2024年秋のドラマとして、よる9時よりフジテレビ系月曜ドラマ『嘘解きレトリック』がスタート！
その第9話が12月2日(月)に放送されました。
第8話、『くら田』の大将と『八百六』六平の間で、弁当の注文数のトラブルが発生しました。
九十九夜駅では寸借詐欺が頻発している中、警察官の端崎馨は駅で困っていたご婦人を信じてお金を貸します。
左右馬たちが弁当の数トラブルの原因を突き止め、誰も嘘をついていなかったことがわかりました。
端崎馨は最後にご婦人から貸したお金が帰ってきたことで、大喜び！
左右馬は、鹿乃子に「君と言う人がいてくれて、僕は幸せものですね」と伝えたのでした。
端崎馨はステキな警察官だよね～
鹿乃子が左右馬の言葉にキュン♪でした
この記事はネタバレの要素を含みます。
まだ内容を知りたくないという方はご注意ください。
『噓解きレトリック』第9話あらすじ
第９話 12月2日 放送
祝左右馬（鈴鹿央士）の探偵事務所に藤島千代（片山友希）が来た。仕事の依頼なのだが、かねてから千代を苦手とする左右馬は気乗りしない。だが、浦部鹿乃子（松本穂香）が間を取り持ち、左右馬は藤島家の知り合いだという依頼主、実原久（余貴美子）と会うことに。ほどなくして久が事務所を訪ねて来る。気乗りしていなかった左右馬だが、久から目の前に依頼金を置かれた途端に乗り気になり、鹿乃子とともに久の依頼を聞くことに。
久は亡くなった娘の依里（吉田美佳子）の写真を左右馬と鹿乃子に見せた。依里は25年前、久の夫の書生である山岡乙吉（濱田和馬）と恋に落ちる。久の夫は怒って乙吉を追い出し、すぐに依里と別の男性との縁談を進めた。しかし、結婚式当日に依里は乙吉と駆け落ちしてしまったのだ。久は依里の行方を知りたかったが、久の夫は依里を探すことを許さなかった。そんな中、久の夫が急な病で他界。久が書斎を整理していると、依里の駆け落ち後を調査した書類が見つかった。調査書によると、依里は小さな町で“山岡鶴子”と名乗って暮らしていた。実原家の弁護士・神代（おかやまはじめ）は依里を探しに行くが、駆け落ちした後、乙吉は流行病で亡くなり、依里も一人の子どもを産んだ後に命を落としてしまっていた。
神代は、依里が残した子どもを探すために新聞広告を出すと、依里の一人息子だと名乗る徳田史郎（濱尾ノリタカ）と本条皐月（野村康太）が現れる。久の依頼は、左右馬にどちらが依里の本当の子どもなのかを見極めてほしいというものだった。うそがわかる鹿乃子は史郎がうそをついていることがすぐに分かるが、それを久たちにどのように証明すれば良いか頭を悩ます。
引用元：噓解きレトリック公式サイト
久々の登場の藤島千代が、祝左右馬探偵事務所に仕事の話を持ってきてくれました。
依頼者はお金持ちで、お金持ちならではの依頼のようです。
今回左右馬たちは、どんな方法で解決していくのでしょうか。
少女探偵・藤島千代の登場嬉しい～♪
千代お嬢様も何かやってくれると期待♪
『噓解きレトリック』第9話ネタバレあらすじと感想・考察
お金持ちの実原久は、「本当の孫はどちらなのか」の調査を、祝左右馬探偵事務所にします。
久の孫に名乗りを上げた二人の男性のうち、どちらが本物の孫なのでしょうか！？
孫二人は、徳田史郎演じる濱尾ノリタカさんと、本条皐月演じる野村康太さんです♡
二人ともイケメンで、どちらもステキ～♪
それでは早速、そのネタバレあらすじ部分を解説していきます。
千代お嬢様の紹介で探偵依頼が来る
昭和初年の九十九夜町・・・
祝左右馬探偵事務所の女中部屋に住む鹿乃子は、火鉢で暖を取りながら机に向かっていました。
