2024年1月14日にTBSの日曜劇場でスタートした「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」を、最終回まで全話解説していきます。
第6話、あおぞらホールは閉館となり、晴見フィルも残り一か月となりました。
響の気持ちは少し変化してきました。
天音と市長の親子関係は謎のままです。
そして鏑木は、どうやら俊平を連れ帰るためにやって来たようです。
俊平はどうするのか、、
このまま家族と暮らしていくのでしょうか、、
題名が「さよならマエストロ」っていうのが気になります。
大島里美さんのオリジナルストーリー、果たしてどうなるのでしょうか?
ここからは、2月25日放送の第7話のあらすじと感想を、ネタバレありで詳しく解説していきます。
ネタバレが含まれますので、まだ内容を知りたくないという方はご注意下さい。
2月18日放送の第6話のあらすじはこちらから確認できますよ♪
『さよならマエストロ』第7話あらすじ
あおぞらホールがついに閉館となった。
練習場所を失いコンサートの予定もない。残り1カ月となった晴見フィルだが、やれることがなくなってしまい、団員たちもバラバラになってしまった。
小村(西田敏行)に相談するが、それどころではない様子。なぜなら、自身の喜寿を記念した人生初のライブを控えていて、クラリネットの演奏に励んでいたのだ。しかし、予期せぬ事態が起きて……一方、天音(當真あみ)は響(芦田愛菜)からバイオリンが上達していることを褒められる。しかし、なぜか天音は思い悩んでいる様子。というのも、実はある悩みを抱えていて……
そんな中、鏑木(満島真之介)が夏目家にやって来る。なんとドイツの名門交響楽団から俊平(西島秀俊)に常任指揮者のオファーがあると言う。それはかつて俊平が夢にまで見た憧れの舞台。二度とないチャンスで……
さよならマエストロ公式サイト
最初は天真爛漫に見えた天音は悩みを抱えていました。
響ちゃんも天音ちゃんも、親子問題?
そして晴見フィル、本当にこのまま解散になってしまうのでしょうか?
『さよならマエストロ』第7話ネタバレと感想
あおぞらホール閉館、皆で荷物を運び出します。
「結成から40年、晴見フィルのあたたかいホームでいてくれて、、本当に、本当にお世話になりました。ありがとうございました!」
と涙につまりながら古谷が言うと、皆も一斉に「ありがとうございました!」と頭を下げました。
散りオケの活動期間はあと30日
晴見フィルの荷物の一部を、うたカフェ二朗に置かせてもらうことにしました。
メンバー55人が集まれる場所はこの辺りではありません。
二朗に「散りオケ」と言われると、俊平は、散りオケならではの活動があるといいます。
古谷も、それぞれ自分ができることを考えてみんなで報告し合い、最後の日までに、またみんなで集まれるよう策を練ると言うと、俊平も声を上げました。
「アパッシオナート。情熱を忘れずに晴見フィル最後の日まで楽しんで駆け抜けましょう!Bocca al lupo!(ポッカルーポ)」
Bocca al lupoとは、イタリア語で直訳すると「オオカミの口の中に!」、何かに挑戦する人に贈る言葉だそうです。
二朗が、事情があるので段ボールを片付けて欲しいと言うと、大輝と古谷は二朗に協力して欲しいと言い「よっ!伝説のマルチプレイヤー!」と持ち上げます。
瑠季が「こむちゃん、何の楽器やってたんだっけ?」と聞くと、最初はクラリネット、それからフルート、トロンボーン、バイオリン、ビオラ、、、と、とめどなく出てきます。
近藤が、「結局何一つものにならず全部の楽器下手くそ」と茶化すと、二朗は一旦はへそを曲げますが、実は近々ライブがあると言います。
大輝が「飛び入り参加大歓迎、みんな、楽器持ってきてね」とチラシを配ります。
「小村二朗、人生初のリーダーライブ」
二朗が音楽人生の中で手がけた楽器22種類を披露!
うたカフェ二朗でのライブ、実際に行ってみたい!
