2024年4月3日(水)よる9時よりテレビ朝日系で、井ノ原快彦主演の「特捜9season7」が再始動しました。
多様化する事件と人間模様に全力で向き合う個性派刑事たちの活躍を、最終回まで全話解説していきます‼
第3話では直樹が休暇中に事件が起きたため、若手3人組・新藤班が活躍しましたが、やはり直樹がいないとまとまりがつかない捜査班でした。
そして最後に国木田から、音楽隊への異動が発表されました。

ということは、直樹さんがいよいよ班長?
ここからは、4月24日(水)放送の第4話のあらすじをネタバレありで詳しく解説していきます。
ネタバレが含まれますので、まだ内容を知りたくないという方はご注意下さい。
4月17日放送の第3話のあらすじはここで確認できます↓

『特捜9season7』第4話あらすじ
浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班は、1年前に絵画修復師夫妻――井吹光一郎(三嶋健太)、華(足立梨花)――が殺傷された事件の捜査を引き継ぐこととなった。
特捜9season7公式サイト
当時、夫妻の工房では世界的評価も高い新進画家・千堂小夏(清水葉月)の代表作『愛の記憶』を修復中で、犯人は光一郎を刺殺し、華をベランダから突き落とした上で、『愛の記憶』を盗み出していた。捜査本部は絵画窃盗グループの犯行とにらんだものの証拠がつかめず、盗まれた『愛の記憶』も行方不明という状況で長らく動きがなかったが、なんと事件以来、昏睡状態が続いていた華が1年ぶりに意識を取り戻したのだ。
唯一の目撃者である華の証言が得られれば事件はすぐに解決するものと思われたが、直樹と新藤亮(山田裕貴)が医師を訪ねたところ、衝撃の事実が判明! なんと華は事件の1年前から当日まで一切の記憶を失っていたのだ。事件を思い出すのは彼女にとってつらいことでしかないのでは、と直樹はためらうが、華は記憶を取り戻すため事件現場の工房に連れて行ってほしいと言いだす。工房は現在、事件の第一発見者でもあるスタッフの九條学(堀家一希)が、華の代わりに守っていたが…。
一方、小宮山志保(羽田美智子)と高尾由真(深川麻衣)は小夏から事情を聴く。小夏は1年間、毎週のように華の病室を見舞っていたが、彼女が目を覚ました日にかぎって病室に顔を出すことはなかった。小夏は井吹夫妻とは美術大学時代の同期で、『愛の記憶』は光一郎と華をモデルに描いたものだと打ち明けて…。

『愛の記憶』、どんな絵画なんでしょうか、、事件の真相も気になります!
『特捜9season7』第4話ネタバレと感想
男性が刺されて息をしていない、、
男性の妻が救急車を呼びますが、何者かに押され窓から転落してしまいます。
落ちていく女性を覗き込む人影は、誰なのか、、、
絵画修復家の殺傷事件
1年前、絵画修復家の井吹光一郎(三嶋健太)が刺殺されて、妻・華(足立梨花)が窓から突き落とされた事件。
犯人は強盗目的で工房に押し入ったとみられ、『愛の記憶』という千堂小夏(清水葉月)という画家の作品を盗んだ。
『愛の記憶』は約10年前に美大の卒業制作で描かれた作品で、国際コンクールで大賞を受賞している。
しかし、犯人は捕まらず、盗まれた絵は行方知れず、、
華は一命を取り留めたが昏睡状態に。
その事件を捜査班が引き継ぐことになりました。
直樹「その奥さんが今朝、目を覚ましたんです。」

新藤くんは、その当時、科警研の研修中だったからあまり知らないんだよね!
記憶喪失⁈
青柳と矢部は、長谷川に当時の事を聞きに来ています。
凶器は絵画修復に使用するメスと推測され、死因は失血死。
被害者が普段使っていたメスがなくなったていたという。
華の指の爪の間からは、突き飛ばされたときに犯人が着ていた服を引っかいたとみられる、リネンの繊維片が検出されていた、と長谷川が説明。
しかし、その繊維片では犯人の特定はできなかった。
志保と由真が病院で華に1年前の事件の話を聞くと、「なんですか?事件って、、、」という驚きの返事が返ってきました。
医師は直樹と新藤に、華には事件の約1年前から事件当日まで、現在から2年前までの一切の記憶がないようだと言います。
志保と由真は、病院の通路で千堂小夏を見かけ話を聞こうと後を追いましたが、見失ってしまいました。