鹿乃子の母・浦部フミに手紙を書いています。
しばらく手紙を書かなくてごめんなさい。
寒くなってきましたが、お元気でお過ごしですか？
私は今も同じ町で探偵さんのお手伝いをして暮らしています。
この街での暮らしにも少しずつ慣れてきました。
元気に過ごしていますので、心配しないでください。
鹿乃子は、母と別れた時のことが思い出されます。
お母さんに会いたい。
会うのが怖い気持ちもある。
その時事務所の一階から声がしました。
ごめん下さいませ！
千代は左右馬に会い来ましたが不在のため、戻るまで事務所で待たせて貰うと言います。
鹿乃子は、千代にティーカップに入れた白湯を出しました。
なぜ白湯なのかというと、寒くなってススキが採れなくなり、ススキ茶が出せないのです。
事務所の外では、窓越しに左右馬が中の様子を伺っています。
それに気がついた鹿乃子はぎょっとしますが、左右馬は唇に指を当てて「しーっと」とする仕草をしています。
左右馬はそっと逃げようとしていましたが、鹿乃子が掴んで戻そうとしますが、側にあった自転車と一緒に倒れてしまいました。
『ガシャーン！』
左右馬様！？
千代が外に出てきて、左右馬に気がつきました。
今日はお仕事の依頼でお邪魔しました。
左右馬は、千代に背を向けストーブで温まり、話を聞くのを嫌がります。
お父様の知り合いに困り事があって、お力を借りたいそうなの
千代さんのお父上の知り合いと言う事は金持ち！
そうですわねそれがどうかなさって？
お仕事の報酬を気にしているんです。
もちろん報酬は依頼人がお支払いくださるわ。
依頼人は、実原婦人よ。
左右馬は、とりあえず話を聞くだけならと了承しました。
『くら田』にご飯を食べにきた左右馬と鹿乃子・・・
くら田の主人は、修行時代のお友達の結婚式のため、一人で京都まで行っており不在です。
今日のお店は、ヨシ江が一人でお店を切り盛りしています。
八百六の六平が、そんなヨシ江を気遣います。
仕事も来ねぇ探偵に、ただで店を食わしてくれるこんなありがてぇ店なんてねえよなぁ
鹿乃子は恐縮してヨシ江に頭を下げて感謝します。
本当にありがとうございます。
そして先生に言います。
つけを払えるように、今回もご依頼がんばりましょう！
そして実原夫人が来る日・・・
千代と女中が祝左右馬探偵事務所に来ています。
それを見て鹿乃子が申し訳なさそうにしています。
お気遣い入りませんわ。
実原のおばさまをお連れするのに、安物のティーカップに注がれたただのお白湯をお出しするわけには参りませんもの。
千代はお嬢様なので、その言葉は本心で、悪気がないのです。
そして、黒い服を身に纏った実原のおばさまが、お付きの男性と一緒に現れました。
ごきげんよう。
実原久でございます。
素敵なお召し物ですね
亡くなった主人が西洋趣味でした。
長澤に前金をテーブルに置かせましたが、まず話を聞いてから受けることにしました。
千代は席を外すように言われ、渋々帰ることになりました。
依頼内容は、亡くなった一人娘に関することでした。
今から25年前のことです・・・
19歳だった一人娘の依里は、ご主人の書生だった山中乙吉と恋に落ちました。
怒った主人は山中をムチで打ち、「この恩知らずが出て行け！」と追い出しました。
主人はすぐに依里と別の方との縁談をまとめましたが、結婚式の前夜に山中と駆け落ちしてしまったのです。
すぐに依里を探し出したかった夫人ですが、「主人が依里は死んだものと思え」と言うだけだったので、夫人は依里の無事を祈ることしかできませんでした。
