『推しの子』は、赤坂アカ先生と横槍メンゴ先生のコラボレーションによる、芸能界を舞台にした転生サスペンス漫画です。2020年から週刊ヤングジャンプで連載中で、現在は第14巻まで発売されています。
そんな人気作の『推しの子』ですが、2024年1月24日に実写化が発表されました。
この作品は、推していたアイドルの子どもに転生した少年の物語で、漫画やアニメで大ヒットしましたね。
この記事では、そんな人気マンガ「推しの子」の実写化について、既に「ひどい」「難しい」と言われている理由について焦点をあて、その理由を調査・考察をしていきます。
人気マンガ「推しの子」が実写化!
実写化では、櫻井海音さんが主人公のアクア役、齋藤飛鳥さんがアイドルのアイ役、齊藤なぎささんがアクアの妹のルビー役など、豪華なキャストが発表されました。
2024年冬にAmazonのPrime Videoでドラマシリーズが配信され、映画も劇場公開される予定です。
「推しの子」は、赤坂アカと横槍メンゴによる人気漫画で、推していたアイドルの子どもに転生した少年の物語です。
この作品は、ファンタジーとサスペンスの要素を併せ持ち、芸能界の裏側やSNSでの誹謗中傷など、現代社会の問題を描いています。
この作品は、2020年に「週刊ヤングジャンプ」で連載が始まり、2023年にはアニメ化されました。
アニメの主題歌「アイドル」は、YOASOBIが書き下ろした曲で、米ビルボード・グローバル・チャートで日本語楽曲初の首位を獲得しました。
実写化は、Amazonと東映の共同プロジェクトで、2024年冬にドラマシリーズと映画の2本立てで展開される予定です。
- 主演のアクア役には、俳優の櫻井海音が抜擢されました。
- アイドルのアイ役には、元「乃木坂46」の齋藤飛鳥が起用されました。
- アクアの妹のルビー役には、元「=LOVE」の齊藤なぎさが演じます。
- その他のキャストには、原菜乃華、茅島みずき、あのなどが出演します。
また、原作者の赤坂アカは、実写化に対して次のようにコメントしています。
【推しの子】は芸能界に対して様々な言及をしている作品です。そして漫画作品の実写化についても触れています。良い事ばかりを言っていません。批判的な事も言っています。なので、もしかしたら【推しの子】が実写化する事は無いんじゃないかと思っておりました。そのような中で今回、実写化をしようと言って頂いた時には、キャストの皆様にも制作陣の皆様にも『本当に大丈夫ですか?』と聞きたくなる気持ちでした。引き受けて頂いた皆様には感謝の念が尽きません。
出典:ORICON NEWS
「推しの子」の実写化がひどい!?ひどいと言われる3つの理由とは
実写化が発表された推しの子ですが、その実写化がひどいとネット上では賛否の声が巻き起こっています。
そこでここからはネット上での「推しの子」の実写化がひどいという意見について、3つの理由を考察してまとめました。
推しの子の実写化がひどいと言われる主な理由は次の3つです。
- 原作のファンタジーとサスペンスの要素が実写では再現しにくい
- キャスティングに対する不満や疑問が多い
- 原作のファンの期待と製作側の意図が乖離している
1.原作のファンタジーとサスペンスの要素が実写では再現しにくい
「推しの子」は、伝説的アイドル・アイの“推しの子”として転生するというファンタジーな設定と、芸能界の裏側やSNSでの誹謗中傷などのサスペンス要素を併せ持つ作品です。
このような作品を実写化するには、高度な演技力や演出力が必要ですが、それが不足していると感じる人も多いようです。
特に、主人公のアクアやアイ、ルビーなどのキャラクターは、原作では独特の魅力や表情を持っていますが、実写ではそれが伝わりにくいという意見があります。
目の中に星が輝く表現も、実際に表現するのは難しそう…
また、原作ではショッキングな描写も多くありますが、実写ではそれが過剰になったり、逆に抑えられたりする可能性もあります。
そのため、原作の雰囲気やメッセージが損なわれるのではないかと心配する人もいます。
原作の良さがうまく伝えきれない実写化は、ファンが嫌がる要素の1つですよね。
2.キャスティングに対する不満や疑問が多い
「推しの子」の実写化では、主要キャスト6人のスペシャルビジュアルが公開されましたが、それに対して賛否両論が巻き起こっています。
ネット上では早速実写キャストの比較検証動画も上がっています。
主演のアクア役には、俳優として活躍する櫻井海音が抜擢されましたが、彼は原作のアクアのイメージとはかけ離れているという批判がありました。
また、アクアは母であるアイの死の真相を暴くために芸能界に潜り込むという役柄ですが、櫻井はそれに見合う迫力や存在感がないという声もあります。
櫻井さんのことをそもそもよく知らなくて叩いている人も多そうだけど…
確かお父さんがあの超大物芸能人の人よね??