天音がバイオリンの練習をしているところを響が通りがかりました。
響は練習しすぎもよくないと言い「食べる?はるみん栗~ム大福」と、2人で話しを始めました。
天音にとって、俊平は師匠、響はコーチです。
天音が聞いてくるので、響は、バイオリンは先生についていたが、音符とかドレミとかは俊平に教わった話をします。
天音「もしコーチがいきなり音楽以外のことをやりたいって言いだしたら、師匠、、お父さん怒ると思う?」
響「怒るような人じゃない。どんな夢でも背中押してくれたと思う」
天音ちゃん、ちょっと複雑な表情、、
そして天音は師匠の息子・海が書いてくれた「きらきら星のアレンジ版」の楽譜を見せて、教えてほしいと言いました。
海には全力で練習すればできると言われたが、響にはま無理だと言われてしまいます。
自分で勝手に練習するという天音に響は言いました。
「どうぞご自由に、Bocca al lupo!」
やっぱり親子です!
ドイツからのオファー
俊平の家に鏑木がやってきました。
「大事なお話があります。ドイツのノイエシュタット交響楽団からの正式なオファーです!」
ノイエシュタット交響楽団は、ぺーがずっと憧れていた楽団だと海が言いました。
「俊平さん、これはすごい事ですよ!」
現マエストロのシュナイダー先生が90歳を超え、次の常任指揮者に俊平を強く推したと言います。
鏑木は「今すぐドイツに帰りましょう、この失われた5年間を取り戻しに!」と言いました。
母校からのオファー
俊平が大輝と古谷に呼び出されました。
俊平の母校である四国の高松城西高校からオファーがあり、創立百周年の記念イベントに、記念スピーチオーケストラ部の一日指導をお願いしたいという内容でした。
大輝と古谷はノリノリですが、俊平の表情はさえません。
「18で実家を飛び出して以来一度も帰ってないんです、地元には。」
大輝が、今も家出中なのかと聞くと、そう、と。
大輝「一体、何十年家出してるんですか?」
家出も親譲りだった?
オケフェスにエントリー!
大輝と古谷、俊平、蓮が集まっています。
蓮が仙台オーケストラフェスティバルのコンペに出るのはどうかと話しをもってきました。
俊平はいいですね、と言いましたが、古谷によると、去年エントリーしたものの音源審査で落ちているという。
蓮は、それがまだ募集していると言います。
ワイルドカード 最後の1枠 「予選敗退オケにも復活チャンスあり」
ワイルドカードはSNSにアップされた活動アピール動画の審査で、エントリーの締めきりが今日の午前0時!
「動画、、はい‼」と俊平が手を上げました。
もちろん海くんの出番でですよね!
すぐに海が、ワイルドカード応募フォームに入力して送信しました。
「おおお~!」と拍手で大盛り上がりです!
二朗の方は、瑠季のアドバイスで楽器をクラリネットに絞って、メンバーの皆に協力してもらいながら楽しく練習しています。
しかし俊平は、決断をしなければならないようです。
決断の時
響が志帆を家に呼び出しました。
俊平のオファーの件を話すと、志帆は、あの人の憧れのオケだと興奮気味に言い、響は断る理由はないよね、と確認します。
響が、「もうこの町にいる理由も、うちにいる理由も、、」と言うと、志帆は「理由があるかないかは、パパが決めるんじゃない?パパの人生だし。」と。
そこへ、俊平が帰ってきました。
志帆「おじゃましてます。お茶のおかわりいただけるかしら。」
俊平が、ちょうど相談したいことがあるというので、志帆がドイツに行くことかと聞くと、四国の母校からのオファーの件でした。
響は「そんなことしてる場合?」
そこへ、鏑木がいちご大福を持って登場です。
かぶちゃん、いつもテンション高い!