そして今夏にご主人が急な病で亡くなって書斎を整理していた時、依里と山中の所在を調べた調査資料が出てきたのです。
日付は駆け落ちから半年です。
調査書によると、二人は柳城町という山あいの小さな町にいました。
依里は「山岡鶴子」に名前を変え、英語教師となった乙吉と一緒に仲睦まじく暮らしていたということです。
ご主人もえりさんのことを心配していたんですね
いいえ、連れ戻そうとしたんですよ。きっと。
でも、それを読んで、親のつけた絵里と言う名の捨てたこと。
ささやかでも幸せに暮らしていたことを知って、さらに腹を立てたんでしょうね。
調査書はそれっきり。
調査書を見た弁護士の神代先生が、遺産のこともあって、柳城町に依里を訪ねました。
そして依里も体を壊し、夫人の孫にあたる子を産むときに命を落としてしまったとの事でした。
結局、依里にもう二度と会うことはできなかった
依里の子供の男の子は、平田さんと言う乙吉さんがお世話になったと言うご夫婦に引き取られました。
山梨の町から少し離れた稲吹と言う町に引っ越したらしいのです。
しかし、その町は20年前大雨による山崩れが起きて平田夫妻は亡くなっていました。
当時5歳の依里の子供も行方不明です。
町役場の記録も失われて名前もわかりません。
そのお孫さんの行方を探すこと、それが今回の依頼ですか？
いいえ、孫はもう見つかりました。
はい？
実は、弁護士の神代先生が尋ね人の新聞広告を打ったところ、二人の男性が訪ねてきたというのです。
今回の探偵依頼は、どちらが本当の孫なのか調査して欲しいというものでした。
一か月前、神代先生の元を訪ねてきたそうです。
災害で養父母の平田さんとはぐれ、施設や方向先を転々としていました。
尋ね人広告で伏せていた、鶴子と言う実母の名を知っていました。
徳田史郎という孫が現れた7日後に現れました。
稲吹の災害現場を泣きながら歩いているのを、今のご家族に拾われて養子となったそうです。
実母の「鶴子」という名前も知っていました。
2人のどちらが本当の依里の子か、見極めていただきたいの
今なら、お好きな方を選べるのに
実原夫人は、来週屋敷に二人を招くので、夕食を取りながら色々と質問して欲しいということでした。
それではよろしくお願いいたしますね
実原夫人は帰っていきました。
お屋敷に行くのワクワクだね
どんな会話が繰り広げられるのでしょうか！？
実原家へ二人の孫候補に会いに行く
実原夫人の屋敷へ訪問する当日、左右馬はウキウキして鼻歌を歌っています。
はい！タダメシタダメシ嬉しいな♪
お邪魔いたしますわ
千代さん！
やっぱりあなたたちボロを着て、実原様のお屋敷に上がるおつもりなのね
ちゃんと1番状態の良い服です
おばさまから伺ったわ。
お食事会にご招待されたらしいじゃないの。
そんな格好じゃみっともなくてよ。
左右馬は、失礼な千代に苦笑いです。
千代は、お付きの人と女中に指示をして、二階の部屋に荷物を運びました。
さぁ、始めますわよ
千代鹿乃子にお化粧をしてあげています。
左右馬は千代が持ってきた洋服には着替えず、いつもの洋服でいくつもりです。
鹿乃子は、素敵なワンピースに着替えてハイヒールを履き、階段の上で立ち止まっています。
可愛いね、鹿乃子君。
どうして降りてこないの？
なんでもないです
鹿乃子は恥ずかしかったのですが、大丈夫になりました。
では鹿乃子君、行きましょう！
実原さんの食事会に。
そう言って、左右馬は跪いて鹿乃子に手を差し伸べました。
お姫様扱いされて嬉しそうな鹿乃子♡
