2024年の秋ドラマとして、毎週火曜日21時より人気ドラマ「オクラ」が放送中。
その第9話が12月3日に放送されました。
連続爆破事件を追う千寿と利己。
そのなかで命を落とす加勢や容疑者の一人・門真。
手がかりが亡くなったと思われていたなかでかつての名刑事・鷲沢と利己がある動画を見つけました。
そこに映っていた疑惑の人物は何と井伏です。
かつて妻であった彼女に対し、千寿はどうするのか?
背後に潜む黒幕とは?!
いよいよクライマックスが近いようです!
この記事にはネタバレの要素を含みます。まだ知りたくない方はご注意ください。
『オクラ~迷宮入り事件捜査~』第9話あらすじ
飛鷹千寿(反町隆史)は、元妻の井伏愁(観月ありさ)が10年前に起きた警察官連続殺人事件の実行犯であることを知る。
真相を突き止めた千寿だったが、犯人は結城倫子(白石麻衣)だと愁にあえてウソを伝え、爆弾の起爆装置になっていた携帯電話に倫子の指紋を付けて、証拠を偽造するよう依頼する。
千寿は偽造した携帯電話を『オクラ』の押収品として部署内に隠せば、自責の念にかられた愁が証拠を回収しに来ると予想。
わざわざ倫子を犯人に仕立て上げる必要があったのかと指摘する利己(杉野遥亮)に対して、千寿は愁がどのような人間だったのかを確かめたい、と真意を告げる。
その夜、千寿が待つ『オクラ』に愁がやってくる。
千寿の取り調べを受けることになった愁は、自身が製造した爆弾で一連の事件を起こしたことを認める。
そしてそれは、警視庁公安部内の“存在しない”部署『ハイドアンドシーク』の指示だと告白する。
そんな中、別室で取り調べの様子を見守っていた利己は、ある違和感を抱き……。
出典:『オクラ』 公式サイト
実行犯をあぶりだすため、千寿が仕掛けた作戦。
犯人の井伏は黒幕となる組織の名前を出します。
その正体は何と公安!
千寿と利己は警察と対立するのか?
『オクラ~迷宮入り事件捜査~』第9話ネタバレあらすじ・感想
真一、門真、そして加勢・・・。
次々爆破によって命を落とす関係者たち。
千寿と利己はとうとう手がかりを見つける事に。
驚愕する千寿。
その正体は井伏だった!
彼女は何を語るのでしょうか?
井伏の過去
殺された加勢。
他にも亡くなったかつての友、同僚。
あぶり出した犯人は何と、井伏でした。
千寿が彼女に詰め寄ると、ファイルに井伏の名前がヒットしたと言います。
千寿「犯人は、愁だ」
利己に言った千寿。
その後、仕掛けられたトラップ。
時は少し遡り、朝の利己との会話から。
利己「どうしてこんなまわりくどい方法でやるんですか?」
わざわざ倫子は犯人に仕立て上げる必要はなかったはず、と利己。
千寿はこの10年間、井伏がどんな人間だったか確かめたかったと言いました。
出勤するオクラのメンバー。
倫子を呼びだす千寿は全てを話し、これまでの計画に協力してもらうよう話します。
井伏の胸に刺さる、「どんな理由があったにせよ、法の下で裁かれなければならない」と千寿の言葉。
彼女はこれまで、審判を待っている気持ちだったと言いました。
そして「携帯をねつ造して欲しい」との千寿の依頼。
ついに来たかと思ったと井伏。
千寿「わかっていたのか」
井伏「そりゃそうよ、夫婦だったんだから」
じゃあ、なんでこんな事を?!
翌日、井伏のボディチェックをする倫子。
倫子「私はずっと犯人が許せなかった」
「お父さんを殺して、千寿を傷つけて・・・だから捕まえたら絶対殴ってやろうと思ってました」
「それが・・・愁さんだったなんて」
井伏「謝る前に、私が見た事、感じた事をちゃんと伝えなきゃと思って」
倫子のチェックは終わり、これから千寿の取り調べ。
対峙する二人。
警察官連続殺人事件についてお伺いしますと言う千寿。
10年前、久常と真一の件に触れます。
千寿「犯人はあなたですか?」
井伏「はい」
事件の1カ月前から。
当時、携帯から遠隔で爆破できる事を確かめフィットネスクラブで待つ。
久常を誘い込んでから、爆破。
真一の場合も、現場近くの美容院から仕掛けた。
千寿と真一の二人をカメラで確認してから爆破。
千寿「何でわざわざ現場の近くで?」
井伏「確実に任務を遂行するためです」
千寿「犯行におよんだ動機は?」
井伏「指示を受けたためです」
誰から?と聞くと、誰から来たかもわからない。
他にもいるメンバーはそれぞれ指示を受け、自身以外に情報がないと言いました。
千寿「それは、公安部が関係してますか?」
井伏「そうだと思います」
いよいよ核心に迫ってきました!!!