また、アイ役には元「乃木坂46」の齋藤飛鳥が起用されましたが、彼女はアイドルとしての実績はあっても、演技力には不安が残るというコメントも。
可愛さは本家アイに負けないですけどね!
アイは、天性の輝きを放つ伝説のアイドルという役柄ですが、齋藤はそれに見合うカリスマ性やオーラがないという声もあります。
その他のキャストについても、原作のキャラクターとの相違や、演技力や知名度の不足などの理由で、不満や疑問を持つ人が多くいます。
3.原作のファンの期待と製作側の意図が乖離している
「推しの子」の実写化では、Amazonと東映の共同プロジェクトで、ドラマシリーズと映画の2本立てで展開されることが発表されましたが、それに対しても賛否が分かれています。
ドラマシリーズは、AmazonのPrime Videoで世界独占配信されることになっていますが、地上波ではなく動画配信サービス限定の配信ということで、原作のファンにとっては見るのが難しくなるというデメリットがあります。
また、映画は、東映配給で劇場公開されることになっていますが、こちらは劇場の音響や大画面で作品を見るのが楽しみになるというメリットもあります。
しかし、どちらも原作の内容を忠実に再現するのではなく、オリジナルの展開や設定が加えられる可能性があります。
そのため、原作のファンの期待と製作側の意図が乖離しているのではないかと不安に感じる人もいます。
最近だとワンピースの実写化も賛否が分かれて話題になりましたよね!
実写化の目的や方向性が明確になっていないという印象があります。
以上が、「推しの子」の実写化がひどいと言われている理由の3つです。
- 原作のファンタジーとサスペンスの要素が実写では再現しにくい
- キャスティングに対する不満や疑問が多い
- 原作のファンの期待と製作側の意図が乖離している
という点が、主な理由として挙げられます。
実写化はまだ始まったばかりで、完成した作品を見るまでは判断できませんが、原作のファンや視聴者にとって満足できる作品になることを願っています!
推しの子実写化に対するネット上での反応は?
ここからは今回の『推しの子』実写化の発表がされた直後の、SNSでの反応や評判、口コミを紹介していきます!
やはり否定的な意見が9割ほど
実際にSNSを検索しても、原作への愛ゆえか、否定的な意見がほとんどでした。。
一部を紹介していきます。
推しの子の実写申し訳ないが、ただのコスプレ大会にしか見えなくて見る気すらない
— 🌸はわわ🌸 (@hawawa_fate) January 24, 2024
はい、どうしてもこういった意見が非常に多く出てきていました。
うーん、でも気持ちは分かるかも。
推しの子は原作で実写化の闇に触れてるのによく実写化しようと思ったなって思うし、これで出演タレント個人を叩こうもんなら原作であかねを自殺未遂に追い込んだ時みたいになるし
— でんでん虫🐌 (@1010tumutumu_KK) January 24, 2024
話題にしちゃいけないなにかになりつつある
そうなんですよね、実は漫画やアニメの実写化については、原作でも触れられています。
それこそちょっと「闇」の要素を含むだけに、今回の実写化もこの原作で言う通りにならないといいのですが。。
推しの子の実写化のやつ
— うどんげおじさん🐰🐖【ケイ】 (@kei_umbrella) January 24, 2024
一発目にお出しされたキービジュアルがな。。。うん。。。
YOASOBIのアイドルのCDジャケットみたいな感じのビジュアルで実写化の告知をしたほうが良かったのでは?
と素人考えで思っている pic.twitter.com/aDlKRdSXBZ
これは「確かにそうかも!」って思っちゃいました。
今回のようにメインキャストを原作に似せて発表してしまうと、どうしても否定的な意見やコスプレのような見え方になってしまいますよね。
「ブラックジャック」の実写化ドラマの発表も先日ありましたが、その時のピノコのように後ろ姿で誰が演じるのか分からないようにした方が、話題性的にも良かったように思います。
比較的前向きなコメントも
多くはありませんが、実写化についてそこまで否定的ではない意見も見られました。
推しの子
— 耶麻丁(O゚皿゚O) (@cat_Rat_dog) January 24, 2024
実写化キャスト
何か違う感じしかしない
なんかしっくりくるの唯一あのちゃんくらいかな…
実写化キャストはなかなかイメージと合わないというコメントが多いなか、あのちゃん演じるMEMちょは比較的受け入れられている様子でした!