鹿乃子、本当に可愛い～
2人とも、とても美男子です。
紹介し合っている時、ぐーと誰かのお腹が鳴りました。
鳴ったのは、本条皐月でした。
すみません、昼が早かったもので・・・
徳田史郎が、そんな皐月にツッコミを入れます。
君、昼に弁当を3つも食べたじゃないか
皐月は弁当一つで一時間しか持たないと言い、皆が笑いました。
少し早いですけど、お夕食にいたしましょう。
皆様、食堂の方へどうぞ。
階段を下りながら会話をする皆を左右馬は観察しています。
あの～すみません、もう一度お二人の名前をお聞かせ願いますか？
僕は本条皐月、植木職人の見習いをやっています。
後から名乗り出た方です。
鹿乃子はその声から嘘を聞き分けています。
嘘は無い
名乗り出た順番なんて関係ないですよ、皐月君。
僕は徳田史郎、浅草の劇場で裏方仕事を。
嘘だ・・・
鹿乃子は史郎の嘘の声を聞き、左右馬に手で合図をします。
鹿乃子は史郎の嘘を見つけましたが、それをどう証明するかと考えています。
食堂へ着き、皆で食べ始めました。
じゃぁ、皐月さんと史郎さんの2人が対面するのは今日が初めてなんですか？
神代が返事をします。
そうなんだよ。いや、今まで個別に話を聞いたり聞いた話を私が確かめたりしておったんだがねぇ。
史郎が会話に入ります。
でも、2人とも小さい頃稲吹にいたんですから、1度位は会っているかもしれませんね。
鹿乃子は、「史郎さんの話す事は全て嘘」と感じています。
史郎は春先から芝居小屋で働いており、その前は横浜のダンスホールにいたと言います。
ダンスホールで雑用兼用事をしていました。
これも嘘
神代は、史郎の話は自分が裏取りしたので確かだと言います。
まとめた資料があると自慢気にしています。
そこで史郎が左右馬に話を振りました。
祝さん、他にも質問があればどうぞ
いいえ、今日のところはまずはこの資料を見せていただくことにします。ところで皐月さん、皐月という名前ですが、何か由来が？
お生まれが初夏の頃だとか・・・
生まれは冬なんですが、この名前は背守りが由来なんです。
かのこ、背守ってあの子供の着物の背中に縫う魔除けのためのお守りですよね？
はい、僕を産むとき、母が塗ってくれていた産着に、皐月の花のような背守りが縫ってあったんです。
実の母の思い出を持たぬ僕にせめてと平田の両親がつけてくれました。
では、その背守りを縫いつけたのは、鶴子さんなのですね
はい
神代が会話に入ります。
いや、様々な意味で損失である。
しかし、久さん、祝君に背守りの話はまだしておられんのですな？
えぇ、この間は時間がなかったものでまだ、、
嘘
その時、チラッと史郎が鹿乃子を見ました。
史郎さんは、背守りについて何か？
さぁ、僕は何も
これは本当・・・
そんな鹿乃子の動きをじっと見ている史郎に気が付き、鹿乃子は内心ドキッとしています。
き、気づかれてないよね？
なんか、史郎がやたら鹿乃子を見ている気が・・・
まさか、バレてる？
久のついた嘘
お屋敷に行った帰り道・・・
二人で今夜のことを話しながら帰っています。
史郎さんの話してた事は名前も全部嘘なんだよね？
はい、もっと話聞ければよかったんですけど
神代弁護士が全て先に答えるし、どんどんお酒飲ませて、皐月さんはベロベロに酔っちゃうし・・・
めちゃくちゃ絡んでくるし・・
史郎さんが神代弁護士の相手をしてくれたのに助けられた位だよ
先生、お酒断るから、ずっと絡まれてましたね
あれじゃ、まともに話を聞けない
史郎さんが嘘をついている事はわかりましたけど、それをどうやって証明するかですよね？
