2024年1月14日にTBSの日曜劇場でスタートした「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(大島里美さんオリジナルストーリー)を、最終回まで全話解説していきます。
第7話でエントリーしたオケフェスの結果、気になりますね!
俊平は母校からのオファーにより、家出中ということが発覚しました!
そして、天音は音楽をやめてしまう?
音楽を嫌っているような市長、何か理由があるのでしょうか?
ここからは、3月3日放送の第8話のあらすじと感想を、ネタバレありで詳しく解説していきます。
ネタバレが含まれますので、まだ内容を知りたくないという方はご注意下さい。
2月25日放送の第7話のあらすじはここからサクッと確認できます↓
『さよならマエストロ』第8話あらすじ
響(芦田愛菜)は天音(當真あみ)を心配し、大輝(宮沢氷魚)に付き添ってもらい彼女の家へ。しかし、玄関先で応対した父親の白石(淵上泰史)は取り付く島もない。そんな中、天音のことが気になっていた海(大西利空)は、ある行動を起こす。
一方、俊平(西島秀俊)は、招待されていた母校の創立記念イベントへの出席を決めた。四国・高松の実家に帰るのは30年前に家出して以来だ。
さよならマエストロ公式サイト
故郷への30年ぶりの帰省で明かされる俊平の過去。
俊平が父・行彦(柄本明)に勘当された理由が明らかになる。
そして、俊平はある目的で、故郷に帰ってきていた。
俊平が父親(柄本明)に勘当されていたとは、、しかも親子で野球?
野球シーンで元プロ野球選手の五十嵐亮太さん、糸井嘉男さんが出演します!
今回は俊平の過去が明かされるようです。
天音親子の方はどうなるのか、、
柄本明さんの父親役、楽しみ!
『さよならマエストロ』第8話ネタバレと感想
二朗のライブの後、響は天音の事が気になり、海に天音の住所を聞きました。
打ち上げの誘いにきた大輝に「あの、ちょっと付き合ってもらえません?」と言い、天音の家へ向かいます。
天音が市長の娘だと知った2人がチャイムを押すのをためらっていると、ちょうどそこへ市長が帰ってきました。
響が自己紹介をすると、市長は冷たい表情で言いました。
「お父様にお伝えいただけますか?娘が大変お世話になったようですが、これ以上は無用です、と」
俊平と響、高松へ
家に帰ってきておでんを食べながら天音の話をすると、俊平も天音が市長の娘だと知り驚いています。
海は、ラインしても未読スルーだと言います。
俊平が、響にお礼を言うと、お礼を言われる筋合いはないと言いながら、おでんのスープを飲みニッコリ。
響ちゃん、美味しいものには素直♪
俊平は、天音の練習の譜面の丁寧な書き込みを見て、響が天音のために動いてくれたことが嬉しかったと言いました。
そこへ、志帆が酔っ払った鏑木を連れて帰って来ました。
鏑木は、うたカフェ二朗ではまだ打ち上げが続いていて、朝まで終わらないだろうと言います。
「差し入れ集まりすぎちゃって、焼きたてピザ持ってきたから家族みんなで食べましょう!」
海「え?かぶちゃん家族だっけ?」
鏑木「えっ⁈海ひどすぎるよ~」
俊平は、志帆に高松へ帰ることにしたと言います。
海は、おじいちゃんとおばあちゃんの存在を全く知りませんでした。
響はおばあちゃんはなんとなく、と。
志帆が、俊平は勘当された身だというと海はビックリして、なに、やらかしたの?と。
そして志帆は、せっかくだからみんなで行こうと言います。
志帆さん、何か企んでいる顔してる?
