2023年10月22日日曜より、テレビ朝日系22時枠で連続ドラマ「たとえあなたを忘れても」がスタートしました。
その第4話が11月12日に放送されました。
かつてはこの場所で華やかな集まりがあり、沢山の人達が食事や会話やピアノの生演奏を楽しんだのだろうと、勝手な想像をしてしまう廃墟。
まるで時間が止まったかのような2人だけの空間。
自分の過去が思い出せない空。
一度は忘れられたにもかかわらず、また空との時間を過ごそうとする美璃。
2人はこれから、どういう選択をしていくのでしょうか。
そして、2人の周りで絡み始めた人達はどうなっていくのでしょうか。
それでは、第4話のあらすじと感想を書いていきたいと思います。
ネタバレを含みますので、まだ内容を知りたくないという方はご注意くださいね。
「たとえあなたを忘れても」第4話あらすじ
空(萩原利久)にキスをされた美璃(堀田真由)は、愛されている喜びよりも、いずれ忘れられる予感の辛さで胸がいっぱいになり、込み上げる涙を止めることができない。慰めようとする空にも、美璃は思わず詰め寄ってしまう。
「たとえあなたを忘れても」公式ページ
美璃「あなたは、一度、私のこと、忘れてる。
二度目が無いって、どうしてわかるの?」
友達のままでいれば、前のように傷つくことはない。でも…。美璃の気持ちは揺れ動く。そんな中、藤川沙菜(岡田結実)から、友達として二人で空を見守っていこうと提案されるが…。一方、自分のせいで美璃を傷つけてしまったと感じる空は、記憶を取り戻すための治療に興味を持ち始める。しかし、空の過去を知る沙菜は、空の変化を前向きに捉えることができず…。
ある日、遠山保(風間俊介)から病院でコンサートを開くことを提案された美璃は、憩いの部屋へピアノを弾きに来ていた。美璃のピアノに聴き入る茜(畑芽育)から、突然、好きな人はいるのかと尋ねられ、空の話になる二人。
茜「どっちが辛いんやろね。忘れる方と、忘れられる方と」
自身も空と似た記憶障害をもち、“忘れてしまう側”の茜の言葉が、美璃の胸に深く突き刺さる。そんな中、保の診察室にある人物が訪れ…。
空は、自分が誰なのか、どこで何をしてきたのか、何を考え何を感じていたのか、わからない。
いままではそれでも良かった。
「たとえあなたを忘れても」ネタバレ感想と考察
溢れる思いをぶつけてしまった美璃。
空は何かを感じているようです。
友達のまま、、、
美璃は記憶を無くした空に、2人の関係は「友達」だったとウソをついてしまいました。
キッチンカーに来た沙菜に相談すると、
「傷つきたくないんやろ?仲良くなりすぎて後で忘れられるのが怖いんやろ?友達でええんちゃう?2人であの子の事を見守っていけたら、それが一番だと思う。」
と言われ、美璃はそうかもしれないと思います。
「2人で、、、それがいいですよね。」
一方で空は、記憶を無くしてしまったことで美璃を傷つけていることに辛さを感じ、治療に興味を持ち始めます。
ある日、美璃が保の務める病院の憩いの部屋でピアノを弾いていると、保の患者で空と同様の記憶障害を抱える茜が聴き入っているのに気が付きました。
茜に、病院でのミニコンサートとはいえ大勢の前で弾く事にとても不安を感じていると話すと、逆に励まされてしまいます。
すっかり仲良くなった2人。
茜は美璃のピアノを聴いて好きな人がいるのではないかと思ったと言い、美璃は空の話をしました。
茜も高校生の時にそれまでの記憶を無くしています。
茜「どっちが辛いんやろね、忘れる方と忘れられる方と。」
茜ちゃんの言葉、心に響きます。
自分だって辛いはずなのに、明るくて優しい。
美璃はミニコンサートに前向きになり練習に力を入れるようになりましたが、やはり不安がよぎり保に相談すると、
「美璃がピアノを弾き続けて来たのはお母さんのためだった?、自分のためと思えない?自分のためだったら下手でも間違えてもいいよね。僕は好きだけどね、美璃のピアノ。」
と、言われます。
保の過去
保のところに「古賀百合江」という患者が来ました。
実は患者のふりをして来た同級生、妊娠4ヶ月の「ゆりりん」で、かなり保と親しいようです。
保のことを、すごく優しいのに妙に客観的、自分の気持ちにすごく距離をとって突き放しているところがあると言います。
「心のお医者さんになる人って、こういう人なのかなーって思ってた。幸せになってね。」
何やら意味深だと思ったら最後に
「ねえ、早く結婚して、元カノ安心させてよ!」
えええ⁈元カノ?
