2024年4月3日(水)よる9時よりテレビ朝日系で、井ノ原快彦主演の「特捜9season7」が再始動しました。
多様化する事件と人間模様に全力で向き合う個性派刑事たちの活躍を、最終回まで全話解説していきます‼
第7話は、犯人たちに翻弄された新藤がひたすら走りました。
犯人たちが偽装誘拐という罪をおかしながらも、恨みのある国会議員の裏金を暴くという小気味よいストーリーでした。
犯人たち4人のチームワークは、直樹たち特捜班のチームワークに負けず劣らずでしたね!
ここからは、5月22日(水)放送の第8話のあらすじをネタバレありで詳しく解説していきます。
ネタバレが含まれますので、まだ内容を知りたくないという方はご注意下さい
『特捜9season7』第8話あらすじ
ある休日、特捜班の主任・浅輪直樹(井ノ原快彦)と小宮山志保(羽田美智子)は、かつて鑑識官だった猪狩哲治(伊東四朗)の依頼を受け、古びたマンションに向かった。 実は、猪狩の知人・佐々木敏江(中田喜子)が2カ月前に自室で孤独死したのだが、猪狩は生前、敏江から「自分はロクな死に方をしないと思う。死んだら調べてほしい」と頼まれていたという。
特捜9公式サイト
マンション管理組合理事長・堀井一郎(真砂京之介)や管理人・小坂真子(笛木優子)によると、敏江は30年前に夫と死別。 定年まで弁当工場を勤め上げたあと、猪狩も所属する俳句の会に参加したものの気難しい性格で周囲となじめず、孤独に暮らしていたらしい。 発見されたときは死後数週間経過しており、持病もあったことから心臓発作と判断されたようだった。
さっそく、敏江の部屋を確認した直樹たち。 彼女には家族も友人もいないとのことだったが、室内には若者に人気のゲーム機や容量の大きな炊飯器も置かれ、誰かを家に呼んでいたような形跡があった。 さらに、金庫の中には銀行通帳と古い写真、彼女が参加したらしい“終活セミナー”の書類が残されており、死亡推定日の少し前に銀行口座から400万円がおろされていたことが判明する。 いったいその400万円はどこへいったのか…!? また、写真には若き日の敏江と夫らしき人物、幼い女の子がおさめられており、敏江に娘がいる可能性が浮上して…。
そんな中、ある人物が捜査線上に浮かぶ。 それは終活セミナーのスタッフ・新田春斗(島村龍乃介)で、彼は青柳靖(吹越満)が更生を見届けてきた人物だった。 敏江は病死ではなく殺人なのか!? そして彼女の死に春斗はかかわっているのか!? 真実を突き止めるため、直樹は猪狩の“弟子”でもある鑑識官・佐久間朗(宮近海斗)に、“ある検証”を要請するが…!? 遺品が語る孤独死の真実とは…!?
かつての鑑識官・猪狩哲治(伊東四朗)さんの登場です。
孤独死をした猪狩の知人・佐々木敏江(中田喜子)は、果たして病死だったのか殺人なのか、、
特捜班、今回はどんな捜査になるのでしょう?
『特捜9season7』第8話あらすじと感想
あちこちに俳句が飾られている「芭蕉の家」という喫茶店で、もと鑑識官の猪狩と待ち合わせした直樹は、猪狩から「頼みがある」と言われます。
〈おぼろ月 置き去りし過去 今いづこ〉という俳句を詠んだ猪狩の知人・佐々木敏江は、「芭蕉の家」の常連で皆から意地悪ばあさんと呼ばれていたというが、2ヶ月前に孤独死をしていた。
敏江は生前、「自分はロクな死に方をしないと思う。死んだら調べて欲しい」と言っていたというのだが、猪狩はその敏江の遺品整理をして欲しいと言います。
敏江に捨てた娘がいた?
休日に直樹と志保で、敏江の住んでいたマンションに向かいます。
志保は夫・村瀬とチャンネル争いでプチ喧嘩中なので丁度いいと言います。
チャンネル争いで?
「朝日ハイム」に着くと、管理組合理事長・堀井一郎(真砂京之介)に敏江の部屋に通してもらい説明を聞きます。
亡くなったのは3月22日から26日の間で、就寝中の心臓発作と診断された。
30年前に夫・佐々木浩二と死別、その後マンションを購入、仕事は近くの弁当屋の盛り付け作業、定年後芭蕉の会に参加したが、その場になじめず親しい人は誰もいなかった。
佐々木可奈子という本人曰く「捨てた娘」がいると言っていたが、書かれた連絡先はそば屋で、佐々木加奈子は知らないと言われた。
直樹と志保は部屋の中を調べるうちに、若者に人気のバトル系ゲーム機が2つあったり、炊飯器が最新型の5.5合炊きであったりと、誰かを家に呼んでいた可能性を感じます。
さらに鍵のかかっていない金庫を発見!