俊平もそのほうが助かると言うと、鏑木は「いいじゃないですか、最後の家族旅行!」「で、離婚の話はどこまで進んでいるんですか?」と聞きました。
海が、デリカシーがないからバツ2だと言うと、鏑木はバツ3だと。
俊平は鏑木の話を遮るように、「行こう、みんなで高松へ行こう!」と言いました。
その後、古谷は志帆のアトリエで俊平の帰省の話をすると、志帆が「孫の力を最大限につかうつもりね。その件でお願いしたいことがある」と言いました。
響は天音を呼び出していました。
返しておいてほしいと預かったバイオリンと譜面を渡し、「自分で返して、やめるならじぶんの意思でやめて」と言いました。
家族で待ち合わせした駅に着いた響に志帆から連絡が入りました。
「ごめんね響、お母さん行けなくなっちゃた。海もね、無理なんだって。パパと楽しんできて!」
そこへ、何も知らない俊平がにこにこと到着しました。
やりますね、志帆さん!
30年振りの実家
俊平と響は香川県高松市に着きました。
晴見フィルのみんなは、古谷が気を使って時間をずらしたといいます。
これも志帆さんですね!
実家に到着しましたが、俊平は玄関のチャイムを押すのをためらい、仕切り直しをするといいます。
そこへ、父親の行彦(柄本明)が帰ってきましたが、俊平と響をまるっきり無視して家に入って行きました。
響が「ごめんくださーい」と引き戸を開けると、母の裕子(梅沢昌代)が俊平に気が付きました。
裕子は懐かしそうに話を始め、俊平が小さい頃は野球しかやっていなかった、しかもピッチャーで4番、甲子園でエースになると言われていたと。
響は、俊平はどう見ても運動できなそうと、ビックリしてしまいます。
だよねー
オーケストラのメンバーも何人か来ていて、観光して駅前のホテルに泊まると言うと、裕子は「ほんだらおもてなしせないけんやろ?急がな、おもてなしの準備、響ちゃんも」と言います。
俊平が幸彦のことを心配しますが、俊平たちを無視して出ていったので、裕子は、朝までのんだくれて帰って来ないと言いました。
そしていつもの、古谷、大輝、蓮、瑠季、菜々が俊平の実家に来て、30年振りの帰郷にと乾杯しました。
その頃、うたカフェ二朗では、家族がUSJに行ったため犬のエサやりで留守番をさせられた近藤がやってきて、二朗と2人で飲んでいました。
天音が家出⁈
俊平の実家のチャイムが鳴り、戸を開けると、なんと、海が天音を連れて来ていました!
しかも、バイオリンをしょって。
家出をしてきたという天音に、俊平は父親に電話をかけるように言っているところに、電話がきました。
オケのみんなは、天音の父親が市長だったことに驚き、敵対する勢力の息子と娘が駆け落ちだとか、俊平が訴えられるかもしれないと心配しています。
天音の電話は俊平がかわり、明日責任をもって自宅まで送ると謝りますが、電話を切られてしまいます。
天音に、「親がどれだけ心配するか、、」と諭す俊平に、「あなたがそれ言います?」と響。
裕子の話では、俊平は高3の時に家出して行彦と大ゲンカして勘当されたといいます。
オケのみんなは、俊平の高校球児の頃の新聞の切り抜きや写真を見て、盛り上がっています。
そして蓮が言いました。
「何がどうなったら、甲子園目指してた高校球児が指揮者になるんですか?」
みんな、そこに興味津々です!
俊平の過去
きっかけは塀の向こうから聞こえたバイオリン、、と話し始めました。
父・行彦は昔から強豪校の監督をしていて、俊平は物心ついた頃からボールを握っていた。
親子二人三脚で甲子園に出てプロになるのが目標だった。
それが、高校2年の冬にずっと空き家だった隣の家から聞こえてきたバイオリンの音色が、とても美しくてとても悲しくて、、それがシュナイダー先生との出会いだった。
毎朝、毎晩聞こえてきたバイオリン。
ある日、俊平は声をかけて、いつも弾いている曲名を聞くと、ドイツ語で「新世界より」の第2楽章ラルゴ、と言い「家路」のメロディーを口ずさみ、「家路」は真ん中の部分だと教えてくれた。
そして、シュナイダー先生に、「新世界より」第1楽章、ノイエシュタット交響楽団のレコードを聞かせてもらい、その日を境に全てが変わってしまった。
シュナイダー先生は、惜しみなく音楽のことを教えてくれたといい、もっともっと音楽の勉強をしたいと思ったが、行彦には言うことはできなかったと言います。
ある日、シュナイダー先生から「ノイエシュタット交響楽団来日記念コンサート」のチケットをもらったが、コンサートの日は甲子園の予選の日と重なっていた。
どうしてもコンサートにいきたかった俊平は、夜家を飛び出し東京へ向かい、会場に到着したところでチケットを失くしたことに気づき、困っていると親切な人がチケットを買ってくれたといいます。
あれ?もしかして二朗さん?