志帆「かぶちゃん、今ねスウィーツ渋滞中。」
鏑木の要件はもちろん、ドイツからのオファーへの返事です。
志帆も響も気になります。
「鏑木くん、オファーは断って下さい。」
理由は、この町でやりたいことがあるからと。
鏑木は、真剣な表情になり言います。
こんなチャンス2度も逃がすのか、5年前記念コンサートを成功させて大喝采をあびたのに指揮者をやめた、せっかく復帰したのにこのチャンスを逃したら3度目はないと。
それでもいいと言う俊平に、よくない!僕はよくない!みんなだってよくない!あなたは最高の舞台で最高のオケとかけがえのない音楽を作れる人、その音楽を聴いた人たちに宝物のような時間を与えられる特別な人だと言います。
「いつまで自分に嘘をつき続けるんですか?5年前のあの時の僕の気持ち、考えたことありますか?俊平さんはあの時、僕の夢も応援しているみんなのことも、全てを裏切ったんです!」
かぶちゃんの思い、辛いです、、
天音の本当の気持ちは、、
天音が家でバイオリンの練習をしていると、とうとう父親にバレてしまいました。
晴見フィル、俊平とも関わっているのも知られてしまいました。
天音は父親が選んだ大学に入ることが条件で晴見についてきたはずだった。
怒る父親に天音は本当の気持ちをぶつけます。
東京で議員をやっている母親は姉のことしか見ていない、自分は勉強も運動もできないし、どこにいたって存在を無視される、2人に無視されるより1人に無視される方がマシだからここに来ただけ、と泣きながら訴えました。
天音ちゃんの気持ち、少しは伝わったかな、、
俊平の家では、響は鏑木の言ったことと同じ気持ちだと言い、才能に恵まれているのにそれをしかるべきところで発揮しない人を見てるとイライラすると言います。
そこへ、天音が泣きながら楽器と楽譜を返しに来ました。
そして、いままでありがとうございました、もうやめますと言って帰っていくのを、海が追いかけます。
海は、天音を引き留め、「親がどうとか関係ないじゃん。やりたいことをやれよ!」と言いましたが、天音は「きらきら星くれたのにごめん。どうせ私には無理だから」と。
海はそれ以上は何も言えませんでした。
その頃うたカフェで、二朗が一人倒れてしまいます。
明日はリーダーライブの日、、
少したって、大輝が帰ってきたのと同時に鏑木が来ました。
大輝が、「おじいちゃん、お客さん」と二朗を探すと、倒れているのを発見!
慌てて救急車を呼びました。
リーダーライブ!
翌日、大輝からの電話で、二朗はすでにめちゃくちゃ元気だと言いますが、これから診察を受けないといけないので、行くまで俊平さんにお任せしますと言います。
すでに、うたカフェは満員御礼、自分は棒を振ることぐらいしかできないといっても、なるべく早く駆けつけると電話を切られてしまいます。
「大丈夫ですか?」と声をかけてきた瑠季に五線譜と鉛筆を借りて、俊平は何かを書き始めました。
その頃、病院には鏑木がお見舞いに来ました。
マネージャーをクビになったこと、俊平のオファーのこと、俊平への気持ちを話し、片思いは辛いと言いました。
二朗も音楽に振られっぱなしだと言います。
最初に惚れた楽器はクラリネット、一生懸命練習して正月には親戚一同の前で「アマポーラ」を演奏し、それが拍手喝采をあびた最初で最後という。
そんな話をしていると、外から音が、、
外を確認した鏑木は、車イスを用意してもらいました。
響は大輝から「おじいちゃんのリーダーライブ」場所変更の連絡がきました。
車イスで病室を出てきた二朗と鏑木を迎えたのは、マエストロ・俊平。
「ようこそ、77歳のバースデーライブに!皆さん主役をお待ちです。」
病院のホールには、たくさんの人と散りオケメンバー。
「小村さん、散りオケが全面サポートさせて頂きます。」
響も来ました。
そして、「アマポーラ」の演奏が始まりました。
みんなで二朗をフォローします。
俊平も鍵盤ハーモニカで参加です。
その様子を見ていた響は、大輝が前に言った言葉を思い出していました。
「マエストロが前に教えてくれたんだ。音楽は人の心を救うことができるって」
演奏が終わり、俊平は鏑木に「君と2人でたくさんの夢をかなえた。それは僕の人生のかけがえのない宝物です。感謝してます。でも、今の僕の夢はここにあるんです。」と言うと、鏑木が言いました。
「ついていきますよ。僕は永遠に俊平さんのレポレッロですから。」
レポレッロとは、オペラ「ドン・ジョバンニ」で、ご主人のドン・ジョバンニに惚れ込んでとことん尽くし続ける男だと病室で話していましたね。
『さよならマエストロ』第7話ネタバレあらすじと考察!残り一か月の晴見フィル、メンバーはどうなる?そして俊平の決断は?まとめ
俊平は、晴見に残ると決めました。
変わってきた響が、何か行動を起こすようですね。
そして、あらたな謎が、、俊平は家出中⁈
オケフェスエントリーの結果も気になります!