直樹と新藤は華に事件の説明をしました。
絵画の窃盗グループの犯行の可能性もあったため、窃盗グループの写真を見せましたが、何もわからないようです。
青柳と矢部が所轄から預かってきた遺留品には、指輪やネックレスや手紙などが入っています。
直樹は、華が記憶を取り戻すことを心配しながらも、「我々はこの事件、一から洗い直してみましょう。」と言い、いつもの3組に分かれて捜査を始めました。

さすが直樹さん、華さんが記憶を取り戻すと同時にショックも受けてしまうからですね!
それぞれ捜査開始!
志保と由真は、小夏を訪ねました。
昼間、病院まで来たにも関わらず、華に会わなかった理由を聞くと、どんな顔して会えばいいかわからなかったと。
小夏は自分が修復を頼んだために2人が襲われたと、責任を感じていました。
そして、『愛の記憶』のモデルは大学の同期でもあった、光一郎と華だと言います。
『愛の記憶』は自分の原点、どうしても手放したくなかった、とも言いました。
直樹と新藤は、華に光一郎の遺留品を華に届けにきました。

華が事件の翌日が自分の誕生日だったからプレゼントかもしれない、、と言います。
新藤がネックレスを付けてあげると、工房に連れていってほしいと言いました。
「行かせてください!犯人は光一郎の命だけでなく、小夏の『愛の記憶』までも奪った。私たちが画家の夢を諦めて絵画修復に進んだのは、小夏という絶対的な才能に出会ったからです。」
志保と由真は、小夏がよく個展を開いていたという画廊を訪ねると、『愛の記憶』を熱心に欲しがっていたコレクター「都築正敏」という男がいたことがわかりました。
そしてその「都築正敏」は、3ヶ月ほど前に病気で亡くなっていました。
青柳と矢部は工房で九條学(堀家一希)に話を聞きます。
九条は事件の第一発見者でもあります。
事件当日工房を出たのが午後8時、光一郎と華は残っていたが、『愛の記憶』の修復は、ほぼ終わっていた。
スマホの充電器を忘れたので30分後に取りに戻ると、外で華が倒れていて工房では光一郎が刺されていた。
『愛の記憶』はすでに盗まれていたと言います。
そこへ、華をつれて直樹と新藤がやってきました。
華は飾られた絵に目がいきました。
「あれって、カラヴァッジオ?」
九条の趣味だと言います。

カラヴァッジオという画家はいつもトラブルを抱えていて、殺人まで犯したというけど、、
光一郎が倒れた場所、華が落とされた窓を案内しても、思い出すことはありませんでした。
志保と由真は都築の家を訪ね、妻の芳恵から、正敏には1千万円の使途不明金があることを聞かされました。
半年ほど前、海外の口座に送金していたと言います。
志保と由真は、その使途不明金で『愛の記憶』を買い取っていたら、、などと話していると、由真がやけに分厚い額縁に気が付きます。
不審に思って絵を降ろしてみると、裏から出てきたのは『愛の記憶』‼
捜査結果の話し合い
押収した『愛の記憶』は、盗まれたものに間違いありませんでした。
絵から検出された指紋とDNAは、前歴者にヒットなし。
スマをホを解析すると、テレデリートという特殊なアプリを使っていたが、三ツ矢なら復元できると言います。
そして志保と由真は、修復前と後を比べると、修復の必要ない箇所まで修復されていると言います。
その頃、怪しい人影が華の病室に向かっていました。
犯人か⁈
華が何者かにおそわれました。
運よく看護師が物音に気付き、華は無事でした。
直樹が華の首が赤くなった原因を聞くと、金属アレルギーだと言います。

光一郎が、華の金属アレルギーを知らないはずがない、、大学からの付き合いだし。
そして青柳と矢部は、華が意識が戻ったことは報道されていないのだから、知っている人は限られる、、と調べると九条が、1年に48回も見舞いに行っていることがわかりました。
最初はしらばっくれていた九条ですが、都築とのテレデリートで、一千万で『愛の記憶』を売ったやりとりを突きつけると、観念しました。
すでに九条の部屋を家宅捜査し、凶器のメス、リネン素材のシャツを押収していました。
九条は金が欲しかったといいます。
当時、絵の窃盗事件が続いていたのでそれに見せかけようとしたら、光一郎に見つかり刺してしまった。
そして、ちょうどそこへ華がやってきてしまったので、こちらも仕方なく窓から突き落としたと、平然と言いました。