中には、終活セミナーのパンフレット、小さい女の子との家族写真、通帳、、
やっぱり、娘さんがいる⁈
通帳を開くと、最後に下ろしたのが3月21日、しかもほぼ全財産の400万でした。
堀井は遺体発見時は旅行中で、管理人の小坂真子(笛木優子)が対応したと言い、堀井が若いスーツ姿のイケメンと敏江が一緒にいるのを何度か見かけていました。
志保さん、管理人さんに「ん?」って表情しましたね!
インティマシーという会社
捜査班が集まり話をまとめていきます。
早瀬川は、死亡推定日が5日もあるということは、外傷の判断ができないくらい遺体の状態も悪かったのだろうと言い、直樹が凍庫の中に残っていたカレーの日付が3月24日だったことから、亡くなったのは24日から26日だと言います。
由真が理事長が見たというスーツ姿の若い男性は、終活セミナーを運営している会社「インティマシー」の人ではないか、しかもこの会社は消費者センターで問題になっていると言います。
青柳が会社名を聞いて驚いてしまいます。
更生を見届けてきた新田春斗(島村龍乃介)の就職先の名前でした。
しかも、パンフレットの担当者は新田となっていました。
青柳と矢沢は早速新田に会いに行きましたが、終活の話よりもゲームの相手や電球交換をさせられたということでした。
敏江の過去
直樹が古い家族写真を三ツ矢に調べてもらうと、すぐに写真を撮った場所がわかり、志保と向かいます。
写真に写っていた場所に行くと、当時の店がまだあり店主に話を聞くことが出来ました。
男性は、近所の鎌田外科医の先生で10年前に亡くなっているが、となりの女性と子供は知らないといいます。
三ツ矢くんのおかげで、写真が鮮明になったからだね、、
直樹たちはそのまま鎌田医院に行き息子に話を聞くと、写真の女の子は「かなちゃん」という名前だったと言い、40年位前に父親が連れてきたことがあると言います。
新藤と由真もあちこち聞き込みをします。
朝日ハイムに毎週日曜にやってくるというキッチンカーで話をきくと、敏江を知っていました。
敏江は死亡推定日の3月24日の日曜に、2人でコーヒーを買いに来ていました。
いつも女性と2人でエッグコーヒーを頼んでいたと言います。
エッグコーヒー、お祝いで会ったときに新田が頼んでたので、青柳さんヒヤッとしましたね。女性で良かった、、
捜査班は、娘の可奈子と会っていたんじゃないか、、ということになりました。
管理人が可奈子さん?
新藤と由真が24日に一緒にいた女性が分かったと、直樹と志保に画像を送ってきました。
その画像には、、スーパーで買い物をする管理人の小坂真子と敏江が写っていました。
でも、名前が違う、、
朝日ハイムに向かうと、管理人は俳句を書いていました。
そこで、敏江が書いたと猪狩から教えてもらった俳句を見せました。
〈おぼろ月 置き去りし過去 今いづこ〉
管理人がおぼろ月は季語で春だと言うので、直樹が「ある春の夜に、おぼろげに過去を思い出す、、みたいな?」と言うと、もう一つ意味が、、と言いかけて、あまりすきな歌ではないと言います。
仕事に戻ろうとする管理人にスーパーでの画像を見せますが、たまたま会って荷物を持ってあげただけということでした。
敏江のカレー
直樹たちはカレーを作ってみました。
3月24日に敏江が買い物をした量と捜査報告書によるゴミ箱の生ごみなどから、敏江が作ったカレーを再現すると8皿分でした。
冷凍庫に残っていたのは、4皿分、、女性2人男性1人、敏江と管理人の真子と新田だと全てのつじつまが合う。
だとしたら、なんで隠すのでしょう、、
直樹たちは、はっきりさせるために、猪狩の“弟子”でもある鑑識官・佐久間朗(宮近海斗)に頼むことにしました。
「かなちゃん」
「かなちゃん」が40年前に養護施設に保護されていたことがわかりました。
持ち物は写真だけで何も話さなかったといい、警察に捜査してもらったが写真の男性と女性については何もわからず、新しい戸籍を用意したということでした。
そういうことだったんですね!