うん、まぁ正攻法では本物の徳田史郎を探し出すかなぁ
本物？
神代弁護士が裏取りを一応してるみたいだからね。
徳田史郎って名の職を点々とする身寄りのない稲吹出身の男はいるはずだよ。
偽の史郎はもともと本物の近くにいて、その過去を利用したんだよ。
ダンスホールで働いてたっていうのが嘘だったなら、そこで働いてたのは本物の方。
だったら探すことができそうですね
左右馬はなぜか苦い顔をしています。
鹿乃子は、左右馬が面倒くさいと思ってるのだと感じています。
偽物はそれで証明できるとして、それより気になる嘘がもう一つ。
それがわかれば、この件は解決するかもしれない。
久さんの嘘ですね
久さんは、おそらく本物の孫は本条皐月さんだと思っている
えっ
確かに史郎さんは偽物で、皐月さんは嘘ついていませんでした。
でも、どうして久さんがそれを？
そもそも2人の中に本物がいるとは限らない。
3人目4人目が現れるかもしれないんだから。
だけど、久さんの口は2人のうちのどちらかが本物だと確信しているかのようだった。
鹿乃子君もそう思い込む位に。
鹿乃子は、最初に夫人が言った言葉を思い出しています。
思い出しました！
それから、、、
さつきさんの背守りの話ですか？
あれ鶴子、つまり依里さんに直接つながる重要な情報です
ひささんは、先生にそれを話さなかった。
時間がなかったっていうのは、嘘って事は時間はあったのに、わざと言わなかったってことですよね
二人は、久がなぜ言わなかったのかを色々と考えます。
今わかっているのは、どちらも孫である可能性がある場合と少なくともさつきさんは孫ではない場合、そして久さんが背守りのことを話さなかったとなると・・・
久さんは、皐月さんを本物の孫の候補から外したくなかった！
左右馬たちは、翌日久に事務所に呼び、詳しく話を聞く事にしました。
皐月さんの方が本当のお孫さんだと思った根拠は何なのですか？
勘よ
久と皐月が出会った時の回想をしています。
久は、皐月の顔を初めて見た時に依里の子供だと思ったのです。
でも、背守りが違っていたんですね
女学校で依里が背守りを習った時は、鶴でした。
久が依里の時に縫ったのと同じ鶴にすると、依里は当時言っていたのです。
そこで、鹿乃子はノートを出して鶴の絵を描いてみました。
鶴の背守りってこういう感じですかね？
それ鶴？
はい、折り鶴です
こんな感じなんじゃない？
左右馬が書いた鶴の方が上手いです。
鶴の図案はいくつもあるわね。
私が依里の背に縫ったのは・・・あ！
どうかしました？
久は、ノートに鶴の絵を描き始めました。
そして、左右馬にその絵を見せると、左右馬は納得していました。
確かめに行きましょう！
どんなトリックがわかったんだろう
左右馬、早く解決してあげて～
本物の孫は誰だったのか？
そして、皆で屋敷に行くことになりました。
鹿乃子と左右馬のことを、じっと意味ありげに見つめる史郎。
左右馬は、机の上にメモ帳とペンを置きました。
左右馬は、皐月に尋ねます。
昨日言っていた皐月さんの名前の由来となった、さつきの花のような背守りを覚えていますか？
はい、覚えてます
その紙に書いてみてください
分りました
皐月が書いた絵を見ると、花のさつきでした。
久は笑い始めました。
これが、久さんが、依里さんに縫った背守り。
左右馬は、久が依里に縫った絵のイラストと、皐月が書いた絵のイラストをテーブルに置きました。
あぁおかしい。
これ鶴ね。
とても不格好な。
神代は気が付きました。
それじゃあ、依里さんの息子は皐月くん？
