2024年の秋ドラマとして、毎週日曜日21時の日曜劇場より人気ドラマ「海に眠るダイヤモンド」が放送中。
その最終回が12月22日に放送されました。
最盛期から一転、火災により廃坑となった端島。
離れる人々は多いのですが、鉄平は諦めない。
全体が険悪な雰囲気ななか、とうとう新しい炭鉱が見つかる事に。
待ちわびていた鉄平と朝子。
しかしある日、鉄平は突然島から消えます。
そんな熱い生き方をしていた鉄平に影響を受けた玲央にも変化が表れていました。
いづみから鉄平の行方を聞ききますが、今も不明なまま。
そこに、賢将と百合子を知る人物が登場して・・・!
彼は二人の子孫でしょうか?
この記事にはネタバレの要素を含みます。まだ知りたくない方はご注意ください。
『海に眠るダイヤモンド』最終回あらすじ
いづみ(宮本信子)から、鉄平(神木隆之介)はリナ(池田エライザ)と駆け落ちをしたきり消息を絶ったと告げられた玲央(神木)。
さらにいづみは玲央に、2人が消えた“あの夜”のことを語り始める。
1965年3月。
新区域から石炭が出たことで息を吹き返した端島では、本格操業へ向けて張り切る鉄平の姿が。
しかし、鉄平が誠の通院のために度々リナと長崎へ渡っていたことで、島民たちの間では2人の仲を疑うよからぬ噂も立っていた。
賢将(清水尋也)からそのことを聞き、すぐに否定する鉄平。
しかしその裏で鉄平はリナと、誰にも言えないある秘密を共有していた。
そんなある日、朝子(杉咲花)は鉄平から「話がある」と呼び出される。
しかし約束の夜、仕事を終えた朝子のもとに、鉄平が姿を見せることはなく……。
鉄平と朝子の運命が分かれた“あの夜”、一体何が起こったのか。
さらに、いづみが持っていた10冊の鉄平の日記には、大きな秘密がまだ隠されていた。
黒く塗り潰された字、破かれたページの本当の意味。
そんな中、玲央といづみは再び長崎を訪れることに。
そこで2人が知ることとなる鉄平の思いとは。
70年の時を超え、愛と青春と友情、そして家族の物語がついに、結着する。
鉄平が消えたあの夜。
その真実が明かされようとしています。
長年抱えて来たいづみの疑問は晴れるのでしょうか。
いま、全てを知る時です。
気になります!
『海に眠るダイヤモンド』最終回ネタバレあらすじ・感想
ようやく見えた端島の復活。
喜びの朝子でしたが、鉄平はどこかへ。
玲央といづみがその真実に辿り着こうとします!
この二人がどうなるのかも見ものです!
あの夜の出来事
新たな石炭が見つかって復活した端島。
しかしいづみが言うには、それっきり鉄平の行方はわからず。
玲央は会社の争いに巻き込まれていましたが、ここで和馬がいづみの診断書を破り失脚はなかった事に。
気が気じゃない鹿乃子。
彼女が和馬に詰め寄ります。
いづみから円満に会社を譲り受けなければならない。
策があるという和馬。
和馬「荒木鉄平を探せばいいんだ」
鹿乃子はそれに難色。
父、つまりいづみの夫である寅次郎が鉄平にどれだけ苦しめられたかと言いました。
当時の端島。
寅次郎は今日も朝子を見つめています。
彼女の両親からも誘ってみたらと言われる事に。
その後、鉄平と会話。
いてもたってもいられず、朝子のこれからを心配していると言う寅次郎。
寅次郎「信じて、いいんですか?」鉄平に問うと、
鉄平「はい」
ちゃんと約束を守って欲しいですね。
鉄平は賢将と話に。
そんななか、鉄平とリナの仲を怪しむ人々がいる事を知る鉄平。
賢将は鉄平を心配し、もうリナと共に行動するのはやめろと言います。
しかし賢将にもリナの秘密は言えず。
進平との息子・まことの出生届を出していない。
また、リナは自身の名を偽名と言うのでした。
本名は「栄子」
どうすればいいかと途方に暮れるリナ。
和尚の下へ。
リナとの事、進平の事を間違ってると言えなくなったと言う鉄平。
弱くなったと。
だけど進平のした事は、その時できる最大限の事をした。
間違ってるなんて言えない。
朝子の事を考えていました。