でも真相はわからないと言う井伏。
井伏「正確に言うと、存在しません」
公安部に所属した時、井伏はある部隊に所属を命じられています。
その組織の名は・・・「ハイドアンドシーク」
誰かが屋上から銃を構えていました。
ここで利己が、「まずい・・・!」
走り、二人の下へ。
利己「伏せて!伏せて!」
取り調べ室に入り叫ぶと、銃が小窓から撃たれます。
井伏が組織の話をしようとしたから。
千寿は取り調べ室の机の下に盗聴器を見つけました。
保管する利己。
「警視庁のライフルか、科捜研に見せればわかる」と利己。
千寿はいったん中止だ、と言うも井伏は続けようと言います。
相当にヤバイ連中ですね。
変わりゆく心
オクラメンバーに一連の事を話す倫子。
鷲沢も戻ってきました。
幾多と鷲沢が行動を共にする事に。
取り調べの続き。
井伏は、もともと感情が欠落したような人間だったと言います。
幼い頃に両親が離婚し、早く家を出たかったと。
公務員ならだれにも文句言われないから、と井伏。
わき目も振らず、黙々と目の前の仕事をこなした。
恋人も作らず、親にも会わない。
それが、組織にとって都合のいい人間に映ったかもしれない。
「失礼します」
ある日、呼びだされた井伏が部屋に入ると誰もいない。
「座り給え」
そう言ったのは机に置かれた3台のスマホから。
3人の人物から、公安に異動するよう指示されます。
特別な部署で、任務だと。
とある部署で工作員のような訓練を受けた井伏。
そこで彼女は、爆弾のスペシャリストにされた。
1日中閉じ込められ、ひたすら爆弾を作らされ・・。
その後、、鑑識課に戻され任務の実行部隊に。
最初の任務は蓬田に爆弾を作らせる事。
指定した場所に爆弾を隠すよう指示した。
起爆させる時、発見した牧原の夫が気付き亡くなった。
そして1年半後。
警察官連続殺人事件に。
恐ろしい話です。
何の迷いもなかったと井伏。
犠牲者の遺族や恋人とか、そんな大切な事にも気にも留めなかったと。
しかしその後、真一の身体にはハイドアンドシークの情報が入ったチップが埋め込まれていた事を知った。
千寿が真一を撃った時、データを持っていた。
そして井伏は、組織から千寿からチップを奪うよう命じられていたと言います。
一方で、志熊と共にいる利己。
捜査一課のライフルが使用された形跡を知りました。
利己が行こうとしたその時。
志熊「俺たちが思い描いた警察って、何だったんだろうな」
千寿は、俺に近づいたのは任務だったのかと問います。
頷く井伏。
雨宿りするなか、現れた井伏の虎のタトゥーを見て、千寿「あ・・・俺も。寅年」
井伏が笑います。
真一を失い自暴自棄になっていた千寿。
徐々に打ち解け、井伏は自然と笑顔が増えたと言いました。
彼女自身、千寿の前では心から笑えるようになっていたとの事。
千寿「あなたを、好きになっていた」
ある日、飲み屋で。
千寿「結婚しよう」
笑顔になった井伏。
一緒に過ごすようになり、これまでにない幸せの感情が生まれていた。
しかし対照的に、自分が犯した罪の重さを実感していた。
幸せになればなるほど・・・・。
最初は本気でしたが、千寿のおかげで変われたんですね。
千寿「・・組織には?」
井伏「千寿はチップを持っていない」
そう報告するも、信じてもらえなかったと井伏。
彼女は子供を身ごもっていたある日、自宅のインターフォンが鳴ります。
玄関に行く千寿。
井伏はお腹の子に「私がママで、許してね・・・」
何か届きものがありました。
千寿「これ、お父さんかな?」
井伏「・・・ここの住所も言ってない・・・」
「危ない!離れて・・・!!!」
千寿を連れ、外へ。
彼らのマンションの一室が爆破されます。
その後、井伏は入院。
肩を落とす千寿。