その後保は、複雑な表情で病院のピアノを見つめます。
手の火傷の理由はまだわかりませんが、美璃に対する思いにも何かありそうです。
過去をとりもどしたい
美璃はミキッチンカーに行き、ミニコンサートのチラシを空に見せました。
そこへ空の母親であってキッカーの常連でもある理佐子がやって来ました。空は母親を覚えていませんが、美璃のコンサートへ誘います。
理佐子が美璃の事を「楽器が出来る人尊敬しちゃう」と言うと、空は「僕もです。僕何にも出来ないから」と。
理佐子は少しムキになって言ってしまいます。
「そんなことないやろ!」
その後、理佐子と美璃は歩きながら話をして、空が高校生の時ギターをやっていた事を聞きます。
何も出来なくない。ギターやってたじゃない!って言いたかったのですね!
そして、近くだという理佐子の家にお邪魔する事になりました。
空の部屋を見せてもらうと、そこには確かに空の過去がありました。
ギターやバスケ部の写真があり、大学では数学が得意だったといいます。
美璃が保から聞いた、「解離性健忘症」の原因は、何か思い出したくない大きな出来事が関係している事が多いという話をすると、理佐子の表情が少し曇りました。
理佐子は「起きた事は起きた事。過去に戻って空を助ける事は出来ない。しゃあないわ。」と悲しそうに言いました。
天気の良い日曜の午後、早めに店を閉めて空、沙菜、美璃の3人で集まりまました。
空は家連れの楽しそうな姿を見て、自分にもそんな事があったのか沙菜に聞きます。
空は保のカウンセリングを受けてみたいと言い出しましたが、沙菜は何故か反対します。
それでも空は保が務める病院、神戸総合病院の心療内科を受信し、保に「催眠療法」をお願いします。
保は今日が初診な事、催眠療法は本人の負担になる事を説明し断ろうとしますが、保は自分が何も思い出せないので少しでも手掛かりが欲しいと引きません。
診察が終わったけれど空は何も思い出せませんでした。
美璃に、自分には家族なんかいないのかも、いたとしても、ずっとほったらかされていたのだから自分に興味がないのではと言います。
いたたまれなくなった美璃は理佐子に連絡をして、2人で空の家でもある理佐子の家に行くことにしました。
空の過去
2人が来るというので落ち着かない様子の理佐子です。
「ピンポーン!」の音が鳴ると、異常に高い声で反応してしまいました。
動揺しちゃいますよね
恐る恐るという感じの空に、理佐子は自分が母親だと言い、空の過去を少しずつ話しました。
アルバムには楽しそうな家族の写真が沢山あります。
空と母親と父親。
空に父親の事を聞かれ、理佐子は父親は遠くで仕事をしていると言います。
うーん、これは何かある!
空の大好物のから揚げもご馳走になり、まるで家族のようです。
必ずまた来ると言って帰って行った後、理佐子は柱に刻まれた空の成長の跡を指でなぞり泣き崩れました。
外階段を降りた空は、美璃にお礼を言いキスをしようとしました。
その時、風が吹き木の葉が舞い、空き缶が外階段を転がり落ちてきました。
そして空の頭に急に家族団欒の様子が浮かびました。
父親に抱き上げられる空。
続いて母親に暴力をふるう父親。空と父親が階段を転がり落ちる。頭から血を流す父親。空の手には大量の血が!
空は震えが止まらなくなり、車で走り去ってしまいます。
美璃は追いかけますが追いつくことが出来ずにいると、沙菜が通りがかりどうしたのか尋ねてきました。
理佐子の家での事、外階段での事を話すと沙菜は
「あの子、ひょっとして全部思い出したんやないの?」
「なんて余計な事を。思い出さない方がいいこともあるのに!それで今までやってきたのに!あの子が死んだらあんたのせいや。」
泣きながら美璃に責めよりました。
美璃も空も沙菜も悲しい結果になちゃった。
「たとえあなたを忘れても」第4話ネタバレ感想と考察!空の記憶が蘇る‼まとめ
空はやっぱり思い出さない方が良かったのか?
茜ちゃんの過去も同じように思い出さない方がいいことなのか?
理佐子は全て承知の上で、母親と名乗ったのか?
第5話、とても気になります!みんな、どうなるのでしょう。空君が元気になったら、空君のコーヒー飲みたいです。