初めてオーケストラの音を生であびて、指揮者になりたい、いや、指揮者になると決めたといいます。
もちろん行彦はカンカンで、俊平は殴られ、シュナイダー先生のバイオリンまで壊そうとしたので、俊平はおもわず行彦を殴ってしまい、「もうお前は、俺の息子でない!出ていけ、二度と帰って来るな」と言われた。
自分のケガよりバイオリンの心配をする俊平に、シュナイダー先生は自分の大切にしていたお守りをくれて、心の中のアパッシオナートさえ忘れなければ大丈夫、ポッカルーポと言われ、次の日俊平は家を出たと言いました。
その、ノイエシュタット交響楽団の指揮者のオファーを俊平は断っていたのです。
響は運命だと思わない?と大輝に言いました。
その頃、うたカフェ二朗でも、近藤が今度は「新世界より」で指揮棒を振ってみたいと言い、「新世界より」といえば、二朗は昔、有名なオーケストラのコンサート会場で、学生にチケットを買ってあげた話しをしました。
やっぱり、これも運命です!
俊平のスピーチと引退試合
今日は行彦の引退試合。
俊平は母校でスピーチです。
学生たちを前に、いつものお守りをテーブルに置き、話し始めました。
みなさんが夢を持つとき、こんなことを言ってくれる人がいるかもしれません。
「君にはできない」「君には無理だ」「諦めたほうがいい」
でもどうか、あなたの夢を否定する言葉に耳を貸さないでください。
あなたが本当に好きな道を選ぶことで、傷つける誰かがいるかもしれません。
でも心にともった情熱があるなら、その情熱をあなた自信が信じてあげてください。
いつかその夢が終わったとしても、自分の心が欲するものに従って夢中で生きた日々は、あなたの人生のかけがえのない宝物になります。
その後は、オケ部の指導です。
「新世界より」第2楽章♪
裕子と響は、引退試合観戦ですが、校舎からオケ部の演奏が聞こえてきます。
行彦は俊平が野球少年だった頃のことを思い出していました。
試合が終わり、グラウンドに礼をする行彦に俊平が近づき言いました。
「お父さん長い間お疲れさまでした。ずっと、会いにこれんでごめんなさい。お父さんの望む息子になれんでごめんなさい。自分の選んだ道で精一杯頑張るけん、見よって」
行彦「俊平!何言いよる。誰が見るか!もう帰って来るな!帰ってこんでええけん、しっかりやれ~‼」
さすが、柄本明さん、少ないセリフだけど、泣ける
響と海も見ていました。
晴見フィルのメンバーが帰ってくると市長が天音を迎えにきました。
俊平は天音を認めるよう説得しますが、市長はやはり聞き入れてくれません。
突然、天音はバイオリンを弾き始めました。
きらきら星、海のアレンジも弾けています。
演奏を終えると天音は自分の思いを父親にぶつけました。
「師匠とコーチと海君に教えてもらって、たった2ヶ月でここまで弾けるようになった。私はすごいよ!お父さんがほめてくれないなら、自分でほめる。私は私を信じてる。もっとバイオリンが上手になれる、もっと音楽を好きになれる。だって、マエストロが教えてくれた、本気でやればあなたは指揮者になれますって!私は絶対に指揮者になる!」
さよならマエストロ』第8話ネタバレあらすじと考察!天音を救うのは海?俊平は30年振りの帰省
天音の思い、みんなに届いたようです。
市長にも、響にも、、。
當間あみちゃん、感動しました!
さいごのバイオリンの演奏、さすが、やっていただけあります!
来週は、いよいよ響と俊平の和解?