史郎にもう一度話を聞こうとすると、史郎さんが消えていました。
左右馬は走って史郎を探しに行き、鹿乃子も追いかけました。
あなたは誰なんですか？
名乗ったでしょう？あの人の孫でない事は認めますけど。
あなたは本物の徳田史郎じゃない。何者なんですか？
すごいなぁ。どうしてわかったんです？
時間の無駄でしょう。
とても目のきく探偵さんと助手さんのようだから。
本物の徳田史郎は？
怖い顔してやだなぁ。殺してなんていませんよ。
殺すって先生そこまで考えてたの？面倒がってるだけじゃなかった！
徳田史郎になりすまし、依里さんの子に成り変わろうとした。
でも、皐月くんも名乗り出てきたので、どうしたものかと思っていました。
探偵を呼ぶと聞いて、どうやって本物を見抜くか見てみたくてきたんです。
偽物の徳田史郎は、嘘を認めました。
皐月君が本物だとわかって良かった。
彼はとてもいい人だ。
安心してください。
実原家にはもう関わりません。
鹿乃子さん、今の僕の話はどっち？
そう言いながら、両手を組んで、鹿乃子の方を向いて尋ねました。
左右馬は、眉毛をピクリと動かして嫌な顔します。
えっ、鹿乃子の能力が見抜かれたってこと！？
なんか色々と情報多くてびっくりー！
名前も経歴も嘘だった偽物の史郎の言葉を思い出す鹿乃子。
「さつきくんが本物だとわかってよかった。彼はとてもいい人だ。」
史郎さんの言葉には嘘はなかった・・・
こうして、皐月が本当の孫だとわかり、久は皐月と仲良くなったのでした。
左右馬が久さん自身の嘘を解いたことで、依頼は解決しました。
その後、「くら田」にてご飯を食べる左右馬と鹿乃子・・・
大将が左右馬たちにご飯を出しています。
はいよ！蒸し寿司とえび芋と棒だらの炊いたん。
そして、ツケを払ってくれたから、もう一つおまけに千枚漬けだ！
おおー！
なかなか帰ってこへんなと思ってたら、京都であちこちの料理屋さんを回ってたんやて。
ヨシ江の言葉に、八百六の六平が返します。
でも、料理の腕は、おかみさんの方が上だけどなぁ
早言うてくれて嬉しいけど、それ嘘やろ
なんで嘘だってわかるの？
食べてはる顔見てたら、わかるわ。
そ、そんなわけあるかい！
その夜、雪が降る中、鹿乃子はポストにお母さんへの手紙が入った封筒を入れます。
封筒の裏には、鹿乃子の住所が書かれています。
お母さん、私の暮らしている街の名前は九十九夜町といいます。
その夜、鹿乃子は寝ながら一筋の涙を流したのでした。
鹿乃子のお母さん、手紙貰ったら安心するだろうね
娘を心配しているかも・・・
「鹿乃子さん、今の僕の話はどっち？」
徳田史郎の偽物って、何者！？
めっちゃ気になる～！
『噓解きレトリック』第9話ネタバレあらすじ・考察！野村康太と濱尾ノリタカが孫役を熱演！まとめ！
第9話では、千代の紹介で実原久夫人の孫探しの依頼を受け、今回も見事解決しました！
- 千代が知り合いの実原久夫人を紹介した。
- 久夫人は、孫候補二人のうち、どちらが本物か見極める依頼をした。
- 久夫人の屋敷に招かれ、一緒に夕食を食べながら話を聞いた。
- 鹿乃子は、孫候補の史郎が嘘をついていると見抜いた。
- 久夫人は、本当の孫は皐月だと勘でわかっていた。
- 調べた結果、本当の孫は皐月だった。
- 史郎は、徳田史郎という人物になりきった偽物だった。
- 史郎は、鹿乃子の「嘘を聞く能力」に気が付ていた。
- 史郎は、去り際に鹿乃子に「今の僕の話はどっち？」と言い、鹿乃子だけの手の合図をした。
解決して良かったけど、史郎が何者か気になる～
次回10話もお楽しみに♪