翌日、朝子の下へ行き「今日の夜、話があるんだけどさ」
そう言うと、頷く朝子。
花を探しに行く鉄平。
その花は海へ。
進平の真実を知り、虎徹に代わりに謝るのでした。
兄の代わりに、几帳面な男性です。
約束をしたその日。
鉄平はそれっきりどこかへ。
ずっと待っていた朝子。
その後、リナと駆け落ちしたという噂が島中に。
いづみは玲央に一連の事を語ります。
まだあの夜の事が胸にあり、泣きそうになっていました。
いづみ「未練がましいわね・・」
翌日、いづみは澤田と寅次郎の墓参りに。
一方、玲央と千景たちは鉄平の事を知ると言う古賀という人物のところへ。
聞けば、彼は賢将の息子。
玲央「あの、元気です、よね」
古賀や賢将の家族たちは元気と知り安堵する鉄平。
しかし賢将はもう亡くなっている。
実は、これまでの鉄平の日記はもともと賢将から古賀に渡されたものとの事。
さらに百合子も病気で20年前に他界。
賢将は最後まで、朝子にこの鉄平の日記を渡すべきか悩んでいたという古賀。
古賀「父は、時間の流れに賭けたんだと思います。この日記が朝子さんの手に渡るか渡らないか・・」
玲央はいづみの家に戻り、和馬や鹿乃子たちと会話。
その中で、鉄平がどうなったのか思いを巡らせていました。
次々にみんな亡くなっていて、寂しいですね。
11冊目のノート
後日。
玲央はいづみに、鉄平の日記が10冊じゃなく11冊だった事を伝えに来ます。
ここで澤田が動揺しました。
車を急発進して逃げようとするところを玲央が制止。
どうやら彼が11冊目の在り処を知っている様子。
いづみ「どうしてそんな事に?」
玲央「・・いづみさんに、読ませたくなかった?」
頷く澤田。
澤田「私は、端島で生まれました」
何と!
澤田「私の澤田は妻の苗字で、旧姓は荒木」
「父は荒木進平」
いづみ「!?・・・・まこと・・!
澤田「はい。荒木まことです」
「全て、聞きました。あの夜の事も」
何があったのか。
リナが帰宅。
誰もいません。まことも。
部屋に行くと、「誰が殺した?」という手紙。
裏には虎徹の写真。
マズイ状況。
リナは鉄平に助けを求めます。
まことの命が・・・!
誰かが空き家から進平の部屋を監視していたのでした。
鉄平の母はここでリナから真実を聞き、激しく動揺。
まだこの島にまことはいるはず、という鉄平。
狼狽するリナを宥める鉄平ですが、なすすべはなし。
そこで鉄平は、今も監視していると思われる誰かに向け「子供を返せば全て話す」と紙で見せました。
彼は一人、まことを探して走ります。
朝子はまだ鉄平を待っていました。
鉄平は海へ。
男が来ます。
男「持って来たたい」
まことが入ってると思われるかごを持って来ました。
無事なのかという鉄平の前に複数の男が現れます。
聞けば男は虎徹の兄。
彼はナイフを持ちまことを刺そうとしました。
鉄平「死んだ!!!仕方、なかった」
そう言うも納得はしない男は誰が虎徹を殺したかを聞きます。
鉄平「待ってくれ!」
男「待てんばい」
男はいきなりナイフをかごに刺しました。
聞こえるまことの悲鳴。
何て事を・・・。
絶体絶命
もう一回構える男を見て、
鉄平「俺が殺した!!!!俺が、殺した・・」
近寄って来る男。
鉄平はとっさに反撃。
血がついているまことを抱き、逃走。
鉄平「俺が一人で全部やった!悔しかったら、俺を殺してみろ」
そう言って鉄平は逃走。
そしてリナを連れて舟へ。
3人で逃げる事に。
朝まで待っていた朝子。
百合子と賢将は二人について会話。
何も知らないまま。
すぐに町中に噂が流れるのでした。
怒っている百合子は朝子と話しています。
しかし朝子は感情を表に出さず。
すると百合子はお守りとしてネックレスを朝子にあげるのでした。
朝子の脳裏には、鉄平との思い出が・・。
感情を押し殺してるように見えます。
鉄平との母と話に。
やはり鉄平の行方はわからず。
朝子「私あの日、鉄平と約束しとったとです」
もっとずっと前から約束していたと語る朝子。
「今晩話がある」と言われた事も。