13の時、肌身離さずもっていた写真を庭に埋め、15で施設を出て仕事を転々としたらしい。
写真にはメモが書いてありました。
「百満月迎えに行くよ 待っててね」
鑑識結果
佐久間が指紋採取する姿を見て、直樹は猪狩の言葉を思い出していました。
「物には使う人の人生が宿っている、遺品は人が生きた証だ。他人にはゴミに見えるかもしれないが、ある人にとっては大切な物だ。」
そして、佐久間から結果の報告です。
敏江の部屋から検出された指紋は10人以上でしたが、ゲーム機と食器棚についていた指紋は3人のみ、敏江と管理人の真子と新田でした!
そこからわかることは、新田と真子で後片付けをしたということです。
青柳と矢沢で新田を問い詰めると驚きの発言をします。
「敏江さんは僕が殺しました」
これは、誰かをかばってる?そもそも病死なのでは、、
もう一つ指紋からわかったことがあります。
子供の指紋は両親のどちらかによく似る、敏江と真子の指紋はとてもよくにていることから、親子である!と。
直樹がそれを真子に問いただすと、またもや驚きの発言をします。
「私があの女を殺しました」
やはり病死ではないってことなのか?
真子の供述
復讐しようと思った。
不動産会社で働いていた時、偶然あのマンショであの女に会ったが、あの女は私のことがわからなかった。
私は捨てられたら時からあの女の顔が頭から離れなかったのに。
志保が写真を見せながら、「百満月、月に一度でる満月を100回数えると8年、5歳から13歳までの8年ずっとお母さんを待ち続けたんですね」と聞くと、
そうよ約束だと思ったから、であの女は来なかった、それどころかあんなところでのうのうと、、。
その時、今度は私があの女を捨てようと決めた。
直樹が「そのために春斗くんを利用した」と聞くと、真子は子2人で協力し合ったと言いました。
春斗は仕事のため、私は復讐のため。
だけど、さんざん振り回されてもう一度捨てられた。
あの日カレーを食べた後、「あんたら年寄りから金取る気だろ、これ持ってさっさと消えな!」と、あの女にお札の入った封筒を投げつけられた。
気が付いたら突き飛ばしていて、あの人、動かなくなって、、。
その頃、別室で春斗も同じ供述をします。
「俺が突き飛ばしたら頭ぶつけちゃったみたいで、、あのばばあ動かなくなっちゃって、、」
青柳が「あそこはお前の居場所だったんだろ?俺に嘘をついてもいいけど、大切な場所には嘘をつくな」と言うと、春斗は泣き出してしまいました。
差し出したハンカチが、渡しそびれた就職祝い、、さすが青柳さん。
春斗はキーボックスの場所は自分と真子さんしか知知らないから、あのあと真子さんが戻って犯行に及んだと思ったらしい。
新藤と由真が鍵の入ったキーボックスを見つけ、すぐに鑑識にまわしました。
真実
鑑識結果が出て、青柳と矢沢が捜索令状を持って「インティマシー」に行きました。
キーボックスから社長の指紋が出たのです。
ロッカーを確認すると、敏江さんのエンディングノートと杖がありました。
鑑識にまわすと、杖から敏江さんの頭部の皮膚片が検出され、凶器と断定された。
直樹と志保は真子に真実を話しに行きました。
敏江はDVの酷い夫から娘を守るために鎌田の家に託し、夫が亡くなったあと、娘を探したがすでに行方がわからなくなっていた。
敏江の俳句の「置き去りし過去」の「かこ」は掛詞で可奈子の事、敏江はずっと娘を探していたし、真子として会ったときも気付いていた。
全ては敏江のエンディングノートに書かれていました。
「可奈子、いえ管理人さん、4か月思い出をありがとう。私が負担になってはいけない。ありがとうなんて言う資格はないけど、ありがとう。」
直樹が言いました。
「これからのあなたの大切な時間を、あなたの未来に使って欲しいという思いから、わざとお金を投げつけて、あなたを突き放したのだと思います」
4か月間は、3人にとって、とても楽しい時間だったのですね!
そこへ春樹も来て、2人で遺品整理をすることになりました。
『特捜9season7』第8話ネタバレあらすじと考察!遺品部屋を捜査!幻の相続人とは?まとめ
- かつて鑑識官だった猪狩哲治から遺品整理の依頼
- 敏江には捨てた娘がいる?
- 敏江の終活と新田が働いている会社に関りが、、
- 敏江の部屋に人の気配、カレーやゲーム機
- 「かなちゃん」から真子へ
- 指紋でわかったこと
- 事件の真実、社長だった!
今回も人情味たっぷりの特捜班でした。
イノッチはエプロンが似合いますね!
来週も楽しみ~‼