井伏「・・・赤ちゃんは?ねえ、赤ちゃんは?!!」
号泣する井伏。
あんなに泣いたのは初めて。
でも自分が今までしてきた事のせい。
別れたのは、子供を失ってもまだ幸せでいられる自分がつらかったから。
井伏「こんな風に変われたのは、千寿。あなたのおかげだよ」
どうして黙ってたかと聞く千寿。
組織を離れたら言おうと思っていた彼女でしたが、未解決事件を解決する千寿に協力する事が贖罪と思ったと。
しかし事件に向き合う事で、自分の罪の大きさを実感したと言います。
それでも一人でも多く救われればとの思いで。
倫子が思わず取り調べ室に来ました。
倫子「何でもっと早くそういう気持ちになってくれなかったの?!」
やり場のない感情に戸惑う倫子。
井伏「そうだよね・・ほんとにごめん。ごめんなさい・・!」
井伏は泣いて謝罪します。
千寿に出会わなければ変われなかった。しかしもう遅いですね。
さらなる悲劇
志熊はライフル銃保管情報を調べています。
目の前にいるのは、捜査一課・主席管理官の尾瀬。
取り調べの事を気にしてるようでした。
幾多と鷲沢の二人。
銃を撃ったと思われる現場へ。
牧原たちも捜索。
そこに走って逃げる人物が。
取り調べでは、井伏にハイドアンドシークをどうやって抜けたか聞いていました。
井伏「辞めるには、条件があった」
「それは・・・首都爆破テロに使う爆弾を作ること」
断れば、自分だけでなく千寿も殺される。
しかし起爆のチップは自分だけにできるようにし持っている。
警察が首都爆破テロを計画していた。
加勢も加担していたのでは?
利己が来ます。
井伏が加勢を殺したわけではない。
だったら誰が?
千寿「加勢殺しは、別にいる」
ここで志熊が来ました。
これ以上続ければ、オクラの責任問題になると言う志熊。
志熊が利己にメモを渡します。
利己「これは・・・」
志熊「俺も驚いたよ」
何が書かれているのでしょうか。
逃げる人物を捕まえた牧原たち。
捕まった人物は薬を出し死のうとしますが阻止。
井伏を撃った容疑者を見つけたとの事。
取り調べは終わり、井伏「手錠は?」
そのまま千寿と二人で歩きます。
そして移送される井伏。
千寿「これだけは伝えとく」
「誰が何と言おうが、俺は君に救われた。そして、君に感謝してる」
「愁のおかげで自分の信念を貫く事ができた」
井伏「・・・うん、私も」
そう言って二人が別れると、銃声が聞こえます。
千寿「愁!!!!!!!!」
お腹を撃たれた井伏。
井伏「私も、これだけは伝えておく。誰が何と言おうとあなたの正義を信じる・・」
「ありがとう・・・・ごめんね」
息絶える井伏。
聞いた利己は銃を撃った人物の下へ。
利己「・・・ここでしたか」
目の前には幾多。
志熊の情報から、ライフルを特定していた利己。
利己「ライフル銃の帳簿にはあなたの名前が記されていましたよ」
「あなたが、黒幕なんですか・・・」
事態は、いよいよオクラメンバーにまで波及してきました!!!
『オクラ』第9話ネタバレあらすじと考察!加勢殺しの犯人は別にいる?!まとめ
警察官連続殺人事件の真犯人。
それは井伏でした。
取り調べのなかで明かされる彼女の暗い過去、そして千寿と出会った事で差し込む光。
しかし井伏自身もまた、ハイドアンドシークの手に・・。
どうなる?!
- 千寿があぶり出した真犯人は井伏
- 取り調べをする事に
- 悲しい過去を語る彼女と、組織「ハイドアンドシーク」の存在が明かされる
- 組織を抜けた今も狙われる
- 井伏はかつて千寿と出会い、変わり、子供を授かる
- しかし裏切ったとみなした組織によりその幸せは奪われる事に
- ハイドアンドシークの正体は警察組織
- 取り調べを終えた井伏は誰かに撃たれる
- 利己が向かった先にいたのは、オクラの室長・井伏