悲しみを少しずつ語る朝子に、鉄平の母はごめんねと深く謝罪するのでした。
「朝子ちゃん、訳がわからんやろうけどごめんなさい。許して」
朝子の目には涙が。
しばらく時が経ち・・。
朝子は寅次郎と長崎へ。
寅次郎「何が食べたかですか?」
朝子「ちゃんぽん以外かな」
鉄平との思い出がありますからね。
全てを知ったいづみ。
心配するみんな。
和馬たちがちゃんぽんを作る事に。
澤田は申し訳なさそうにしますが、いづみは許している様子。
いづみ「あなた私の事知ってて、秘書になったの?」
澤田「はい」
リナから聞かされてきたとの事。
いづみ「リナさんは?」
澤田「14年前に、肝臓を悪くして・・」
50歳の転職を機に、思い切って償うためにも行こうと思ったと話す澤田。
澤田「本当に、申し訳ありませんでした」
彼はいづみに土下座します。
しかしいづみは進平とリナがいたからこそ、この家族に恵まれたと。
澤田「あなたと、生きて、会えて、よかった」
泣いている二人。
その後、玲央が聞くと刺された傷は深くないと知ります。
鉄平は一度警察に駆け込み全てを話すも、殺した方も殺された方も存在していない為相手にされなかった。
最後のノートがいづみの目の前に。
怖いと言ういづみ。
玲央「ねえ、いづみさん。今度こそ行こう。端島へ。あの子を迎えに行こう」
二人はもう一度端島へ。
何が見つかるのでしょうか?
再び現れた鉄平
和馬が社長に就任。
何と鹿乃子と雅彦は本当に新会社を起ち上げました。
長崎へ着いた玲央たち。
教会へ。
鉄平の追憶。
1978年8月。
久しぶりに親友に会った。
賢将は怒りと泣きっ面で鉄平に詰め寄ります。
あの時、何があったのか。
リナとまことは鉄平の母と本土で住む事に。
そこに久しぶりに鉄平が来ました。
今も追われてるかもしれない鉄平は、このままどこかへ行くと言います。
リナは朝子に伝えたいと言いましたが、鉄平が制止。
鉄平「絶対ダメ!万が一、朝子に何かあったら・・」
それから鉄平は追われながら、転々とし・・。
どこにも安息の地はなかった。
そんな話をしながら。
鉄平「俺が聞きたい事は一つだけだ」
「本当なのか、端島が閉鎖するって」
えぇ?!
賢将の家に辰雄が。
端島のあのあと。
結局、新しい炭鉱も深すぎて地熱が高くまた火災になると判断されたため廃止に。
職にあぶれた鉱員たちはかなり苦労している様子。
立ち去ろうとしている鉄平に朝子の写真を見せる賢将。
最初は見ないと言う鉄平。
しかし、鉄平「見る。見ないと、後悔しそうだ」
そこには子供を抱いた朝子の姿が。
一日でもいいから帰ってこないかと訴える賢将。
鉄平の事は百合子にも言ってないと。
閉山を迎えた端島。
島の人々は全国各地へ
手紙を書いていた鉄平は、涙ぐみ悔しそう。
自分を殺すまで諦めない追ってたちに鉄平はうんざりしていました。
賢将は端島の事を記録に残すと言います。
するとここで鉄平「いいものがある」
これまでの外勤の記録をノートに写したもの。
見られたらまずいものはこの場で破ったり黒塗りに。
リナと駆け落ちしている身だから、朝子の痕跡は全て消す。
すると急に踏切を超え、分かたれる鉄平と賢将。
鉄平「賢将!百合子と子供たち、大切にしろよ!」
泣いている賢将。
閉山で住所も決まらず、手紙を鉄平からもらう事もできない。
しかし鉄平はそのまま行ってしまいました。
その後は謎だらけですね。
朝子はこれから東京の園芸の大学に入る事を決意。
和尚と話す朝子。
端島の事は何だったのかと言いますが、「全てを抱えて、生きて行く。それが人間たい」と和尚。
朝子が島を離れる日。
みんなで、端島にお別れを言って船が出ます。
そして現在。
ノートの会話。
直視できなかったいづみ。
1965年、鉄平はリナと長崎の病院へ。
リナから猶予を与えられ、ギヤマンを見に行った鉄平。
譲ってはもらえないため、自ら作る事に。
工房に通い、腕を上げる鉄平。
本土から端島を眺める玲央といづみ。
船で端島へ行こうと言う玲央。
とうとう大詰めですね!