その後、華と小夏が話をしたけど、2人の様子がなんだか変?
真犯人がいる?
一件落着のように思えましたが、捜査班の皆は、腑に落ちないと言います。
九条は誰かをかばっている?
だから1年間も凶器も処分しないで、自宅においておいたのでは、、
直樹は、華のネックレスも腑に落ちないという。
結婚指輪は、アレルギーになりにくい素材のものを選んでいた、なのにネックレスは違った、、
「華さんへのプレゼントじゃなかったのかな?」と青柳。
志保と由真がジュエリーショップで話を聞くと、光一郎が買ったのは間違いなかったが、ネックレスについていた石がアクアマリンだった。
華の結婚指輪の石はエメラルド、5月生まれの華の誕生石。
アクアマリンは3月の誕生石で、小夏が3月生まれだった!

直樹は、手紙が気になっていた。
そして病院では、華が姿を消した。
青柳と矢部は絵の修復に使われた九条の絵の具を証拠に、「君がかばっているのは千堂小夏だよね?」と言いました。
事件の真実
華は小夏を訪ねました。
華は小夏がネックレスを持っていったことに気が付いていました。
「そうよ!私たち愛し合ってた。」と小夏。
華が小夏をカッターで襲い掛かったところに直樹たちが到着しました。
小夏は大学の頃からずっと光一郎を愛していた。
だけど光一郎が選んだのは華。
ねたみ、憎しみ、怒り、、、それを全部キャンバスに刻んだのが『愛の記憶』
小夏は華が不倫していると光一郎に吹き込み、優しく励ましているうちに不倫関係になったという。
でも犯人は、九条でも小夏でもなかった。

じゃあ一体、誰?あと誰がいる?
第一発見者の九条は死んでいる光一郎を工房で発見したとき、側に落ちていた小夏のピアスを見て、犯人は小夏だと思った。
そこへ華が入って来て、小夏のピアスにも気付き、救急車を呼んだ。
このままでは、小夏が捕まってしまうと思い、華を窓から突き落とした。
九条はカラヴァッジオを引き合いに出し、小夏が殺人を犯したとしても、自分が身代わりになり小夏の作品を守りたかったと言いました。
「僕が愛していたのは、千堂小夏の才能なんです。」

では、光一郎を刺した犯人は、、、?
「華さん、あなただったんです。」と直樹が静かに、諭すように言いました。
凶器にジルコニウムという金属が付着していた。
アレルギーへの安全性が高い金属、華の指輪に使われているものと一致した。
小夏との不倫に気付き裏切られたと思った華は、光一郎を殺し小夏に罪を着せようとピアスを置いたのだ。
しかし、光一郎の手紙から意外なことがわかった。
2人は離婚を決めてカウンセリングの一環で手紙を送り合っていた。
険悪にならないように相手の好きなところを手紙に書くというもの。
でも華にとっては、自分に容疑がかからないため、夫婦仲がいいことを装うための工作だった。
直樹は、華がまだ見ていない3通目の手紙を渡しました。
裏切ってしまったことへの後悔と、華との楽しかった思い出、、そして最後は「もし、いつかまた」で終わっていました。
直樹は、あくまでも自分の想像として、「光一郎さん、華さんともう一度やり直したい、そう願ってたと思います。」と言いました。
そして手紙の続きは、自分で華さんに口で伝えたかったのだと。
『特捜9season7』第4話ネタバレあらすじと考察!事件から1年後の目覚め、記憶と絵画は戻るのか⁈まとめ
- 事件から1年後の目覚め、そして記憶喪失
- 光一郎を殺したのは誰?
- 華が再び襲われる
- 犯人は九条?絵は金欲しさ
- 九条は誰かをかばっている
- 小夏と光一郎の関係
- 九条の真意と犯人判明

今回の展開はなかなか思い付きませんでした。結局、記憶喪失のまま自分が犯人だと納得しましたが、ちょっとした行き違いが悲しい結果になってしまいました。毎回一話完結ですが、けっこう考えさせられます。来週も楽しみです!