるなんて怪しすぎるよね…。
『モンスター』第8話ネタバレあらすじと考察!闇バイトごっこの真実は⁉まとめ
神波の裁判での名演技に心打たれつつ、杉浦と一緒にツッコミしちゃいそうでした!
やっぱり神波の裁判はスカッとして面白いですね♪
- 16歳の少年4人が強盗致傷の罪で逮捕される。
- 焦った谷口優生(林裕太)が橘清美(石野真子)を殴って怪我を負わせた。
- 谷口を含む3人は仲間の栗本颯(坂元愛登)の指示で犯行に及んだと自供。
- 検察の藤吉伸(近江谷太朗)は、栗本と、今世間を騒がせている闇バイト組織との関連を疑う。
- 颯の両親が神波に息子の弁護を依頼しにやってきた。
- 粒来と今回の事件を担当する検察の藤吉が密会。
- 藤吉はなんとしてでも闇バイト組織による犯行にしたいので谷口を含む3人の口裏を合わせさせる。
- 清美は「橘佐和子」の戸籍を偽造してスーパーで働いていた。
- 清美と同じスーパーで颯も働いていており、2人は顔見知りだった。
- 清美は戸籍の偽造のことを話して、颯が無罪になるようにした。
- 神波は社会問題のことも含め、涙ながらに話し裁判員たちの心に訴えかけて颯の無罪を勝ち取った。
- 粒来が事務所に現れ「あっちに戻ろうと思う。」と謎の発言をし去っていく。
次回から謎に包まれた粒来の話が出てきそうですね!
そろそろ最終回かな~