鉄平が残したダイヤモンド
1975年4月20日。
職人として働く鉄平には端島の想い出ばかり。
彼が見たかった端島。
到着した玲央たち。
緑がところどころにあります。
連れて来た案内の方は、朝子の事を知っていた様子。
こっそり立入禁止区域に行ける事に。
そこには、かつての端島の風景が。
駆け出すいづみ。
外勤の詰め所に行きます。
玲央「あそこ・・・」
案内の男性「10年前、世界遺産になる前に詰め所を見たいって船で来ましたよ。外勤の人」
玲央「え・・・名前は?荒木鉄平ですか?」
どうやらそれらしいのですが、その人物は何かを置いてくると言ったそうです。
置いて来るって・・何を?
案内の男性「上の階に。ダイヤモンド」
ハッとしたいづみは走りました。
危ないからといづみは止められます。
結局見られず。
落ち込むいづみ。
玲央「代わりになるかわからないけど、いづみさんに見せたいものがあるんだ」
当時の端島の映像。
朝子も出ています。
そしてとうとう鉄平が・・・。
いづみ「鉄平・・!鉄平・・」
初めて鉄平を見た玲央は、似てないと言いました。
いづみは玲央を見た時、本当に似てると思ったのか。
黄昏ているなか、玲央に電話。
何と鉄平の住所が見つかったとの事。
すごい!
長崎市の施設に行った二人。
鉄平がここで過ごしていた。
亡くなったのは、8年前。
晩年は身分を隠す様子はなかったとの事。
ボランティアをしていた彼は、ここで活動していたのです。
ある部屋でカーテンを開けました。
そこにはいっぱいのコスモスと、端島が見えます。
胸を打たれるいづみ。
いづみ「誰もいなくなってしまったけど、あるわ。ここに」
「あたしの中で、みんな眠ってる」
かつての活気のあった端島。
笑顔がいっぱいの朝子。
進平と言葉を交わす鉄平。
いづみの目の前には朝子が。
朝子「私の人生、波乱でしたかね」
いづみ「うん。朝子はね、きばって生きたわよ」
二人の前に鉄平が。
鉄平「お待たせ」
朝子「待ちくたびれた」
鉄平「ごめん」
二人はとうとう会う事ができました。
鉄平「朝子、俺と、結婚してください」
朝子「・・・・・・はい」
笑顔になる二人。
そして端島で眠っている青いギヤマン。
やっぱりあったんですね!
2024年。
いづみは玲央の下へ。
鉄平と同じ髪型の玲央。
相変わらず仲良さそう。
玲央はツアーガイドで日本中を旅していました。
玲央「知らない土地に行ったらさ、考えるんだ。もしかしたらここにも鉄平が来てたかもって」
そこにいる人たちが鉄平が声をかけた人かもって。
「もしかしたらその人の子供かも、孫かもって」
いづみ「だぁれもいなくなっても、玲央が覚えててくれるの?」
頷く玲央。
見たはずのない景色を、夢に見る。
広大な海原、いくつもの島。
何千万年も昔に芽生えた命が、海の底で宝石へと変わる。
見えなくても、そこにある。
ダイヤモンドのように。
素晴らしいラストでした!
海に眠るダイヤモンド最終回ネタバレあらすじと考察!70年目の真実とはー。まとめ
廃坑となった端島。
あの日、ずっと待ち続けていた朝子。
鉄平はリナのため、まことのため命をかけ長崎へ。
再び端島へと言った玲央といずみ。
ここでようやく二人は鉄平の足跡を見つけたのでした。
そして新たな道へ。
明るい未来を感じるラストでした!
- 終わりを迎えようとしていた端島に新たな炭鉱が
- 鉄平は、朝子に想いを伝えようとしていた
- 玲央の前に賢将の息子が登場
- 11冊目のノートの存在が明るみに
- 端島では虎徹の兄が襲撃し、まことをさらう
- 助けに行った鉄平は自分が殺したと男に言う
- 命を狙われる事になり、リナと海へ
- 澤田の正体はまことだった
- 11冊目の真実が明かされる
- 端島は閉山
- 朝子は寅次郎と親密に
- 島を離れた朝子は次の進路へ
- 玲央といづみは再び端島に行く
- 鉄平が残した痕跡のなかにダイヤモンドがあった
- 結局見られないものの、鉄平の足跡を発見
- 鉄平は亡くなっていたが、朝子との想いでのコスモスを残していた