単純にコスプレとしての完成度が高くて元ネタの雰囲気を壊していないのが受け入れられている要因!?
推しの子、実写化が色々言われているが、とりあえず見てから批判しようぜの姿勢
— カミシバキ💬 (@jN6CWZswZKkRkD5) January 24, 2024
今公開されている情報だけでは、作品のの良し悪しは分からない、取り敢えず見てみようぜ!
という、比較的冷静な意見も見られました。
原作が神過ぎるゆえの実写化への批判!?原作の3つの大きな魅力を解説
ここまで実写化に対する批判的なコメントが出てくる背景には「原作が素晴らしすぎて実写が原作やアニメを超えない」という大きな難題を抱えているからに他なりません。
そこでここからは、原作である『推しの子』の数ある魅力の中から3つ厳選して紹介していきます。
『推しの子』の魅力は次の3つです。
- 斬新すぎる設定と展開
- 魅力的なキャラクター
- 多彩なジャンルの要素
それぞれ詳しく解説していきます!
斬新すぎる設定と展開
物語の主人公は、アイドルグループ「B小町」のセンター・星野アイの大ファンである産婦人科医・ゴローです。
彼はある日、病気療養中のはずのアイが双子を妊娠したことを知り、彼女を支えることを決意します。
しかし、その直後に事故に遭い、アイの息子・星野アクアとして転生してしまいます。
さらに、アクアの双子の妹・星野ルビーも、ゴローの友人であった難病の少女・さりなが転生していました。
このように、転生という奇抜な設定を用いながら、アイの芸能活動や子育て、そして転生者たちの運命を描いていきます。
物語は予想外の展開や衝撃の事実が次々と明らかになり、読者を飽きさせません!
魅力的なキャラクター
物語の登場人物は、それぞれに個性や魅力があり、感情移入できるキャラクターが多いです。
特にアイは、母としてもアイドルとしても全力で生きる強く美しい女性です。
彼女は子どもたちに愛情を注ぎ、ファンに感謝を伝え、仕事に情熱を傾けます。
彼女の表情や歌声には、熱量や感動が伝わってきます。
また、アクアとルビーは、前世の記憶を持ちながらも母の幸せを願い、自分の夢を追いかける姿が可愛らしく、応援したくなります。
他にも、アイの仲間やライバル、アクアとルビーの友人や恋人候補など、個性豊かなキャラクターが物語を彩ります。
多彩なジャンルの要素
物語は、芸能界の華やかさやシビアさ、転生者たちの葛藤や成長、恋愛や友情など、さまざまなジャンルの要素を内包しています。
そのため、読者の好みに合わせて、様々な視点から楽しむことができます。
例えば、
- アイドル好きなら、B小町のパフォーマンスや楽曲、アイのライバルとの対決などに注目できます。
- サスペンス好きなら、アイの子持ちの秘密や、彼女を襲った犯人の正体、転生の謎などに興味を持てます。
- 恋愛好きなら、アクアとルビーの恋愛模様や、アイの恋人の存在などに注目できます。
また、作品にはギャグやホラーなどの要素も散りばめられており、読者を飽きさせません。
以上のように、『推しの子』は、斬新な設定と展開、魅力的なキャラクター、多彩なジャンルの要素という3つの魅力を持った漫画です。
この作品は、アイドルや転生というテーマに興味がある人はもちろん、サスペンスや恋愛などの要素も楽しみたい人にもおすすめです。
現在は14巻まで発売されており、絶賛大人気連載中です!
もし、この作品に興味を持たれたら、ぜひ読んでみてください。
「推しの子」が実写化もひどい!と言われる理由は?ネットの評判や口コミを調査! まとめ
この記事では「推しの子」の実写化ニュースに対するネット上での評判やコメントをまとめて紹介しました。
「推しの子」の実写化には、賛否両論があります。
一部のファンは、原作の世界観や登場人物の魅力を再現できるか心配しています。
また、恋愛リアリティショーのエピソードが、木村花さんの自殺と似ているという批判もあります。
しかし、私は「推しの子」の実写化に期待しています。
この作品は、芸能界の裏側やSNSでの誹謗中傷など、現代社会の問題を描いています。
その問題に真摯に向き合い、感動や驚きを届けてくれると信じています。